彡(゚)(゚)「どの帝の時代やったか忘れたんやが(痴呆)、その帝の一番のおきにやった桐壷更衣っちゅう妃が、それはそれはかわいい子供を産んだんや」
彡(^)(^)「ワイやで!」
彡(゚)(゚)「でも妃としての順位が低かったマッマは、他の妃からいじめられとったんや……」
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(__)
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(o’ω’n)弘徽殿女御「あの桐壷更衣とかいう女、大した身分でもないのに生意気だおん! これでも食らうおん!」
(o’ω’n)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
J( ‘ー`)し桐壷更衣「くっさ! 廊下にう○こが撒かれてるじゃない!」
\_______________
彡(゚)(゚)「マッマはいじめが辛すぎて、ワイが3歳の時に死んでしまったんや」
彡(-)(-)「こうして成長したワイやけど、やっぱりマッマの事は忘れられんのや」
彡(゚)(゚)「そういえば最近、パッパ(帝)が藤壺女御っちゅう新しい奥さんと結婚したんやが、これがまたマッマにそっくりなんや……」
~彡(゚)(゚)やきう源氏、12歳~
彡(゚)(゚)「元服の時間だああああああああああああああああああああ!!!」
彡(^)(^)「これでワイも立派な大人や!」
彡(゚)(゚)「でも左大臣の娘と結婚させられたンゴ……」
(´・ω・`)葵上「げんじのお兄ちゃん、これからよろしくね」
彡(゚)(゚)「うっさいわ! なんで元服して早々そんなんを、政略のアレ(結婚)をせんといかんのや!」
彡(-)(-)「……やっぱり藤壺さん気になるなぁ。でもパッパの奥さんやしなぁ」
~結婚からしばらく経過~
彡(`)(´)「アカン、やっぱり葵とは気が合わんわ!」
彡(゚)(゚)「でも結婚してから、恋の何たるかが分かってきた気がするわ」
彡(●)(●)「それで改めて考えてみると、ワイの藤壺さんに対するこの気持ちは、やっぱり……」
彡(^)(^)
彡(^)(^)「王命婦っちゅう女房を手なずけたで! こいつを使って藤壺さんの寝所に忍び込むンゴwwwwww」
彡(^)(^)「よろしくニキーwwwwww」
J( ‘ー`)し「あっ、やきう源氏さま、何をなさいますか、あっ、あっ……」
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__
_
彡(゚)(゚)「やってしまったンゴ……パッパの奥さんなのに……」
彡(゚)(゚)「最近はお互いに避け合ってるンゴ……」
彡(;)(;)「辛いです……藤壺さんが好きだから……」
(●▲●)六条御息所「おう、また来たんかやきう。物好きなもんじゃのう」
彡(゚)(゚)「気性は荒いし何考えてるか分かったもんやないな、この未亡人!(美人やし身分は高いから、御息所との恋は宮中でも鼻が高いンゴねぇ)」
(●▲●)「建前と本音が逆と違うか?」
~彡(゚)(゚)やきう源氏、17歳~
彡(゚)(゚)「暇やなぁ……せや! みんなで女でも品定めするで!」
彡(-)(-)「めっちゃにんにく臭い女、指噛んでくるメンヘラ……世の中にはおかしな女(笑)もいるんやなぁ……」
( ・`ω・´)頭中将「やきうよ、中流の家庭にこそ良い女がいるものだぞ。かく言う私もそのパターンで一人忘れられない女がいたのだが、妻が彼女に嫌味を言っていたらしくてな。私は『常夏の女』と呼んでそれはそれはかわいがっていて、子供も一人できたのだが、それ以来音信不――」
彡(゚)(゚)「話が長い、謝れ」
( ・`ω・´)「すみま清少納言!」
彡(゚)(゚)「たまには葵の家に行けと言われてしまったンゴ……しょうがないから行ってやるで」
彡(`)(´)「ファッ!? 阪神が10対0で読売に完封負け!? クッソ腹立つンゴ!! 今日は厄日やから紀伊守の家に泊まって明日改めて行くンゴ!!」
彡(゚)(゚)「紀伊守がワイを泊めたくなさそうな顔してるけど、気にせずに泊まるンゴ。そういえばこの前、頭中将が言ってた中流家庭って、このくらいの家の事を指すんやろか」
彡(-)(-)「一人で寝るのは退屈やなぁ……」
彡(^)(^)「せや! 若い継母がこの家にいるらしいし、襲ったろ!」
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彡(゚)(゚)「やることやったはいいが、全然心を開いてくれなかったンゴ……」
彡(゚)(゚)「あれから何回か会いに行こうとしたけど、全然会ってくれないンゴ。帚木(やきう命名)たそ……」
彡(-)(-)「やきう源氏の不敗神話が崩壊……辛いです……」
彡(゚)(゚)「紀伊守が地方に行ったらしい?」
彡(^)(^)「これはアタックチャンスや! 今度こそ堕としてやるンゴ!」
彡(゚)(゚)「まずは落ち着いて覗き見や。……帚木たそ、この前も思ったけど、痩せとるし小柄やなぁ。嗜みが深そうで良い女には違いないが」
彡(゚)(゚)「それと、あっちに座っとるのは紀伊守の妹か……ふーん、エ〇チじゃん。けど、ちょっと品がないなぁ。大山悠輔を見習ってほしいわ」
彡(^)(^)「夜ンゴ。忍び込むンゴ」
彡(^)(^)「帚木たそ~~~~~~」
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彡(゚)(゚)「人違いだったンゴ……妹のほうと寝てしまったンゴ」
彡(゚)(゚)「あ、妹の着物持って帰ってきてもうた……あの娘の匂いがする……」
彡(゚)(゚)「なんか蝉の抜け殻みたいやなぁ」
彡(゚)(゚)「今日は六条御息所の家に行くンゴ」
彡(゚)(゚)「ついでに病気してる大弐の乳母のお見舞いに行くンゴ」
彡(^)(^)「おっ、乳母の家の隣に夕顔咲いてるやん! 誰か、行って取ってきてや!」
(‘ω`)侍従「ワカリマシタ……」
(`o´)夕顔「コラコラコラコラ~ッ! 人ん家の花勝手に取ったら駄目ばい!」
(‘ω`)「ア、スミマセン……」
(`o´)「別に言うてくれたら花くらいあげるとに」
(‘ω`)「イ、イインデスカ? ゴテイネイニ、オウギニ ノセテ モラッテ……」
(‘ω`)「モラッテキマシタ」
彡(゚)(゚)「ん、扇? なんや、歌が書いてあるなぁ」
彡(^)(^)「ええ歌詠むやん! あんな下の下の家にも掘り出し物が居るもんやなぁ。千賀滉大が育成4位入団やったようなもんか?」
彡(゚)(゚)「御息所の家に着いたで」
彡(゚)(゚)「やっぱり家の趣味の良さは、夕顔の家のネキでは勝負にもならんな」
(●▲●)「また別の女のところに寄り道しとうたんか。じゃけぇ来るんが遅かったんじゃな」
彡(゚)(゚)「い、いや、大弐の乳母の見舞いに行っとっただけや」
(●▲●)「なら、ええが」
彡(゚)(゚) (でも高嶺の花やったあの頃に比べて、御息所に一途じゃなくなってるのも事実や……)
彡(゚)(゚)「夕顔ネキ、やっぱり気になるンゴ」
彡(-)(-)「でも、堂々と通うのもアレやな。名前も身分も、いっそ顔も隠して行くか」
彡■■「ワイやで」
(`o´)夕顔「誰たい……。顔見えんし、服も汚か……でも、きっと高貴な人たい」
彡■■「そら、わざとバレんように変装しとるからな。ワイはこうしてでも夕顔ネキとおしゃべりしたかったんや」
_____
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彡■■「結局、一晩中寝んと過ごしてもうた……でもまだ夕顔ネキと話し足りないンゴ。結局、あんな貧相な所で暮らしてる夕顔ネキが何者なんかも分からんし……」
彡■■「そんなわけで、夕顔ネキを別荘に連れてきたンゴ」
(`o´)「それで結局あんた誰たい」
彡(^)(^)「ワイやで」
(`o´)「ま、まあまあの顔たいね」
彡(^)(^)「(もっと正直になっても)ええんやで? ワイはもっと夕顔ネキの事が知りたいんや」
_____
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彡(゚)(゚)「深夜、突然はっと目が覚めたんですね。年寄りでもあるまいし、こんな風に目が覚めることは今までなかった」
彡(゚)(゚)「しかも背中は汗でびっしょりと濡れて、寝間着が肌に張り付いて気持ちが悪い。もう夏は過ぎて、夜はむしろ肌寒いというのにです」
彡(゚)(゚)「嫌だな~怖いな~と思って、ふっと夕顔ネキのほうに目を遣りますと」
彡(゚)(゚)「……その枕元に、知らない女性が座っていたんです」
彡(゚)(゚)「咄嗟に、何者だーッと言って護身用の刀をその女性に向けました。こんな事態ですからもはや男も女も関係ない。今にも斬りかかるような体勢でその女性の目をクァァッと睨みつけたんです」
彡(゚)(゚)「するとその女性、何をするでもなくスーッと消えていったんですね。あれはどう考えても生身の人間の動きじゃない。幽霊か、あるいは……呪術の類だ」
彡(゚)(゚)「これはまずいと思ってすぐに夕顔ネキを起こそうとしたんです。起きろ、起きろーッて身体を揺すりながら」
彡(゚)(゚)「でも彼女は起きない。とっても嫌な予感がして彼女の首筋にそっと手を当てると」
彡(゚)(゚)「……脈がないんです。彼女はそこで帰らぬ人となった」
彡(゚)(゚)「のちに分かったことなんですがね、どうやら、頭中将の言っていた例の『常夏の女』というのは彼女の事だったらしい」
彡(゚)(゚)「頭中将の妻に脅されて身を隠していたようだったのですが……夜に現れた女性の影も、夕顔ネキを恨んだその妻だったのでしょう」
~真夏の夜のやきう怪談 完~
~彡(゚)(゚)やきう源氏、18歳~
彡(=)(=)「あかん、病気かかった……加持祈祷してもらわな」
彡(゚)(゚)「そんなわけで北山に来たで! 暇やしこの辺り散歩でもするンゴ」
彡(゚)(゚)「あそこに庵があるなぁ……」
彡(^)(^)「せや! 覗いたろ!」
└(*・ヮ・*)┘紫の君「あっ、すずめさんが逃げちゃった! だいじにお世話してたのに……」
彡(●)(●)「エッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ」
彡(゚)(゚)「なんやあのロリっ娘……めちゃくちゃかわいいやんけ……(藤壺さんにも似とるし)」
彡(゚)(゚)「…………」
彡(゚)(゚)「……」
彡(^)(^)
彡(゚)(゚)「そんなこんなで例のロリっ娘こと紫の君を誘拐……迎え入れたわけやが」
└(*・ヮ・*)┘「おにいちゃん、だれ? あやしい人? むらさきこわいよー」
彡(゚)(゚)「御覧の通り警戒状態や……まずは打ち解けんとあかんな」
彡(●)(●)「ハ、ハロー? ワワ、ワ、ワイはやきう源氏。ぜ、ぜぜ、全然怪しくないで」
└(*・ヮ・*)┘「げんじの、おにいちゃん? へんな名前!」
彡(-)(-)「う、うーん……打ち解けられたんかな……?」
彡(゚)(゚)「とはいえ、しばらく一緒に暮らせば大分懐いてきたわ」
彡(^)(^)「ワイは絶対に紫たそを理想のお嫁さんに育て上げるで!!!」
彡(゚)(゚)「ん? 藤壺さんが病気で里に帰った?」
彡(゚)(゚)「……」
彡(^)(^)「行ったろ!!!」
J( ‘ー`)し藤壺「やきう源氏さま……どうしてここに……ゴホッゴホッ」
彡(^)(^)「ん、まあ(色々と無理矢理な理由をこじつけて)な」
J( ‘ー`)し「……お見舞いにいらっしゃってくださったのはありがたいですが、その……」
彡(^)(^)「よいではないかwよいではないかw」
J( ‘ー`)し「あっ、やきう源氏さま、何をなさいますか、あっ、あっ……」
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彡(゚)(゚)「できちゃったンゴ……」
彡(゚)(゚)「亡くなった常陸宮の姫君……?」
彡(゚)(゚)「噂では引きこもりで琴だけが友達らしい」
彡(゚)(゚)「ド陰キャやんけ!!!」
彡(-)(-)「でも、その琴の音は聴いてみたいなぁ。行ってみるンゴ」
彡(゚)(゚)「ここが常陸宮邸か……今はもう荒れ果ててるけど、昔はここで常陸の天ちゃんが妃をひぃひぃ言わせとったんやろなぁ」
彡(゚)(゚)「おっ、琴の音が聞こえてきたで」
彡(-)(-)「うーんこの……琴だけが友達な割には上手くないなぁ。でも流石にええ音する琴やな」
彡(゚)(゚)「垣根が崩れてるンゴ。あそこから姿が見えるやろか」
( ・`ω・´)頭中将「奇遇だな」
彡(゚)(゚)「おファッ!? なんでお前がここにおるんや!?」
( ・`ω・´)「面白そうだから尾けてきたんだぞ」
彡(゚)(゚)「じゃあ奇遇でも何でもないやんけ。あと他人をこそこそ尾け回すな、謝れ」
( ・`ω・´)「すまな和泉式部!」
彡(゚)(゚)「とはいえ、やっぱり見えへんなぁ」
津田梅子「アラ、これが『源氏物語』という古典文学ね。」
津田梅子「日本最古の小説をお書きになられたのが、紫式部さまという才女だという事をお聞き致しましたわ。」
津田梅子「これは大和撫子の嗜み。さっそく読んでみることに致しましょう。」
津田梅子「ただのエ〇小説やんけ!!」
彡(゚)(゚)「姫に手紙を送ったンゴ」
( ・`ω・´)「ついでに私も送ったぞ」
彡(゚)(゚)「でも返事帰ってこんなぁ……」
( ・`ω・´)「私もだ。何故だろうか……」
彡(゚)(゚)「頭中将に先を越されるのも嫌やし、思い切って夜襲かけるンゴ!」
彡(-)(-)「そう言って押し入ったはいいものの……この姫、なーんかワイへの態度が変やないか……? 嫌われてるとかドン引きされてるわけではなさそうやが……」
彡(゚)(゚)「埒が明かんわ。でも、もう何回も凸ってるし、今更ポイ捨てするわけにはいかんなぁ」
彡(゚)(゚)「朝になったらご尊顔でも拝むか。せめて美人やったらなぁ……」
(公) 姫「……」
彡( )( ) ゚ ゚ 「ファファファのファッ!? 鼻は象みたいやし、なんか鼻頭が赤いし……ていうか顔縦に長すぎやろ! 門倉かお前は!」
彡(゚)(゚)「いやぁ、あの時は珍しいもん見たわ……でも髪の毛はサラッサラで綺麗やったな」
彡(゚)(゚)「おっ、姫からの贈り物や」
彡(^)(^)「真っ赤な着物か、いけるやん!」
彡(^)(^)「『着物は鼻の色と同じ末摘花の色です』……洒落もきいとるわ!」
彡(゚)(゚)「パッパが今度、朱雀院に行幸するンゴ」
彡(゚)(゚)「しきたりや何やで、お腹の大きい藤壺さんはそこでの催し物が見られないから、パッパが代わりに、リハーサルを藤壺さんの前でしてあげたンゴ」
彡(^)(^)「ワイは頭中将と一緒に『青海波』っちゅう舞をしたんや!」
彡(゚)(゚)「パッパ、藤壺さんにワイらの舞が一番やったなって言うてる」
彡(-)(-)「でも藤壺さん、なんか答えにくそうやなぁ。なんでやろなぁ……(すっとぼけ)」
彡(゚)(゚)「臨月が近いから、藤壺さんは帰省したンゴ」
彡(-)(-)「藤壺さんに会えないンゴ……落ち着かないンゴ……」
彡(゚)(゚)「というか紫たそ迎え入れたのがバレたせいで葵の機嫌も最悪やし……なんだかんだ最初の妻やからなぁ、大事にはしたいんやが」
彡(^)(^)「まぁワイの紫たそが懐いてくれてるからええわ! 最近はもっと美しくなってきてるしな! 紫たそ~」
└(*・ヮ・*)┘紫「むらさき、げんじのおにいちゃんのお嫁さんになるの!」
彡(●)(●)「そのセリフは犯罪ものやでぇ……」
J( ‘ー`)し藤壺「う、産まれる!」スポン
彡><c若宮「ハラディー! ハラディー!」
彡(^)(^)「予定よりも大分遅くなったけど、藤壺さんが赤ん坊を連れて帰ってきたで!」
彡(゚)(゚)「あ、アカン……パッパが赤ん坊見てワイに似てるなとか言い出した……。怪しんでるわけではないやろうが、ワイの心が持たへんわ……」
彡(^)(^)「あっ、そうだ(唐突) 源典侍とかいうBBAにセクハラして遊ぶンゴ!」
彡(゚)(゚)「アカン、BBAが本気になってしもた……なんか泣きついてくるし……失敗したわ」
( ・`ω・´)頭中将「ややや、けったいな! そこでマダムを誑かしている不届き者はまさか……」
彡(゚)(゚)「ヒエッ、頭中将やんけ! 一番めんどくさい奴に弱みを握られたンゴ!」
( ・`ω・´)「これはまたイケナイ火遊びにお熱なことだな、やきうよ」
彡(゚)(゚)「なんで状況最悪な時に来るんじゃ、謝れ」
( ・`ω・´)「ごめんな坂上田村麻呂!」
彡(゚)(゚)「ちなみにワイ、宰相になったンゴ」
彡(゚)(゚)「あと藤壺さんは皇后になったんやが、これで若宮の地位はある程度安定や」
彡(゚)(゚)「ワイの昇進も、若宮の後見人になってほしいっていうパッパの願望やろなぁ……最近パッパ、帝やめたいとか言うてるし」
~彡(゚)(゚)やきう源氏、20歳~
彡(^)(^)「ついにワイもハタチや!」
彡(゚)(゚)「まあ元服で成人は済ませてるし、単にきりの良い節目ってだけやけどな」
彡(^)(^)「桜の宴で披露した和歌が大ウケしたで! やったぜ。(源氏)」
彡(=)(=)「酔ったンゴ……宴も終わって暇だし藤壺さんに会いに行くンゴ」
彡(゚)(゚)「どこの戸も開いてへんなぁ……おっ、ここ開いてるやん! 誰の部屋やろか……」
彡(^)(^)「ファーーーーーーwwwwwww 最上位の妃のくせに藤壺さんに皇后の座を取られたくっさいくっさい脱糞系貴族こと弘徽殿女御さまの部屋やんけ!」
彡(^)(^)「入ったろ! よろしくニキーwwwwww」
彡(゚)(゚)「あれ、弘徽殿おらん……おっ、あそこに誰か一人おるな」
(●゚◇゚●)朧月夜「朧月夜がどうたらこうたら……(短歌)」
彡(^)(^)「チだ……w」
(●゚◇゚●)「な、なんですか貴方は!? 勝手に入ってきて……」
彡(^)(^)「大丈夫、ワイは何しても許されるんや」
(●゚◇゚●)「あっ、何をなさいますか、あっ、あっ……」
_____
___
__
_
彡(^)(^)「けっこうドタバタな夜だったンゴねぇ……名前も聞けんかったし……。とりあえず、後で相手が分かるように扇だけは交換してきたンゴ」
彡(゚)(゚)「しかし誰やったんやろか……弘徽殿の妹か、右大臣家の娘か……それとも弘徽殿の娘の五の君か、六の君か……」
彡(-)(-)「六の君はアッニ(皇太子)の妃になる予定やからなぁ、彼女やったらちょっと気まずいなぁ……」
彡(゚)(゚)「右大臣家主催の宴に呼ばれたンゴ。ここで探してみるンゴ」
(●゚◇゚●)「やきう源氏さま」
彡(^)(^)「いたンゴ! その声に間違いないンゴ! ……ん?」
彡(゚)(゚)「あっ(察し) 六の君じゃないか……(絶望)」
~彡(゚)(゚)やきう源氏、22歳~
彡(゚)(゚)「パッパが譲位して、アッニが次の帝に即位したンゴ。ワイは近衛大将になったンゴ」
彡(-)(-)「昇進したはいいものの、迂闊に徘徊できなくなったンゴ……」
(●▲●)六条御息所「最近はやきうの奴もつれないのう……葵祭にでも行って憂さ晴らしじゃ」
(●▲●)「ん? なんじゃあの一行は! うちの一行に割り込んできおって!」
(´・ω・`)葵上「あれ、あっちの一行と揉めてる……? 喧嘩しないでよー」
彡(゚)(゚)「最近、葵の様子がおかしい……妖怪に憑かれてるみたいや……」
彡(゚)(゚)「お腹に子供もおるのに……心配やな。とはいえワイがしてやれることは安産の祈祷を頼むことくらいや……」
(´・ω・`)「げんじのお兄ちゃん」
彡(゚)(゚)「なんや、葵」
(´・ω●▲●)「なんや、とはなんじゃ。わしの事を蔑ろにしよって」
彡(゚)(゚)「ヒエッ……六条御息所!?」
(´・ω●▲●)「思い悩むと、魂が身体から離れるっちゅうんは本当なんじゃのう……なあ、やきうよ?」
彡(;)(;)「いや、ほんま最近はすまんかった……! だ、だから許してクレメンス……」ジョバババ
彡(゚)(゚)「ガチのマジで怖かったンゴ……」
彡(゚)(゚)「葵は葵で難産になったし……」
(●▲●)「葵上が難産……? まさか葵祭の件が原因じゃろうか……」
(●▲●)「わしの生霊や、とと様の霊が出たっちゅう噂も広まっとる……」
(●▲●)「というか、なんで髪や服から祈祷の芥子の匂いがするんじゃ!? 洗っても匂いが取れんし……嫌なもんじゃな……」
彡(゚)(゚)「葵が難産の疲れでずっと寝たきりンゴ」
彡(^)(^)「看病してると、衰弱してる葵が愛らしく思えてくるンゴねぇ」
彡(-)(-)「ワイはなんで葵を物足りなく思ってたんやろか……」
(´-ω-`)「……」
(´-ω-`)「ゲホッ」
(´-ω-`)「」
彡(;)(;)「葵……? 葵ィィィィィィ!!!」
_____
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彡(゚)(゚)「葵は死んだ」
彡(゚)(゚)「ワイは葵パッパの家で喪に服して、四十九日の間籠った」
( ・`ω・´)三位中将「やきう源氏は、頭中将改め三位中将となった私と、雑談したりして暇を潰していたぞ」
彡(゚)(゚)「この流れでするこぼれ話と違うやろ、謝れ」
( ・`ω・´)「すみま蝉丸!」
彡(^)(^)「あっ、ちなみにその後、紫たそと初めてやる事やったんやで!」
~彡(゚)(゚)やきう源氏、23歳~
(●▲●)六条御息所「わしの娘がな、伊勢神宮でおつとめを果たすことになったんじゃ」
彡(゚)(゚)「はぇー」
(●▲●)「それでな、わしも一緒に伊勢に行くことにしたんじゃ」
彡( )( ) ゚ ゚ 「ほげええええええ」
(●▲●)「やきう、このままあんたとの関係を続けるのが、色々と辛くてな……すまんのう」
彡(゚)(゚)「ワ、ワイの気持ちは、今そこで折ってきた榊の枝の葉っぱみたいにずっと変わってへんで!」
(●▲●)「人ん家の榊をなに勝手に折っとるんじゃ……」
彡(゚)(゚)「近頃は全然相手してやれんかったが、それでもワイは御息所が好きなんや!」
(●▲●)「……やっぱりあんたの猛虎弁聞いてると、今までの辛いことぜーんぶ忘れられるのう……」
彡(゚)(゚)「それはそれは悲しいお別れやった」
彡(;)(;)「そんでその年の冬、今度はパッパが死んでしもたんや……」
彡(;)(;)「去年は最初の奥さんの葵、今年はパッパ……残酷なもんや……」
~彡(゚)(゚)やきう源氏、24歳~
彡(゚)(゚)「24歳、近衛大臣です」
彡(゚)(゚)「そういえば朧月夜たそは尚侍に位が上がったンゴ。まあワイは気にせず会いに行ってるんやけどな」
彡(-)(-)「でも朧月夜たそは、いま権力を持ってる右大臣側の人間……左大臣勢力のワイとしては、この関係は危険極まりないんや」
彡(^)(^)「せや! 藤壺さんの寝所に忍び込むンゴwwwwww」
彡(^)(^)「よろしくニキーwwwwww」
J( ‘ー`)し藤壺「あっ、やきう源氏さま、何をなさいますか、あっ、あっ……」
J( ‘ー`)し「やめてください!」
彡(゚)(゚)「ファッ!? やばいンゴ……拒絶されたンゴ……」
彡(゚)(゚)「次の日も懲りずに突撃したけど、駄目だったンゴ……ンゴゴゴゴ」
J( ‘ー`)し (やきう源氏さま、申し訳ありません……でも、私たちも良い身分になって、迂闊に会っては悪い噂が立ってしまいます。若宮を右大臣勢力から守るためにも、とても大事なこと)
J( ‘ー`)し (でも、やきう源氏さまと疎遠になるのも良くないし……どうすりゃいいんだ……)
J( ‘ー`)し (私を嫌う弘徽殿さんが力を持っているこんな世の中じゃ……ポイズン)
J( ‘ー`)し「わたし、出家します」
彡( )( ) ゚ ゚ 「ファッファッファッのファファファのファッ!?!?」
彡(;)(;)「そ、そんな……藤壺さんが……」
〈〈 ・`ω・´〉〉左大臣「左大臣やーめた!」
彡( )( ) ゚ ゚ 「ファーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
彡(゚)(゚)「いや、わろてる場合ちゃうやんけ……ワイら左大臣派は今からどうしたらええねん……」
彡(^)(^)「……とりあえず朧月夜たそのところにでも行くンゴ!」
(●゚◇゚●)朧月夜「いらっしゃーい」
_____
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彡(゚)(゚)「やらかした……密会がバレたンゴ……」
(●゚◇゚●)「ママンがいま激おこだよ」
彡(^)(^)
(●゚◇゚●)「なにわろ」
(o’ω’n)弘徽殿大后「やきう源氏の野郎がかわいいかわいいうちの娘に手を出したおん!? しかもよりによって帝の妃になった六の君!?」
(o’ω’n)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
彡(゚)(゚)「それはそうと」
彡(゚)(゚)「パッパに仕えてた麗景殿女御っちゅう人は、今はワイが金銭面で養ってるんや」
彡(-)(-)「その妹、三の君はワイの良い話し相手でな。あの子とは、それはそれは熱いイチマツ論争を繰り広げたもんや」
彡(^)(^)「せや! 久々に会いに行くやで!」
彡(゚)(゚)「道中で、昔出会った(意味深)女の子の家を見つけたンゴ。惟光、ちょっと行ってくるンゴ」
(‘ω`)惟光「ハイ……」コンコン
(‘ω`)「……ハイ、ハイソウデス……ハイ……ナルホド、ハイ……ソレデハ、シツレイシマス」
(‘ω`)「カクカクシカジカ……トイウコトデス」
彡(゚)(゚)「なるほど……あの娘にも、他の男が出来たんやなぁ……」
彡(^)(^)「よろしくニキーwww」
(○…●)麗景殿「お、やきう、久しぶりだね。どうぞ入って入って」
彡(^)(^)「この橘の木も昔と変わらんなぁ。そういえばこの前、橘高っちゅう審判がこれまた酷くてな」
(○…●)「まったく、そういう話は妹としたら? あっちの部屋にいるよ」
彡(^)(^)「ほんまか! 行ってくるわ!」
彡(^)(^)「お、開いてんじゃーん!」ガラガラ
(☆…●)三の君「お前が開けたんだよなぁ……って、やきうじゃん、急にどうしたのさ」
彡(^)(^)「いや、大谷翔平は二刀流を続けるべきか、議論でもしようかと思ってな」
(☆…●)「相変わらずだね、君は」
彡(^)(^)「しかしここは落ち着くなぁ、やっぱり……」
彡(゚)(゚)「……」
彡(;)(;)
(☆…●)「ど、どうしたんだ急に!?」
彡(;)(;)「い、いや、なんでもない……ただ色々と懐かし過ぎてな……」
_____
___
__
_
彡(゚)(゚) (ここは昔と何も変わらんなぁ。なんか、ほっとするわ)
彡(`)(´) (しかし三の君が野手専念派なのは意味分からんわ……二刀流続けたほうがええに決まってるやろ!)
彡(゚)(゚) (……そういえば、さっき家に寄った女の子といい、六条御息所といい、途絶えがちになるのが嫌になる女性は多いもんやなぁ)
彡(-)(-) (そら(会えない日が続けば)そう(心は離れていく)よ。しゃーない、当たり前の事やもんな)
彡(゚)(゚) (さっきの女の子も、心変わりをした一人なんや)
~彡(゚)(゚)やきう源氏、26歳~
彡(゚)(゚)「右大臣派の勢力がどんどん強くなってるンゴ……これは大変なことやと思うよ(他人事)」
彡(゚)(゚)「官位剥奪されたンゴ……。おぉ、もう……(絶望)」
彡(-)(-)「これ以上都におっても災いが起きるだけや、ワイは須磨に下る!」
彡(゚)(゚)「とはいえ、須磨なんて何もないクソ田舎に家族を連れて行くわけにもいかんな」
彡(゚)(゚)「っちゅうわけで、しばらくワイは須磨に行くことにした。元気にしてるんやで、紫たそ」
└(*;ヮ;*)┘紫「どんなところでも紫は一緒にいたいです!」
彡(-)(-)「でもな紫たそ、さらなる災いがワイに起きました、共々のたれ死にました、で終わんのか?(いかんでしょ)」
└(*;ヮ;*)┘「で、でも……」
彡(゚)(゚)「三位中将も達者でな」
( ・`ω・´)三位中将「私はいつでもフルイニング出場で頑張り続けるぞ」
彡(゚)(゚)「夕霧(葵との子)……次会うときは大きくなった所見せるんやで」
彡^^< 夕霧「パッパも元気でやるやで!」
彡(゚)(゚)「それに三の君も……また熱い議論を交わそうやで」
(☆…●)「うん。今度会うときには、大谷が野手専念するのが正解だったと証明されてるだろうけどね」
彡(-)(-)「ほな、また……」
彡(゚)(゚)「出発前夜ンゴ」
彡(゚)(゚)「尼になった藤壺さんにも会ってきたンゴ。元気そうで何よりだったンゴ」
彡(-)(-)「あと会うべきは……やっぱりパッパやな」
彡(゚)(゚)「っちゅうわけでパッパのお墓に来たンゴ」
彡(-)(-)「パッパ、ワイは須磨に下ることにした。みんなを置いて……すまんな」
彡(゚)(゚)「ん? あれは……」
彡[゚][゚]
彡(゚)(゚)「パッパ!?!?」
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彡(゚)(゚)「その時、ワイはパッパの幻影を見たんや」
彡(゚)(゚)「なんかの意味があったんやろか……」
彡(゚)(゚)「それはそうと、ワイは次の日の朝、何人かのお供だけを連れて須磨に旅立ったんや」
(‘ω`)「ゴシュジン……トウチャクシマシタ……」
彡(゚)(゚)「はぇー、ほんまに何もないところやな……」
彡(゚)(゚)「須磨で暮らし始めて、しばらく経ったンゴ」
彡(-)(-)「ここでの楽しみは、時々来る都からの手紙くらいしかないなぁ……野球も観れんし……」
彡(^)(^)「おっ、これは伊勢にいる御息所からの手紙ンゴねぇ」
彡(゚)(゚)「しかし、藤壺さんどうしてるんやろか……朧月夜たそにも会いたいンゴ……」
_、_
( ,_ノ` )明石の浦の入道「なに、都から1000年に1人の美男子(だと思い込んでいる精神異常者)がこの近くに下ってきた?」
_、_
( ,_ノ` )「これは娘の縁談を結んでやるチャンスなのでは……」
~彡(゚)(゚)やきう源氏、27歳~
( ・`ω・´)三位中将「久方ぶりだな」
彡(゚)(゚)「ファッ!? 三位中将やんけ! こんなとこ来て大丈夫なんか!?」
( ・`ω・´)「右大臣派にバレたら、私の事を罪に問うかもしれんがな! ハハハ」
彡(゚)(゚)「笑いごとちゃうやろ、謝れ」
( ・`ω・´)「もうしわけ在原業平!」
彡(^)(^)「せやけど、よう来てくれたわ。お礼にこの馬あげるわ」
( ・`ω・´)「これはかたじけない」
彡(゚)(゚)「……帰りたいなぁ……」
彡(゚)(゚)「昨日の3月1日にいつもの侍従のおっさん(‘ω`)と先日近くを通りかかった旅好きの陰陽師のにいちゃん(;゚;ё;゚;)とわし(27)の3人で須磨にある海の浜辺の下で祓いあったぜ。」
彡(゚)(゚)「今日も明日も休みなんでその辺で塩と大幣を手に入れてから滅多に人が来ない所なんで、そこでしこたま塩を撒いてからやりはじめたんや。」
彡(゚)(゚)「3人で大幣振りあいながら直衣だけになり持ってきた榊を3本ずつ入れあった。」
彡(゚)(゚)「しばらくしたら、空模様がひくひくして来るし、雨が出口を求めて雲の中でぐるぐるしている。」
彡(゚)(゚)「侍従のおっさんに大幣を振らせながら、兄ちゃんの撒いた塩を舐めてたら、先にお天道様がわしの口に雨をドバーッと出してきた。」
彡(゚)(゚)「それと同時におっさんもわしも糞を出したんや。もう体中、びしょぬれや、」
彡(`)(´)「……ってすごい雨降ってきたやんけ! 雷も鳴ってるし! お祓いは雨天中止や!!!」
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彡(゚)(゚)「その夜、夢に神様が出てきたんや。雷様みたいなやつやった」
彡(-)(-)「どうもワイの事を探してるみたいなんやが、なんでやろか……」
彡(゚)(゚)「やっと嵐おさまってきたンゴ……」
彡[゚][゚]「ブンブンハロー」
彡( )( ) ゚ ゚ 「おファッ!? パッパ(霊)やんけ!!!」
彡[゚][゚]「ムスッコ、住吉の神の導きに従うんや……夢に出てこんかったか?」
彡(゚)(゚)「ど、どういうことやパッパ!? 確かに出てきた気がするけども!」
彡[゚][゚]「具体的には、夜が明けたらまた浜辺に行くんや……それでここを立ち去るんや」
彡(゚)(゚)「そ、そんな事言うたって、そっからどこ行けばええねん」
彡[゚][゚]「ほな、また……」スーッ
彡(゚)(゚)「消えた……」
彡(゚)(゚)「パッパ、無能」
彡(゚)(゚)「一応、言う通りに浜辺まで来たはええが……」
_、_
( ,_ノ` )入道「熱 烈 歓 迎 源 者」
彡(゚)(゚)「ファッ!? 誰やこのハゲ!?」
_、_
( ,_ノ` )「申し遅れました、わたくし明石のほうで坊主をやっている者でして……」
彡(゚)(゚)「ほーん」
_、_
( ,_ノ` )「住吉の神のお告げで、貴殿をお迎えに上がるため、嵐の中明石から舟を漕いで参りました」
彡(゚)(゚)「住吉の神!? やっぱりパッパの言うたことは間違ってなかったんか!?」
_、_
( ,_ノ` )「ではこの舟で参りましょう、行先は明石の我が家です」
彡(゚)(゚)「はぇーすっごいもてなし……」
_、_
( ,_ノ` )「時にやきう源氏さま、私には良い歳になる娘がいるのです。娘には幸せになってほしいと切に願っておりまして、その、よろしければ……」
彡(゚)(゚)「なんや?」
_、_
( ,_ノ` )「娘との縁談を考えてはいただけないでしょうか」
彡(-)(-)「これまた急な話やな……。ワイには、もう最愛の妻がいるんや。娘さんとしても、後々悩まされたくないやろうし、軽々しく『はい』とは言えんわ……すまんな」
_、_
( ,_ノ` )「そこをなんとか……後生ですから」
彡(-)(-)「うーん……」
彡(-)(-)「結局、押しに負けてしもた……」
(○▽○)明石の君「末永くよろしくお願いいたします、やきう源氏さま」
彡(゚)(゚)「そういえば若干、六条御息所に似てるよなぁ、この娘」
_、_
( ,_ノ` )「本当にありがとうございます、一生の喜びでございます」
彡(-)(-)「あとで紫たそに手紙送っとかなあかんな……」
~その頃の都~
(o’ω’n)弘徽殿大后「ファッ!? 帝が眼病に!?」
(o’ω’n)「ファッ!? 右大臣さまがお亡くなりに!?」
(o’ω’n)「祟りだおん!!! どうすればいいんだおん!!!」
(o’ω’n)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
彡[^][^] (ニッコリ)
彡[^][^] (これで我がムスッコの帝が、重い腰を上げてくれればええんやが……)
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彡(゚)(゚)「ファッ!? 都に帰ってこいやと!?」
(‘ω`)「ハイ……ソノヨウニ ミカドガ……」
彡(゚)(゚)「アッニが動いたんか……サンキューアッニ、フォーエバーアッニ」
(○▽○)明石「で、では、その通り都に戻られるのですか?」
彡(-)(-)「そうやな……短い間やったが、お別れや」
(○▽○)「そんな……」
彡(゚)(゚)「ただいまやで!」
彡^^c春宮(若宮)「おかえりなさい父上!」
彡(^)(^)「大きくなったなぁ、若宮! いや、今はもう春宮か?」
└(*・ヮ・*)┘「おかえりなさい!」
彡(^)(^)「ウヒョヒョwチだねぇw ……いや、綺麗になったなぁ、紫」
└(*・ヮ・*)┘「もう2年半も経ちましたからねぇ」
彡(゚)(゚)「あっ、そっかぁ(痴呆) そしたら紫も成人なんやな」
~彡(゚)(゚)やきう源氏、28歳~
彡(゚)(゚)「そんなわけで、都に戻ってきたワイは無事に官位も元に戻って、さらに権大納言に昇進したんや」
彡(^)(^)「完全復活というわけや!」
彡(゚)(゚)「こうして帰ってこられたのも、もしかしたら全部パッパのおかげなんやろか……」
彡(^)(^)「サンキューパッパ、お礼に式典開いたるわ!」
彡(^)(^)「おほ^~、ワイの開いた法華八講、めちゃくちゃ人来てくれたわ! なんか嬉しいわ!」
(o’ω’n)弘徽殿「クッソ人集まってるおん……やきう源氏を蹴落とせなかったおん……」
(o’ω’n)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
~彡(゚)(゚)やきう源氏、29歳~
彡(゚)(゚)「今日は即位礼や」
彡(゚)(゚)「ついこの前春宮が元服したんやが、そのタイミングを見計らって、アッニ(帝)が譲位することを決めたんや」
彡(゚)(゚)「ちゅうわけで、藤壺さんとパッパの子(と表向きには思われている)である春宮が、冷泉帝として即位することになったわけやな」
彡^^c冷泉帝(春宮(若宮))「キャッキャッ」
彡(^)(^)「ちなみにワイは内大臣に昇進や! 出世が順調すぎて逆に怖いわ!」
( ・`ω・´)権中納言(三位中将)「私は権中納言になったぞ」
彡(゚)(゚)「明石の君が出産したらしい」
彡(゚)(゚)「とりあえず乳母を送ったンゴ。五十日のお祝いのときには使者も送る予定ンゴ」
彡(-)(-)「ただ、紫たそにはちゃんと言っとかなあかんな。噂から耳に入ってきて、変に勘違いされてもアレや」
彡(゚)(゚)「そういえば、最近は紫たその機嫌を収めるのに忙しくて、三の君のところに行けてへんなぁ……今度会いに行くか」
彡(゚)(゚)「この前会いに行った朧月夜たそも……もう昔みたいには相手してくれんかったし」
(●▲●)六条御息所「久しぶりじゃのう、やきう」
彡(゚)(゚)「ファッ!? 御息所やんけ! 伊勢から帰ってきたんか!」
(●▲●)「帝が代わったと聞いたけぇの。娘と一緒に帰京したんじゃ」
彡(゚)(゚)「でも御息所、顔色悪いで……大丈夫なんか?」
(●▲●)「まぁ、年かのう……もう長くはないじゃろ。じゃけぇ尼になることにした」
彡(゚)(゚)「そうか、あかんか……」
(●▲●)「その代わりと言ってはなんじゃが、わしの娘の面倒を頼まれてくれんか」
彡(゚)(゚)「わかったやで。今のワイは真面目(当社比)や、信頼してくれて結構や」
彡(-)(-)「それから1週間くらいして、御息所は亡くなった」
彡(゚)(゚)「そして目下の問題が、結構深刻なんや」
彡(゚)(゚)「まず、御息所から託された娘……ワイは冷泉帝の後宮に入れたいと思ってるんやが、なんとアッニがこの娘に思いを寄せてることが判明したんや……」
彡(゚)(゚)「で、藤壺さんに相談しに行ったんやが……そしたら、藤壺さんのアッニも自分の娘を後宮に入れたがってるらしいんや」
彡(゚)(゚)「さらにさらに、( ・`ω・´)中納言の娘も同じくらいの年頃なんや……もしかしたら……」