内川の一言がきっかけで2ちゃんねるでも話題に
09年に年間5本塁打を放つも、翌年は32試合の出場に留まった。シーズン前の春季キャンプ初日、内藤さんは当時の2軍監督・白井一幸氏から「やったことないことに挑戦した方がいい」と勧められ、経験のないセカンドの練習を始めた。
この年の戦力外候補との噂もあり、白井氏からも「今年で終わるぞ」と発破をかけられ必死だった。梶谷(現巨人)らにサインプレーの教えを請いながらも開幕1軍を掴み、シーズン初戦で嬉しいサヨナラ打。ヒーローインタビューでは男泣きした。
このヒットは、ネット上で思わぬ反響を呼んでいた。発端は、この年からソフトバンクに移籍していた元同僚・内川聖一(現ヤクルト)が語ったとされる一言。内藤さんのサヨナラ打を伝え聞き「お、ナイトゥー!」と反応したことがニュース記事で伝えられて以降、内藤さんはネット上で「ナイトゥー!」として人気者になった。
「未だにインスタの投稿とかには『お、ナイトゥー!』ってコメントがたまに入って来ます(笑)。当時のことは知らない人の方が多いので、未だに覚えてくれているのは有難いです」。2013年に戦力外通告を受けた内藤さんは、現在カシマヤ製作所で営業として活躍。おもちゃのほか、プロ野球統括マネージャーとして野球用品も扱っている。
今伝えナイトゥー!今届けナイトゥー!この
チン…
ソフトバンク・内川が猛打賞。新天地でチームを今季初勝利に導いた。
オフに横浜からFA移籍。求めたのは「勝利の味」だった。在籍した10年間では3位が2度あっただけで、最下位は実に7度。「(試合後の)ハイタッチの喜びが薄れてしまった…」。
1勝、1敗の重みをより感じて野球がしたい。深く思い悩んだ末に、昨季のリーグ優勝チームへの移籍を決断した。それでも古巣への愛着は変わらない。12日の開幕戦。横浜が内藤のサヨナラ打で中日に勝利したと聞くと「お!ナイトゥー!」と大喜びした。
「これからも大事な場面で打ちたい」。これから何度も繰り返すであろうハイタッチ。その先に連覇が待っている、と内川は信じている。
よくみるとただ横浜から出た喜びを感じてるだけだよなこれ