キャットハンズは20日、早川あおい監督(40)が成績不振のため辞任すると発表した。パワプロ2軍監督(40)が監督代行に就き、あす21日のパワフルズ戦(またたび)から指揮を執る。
チームはこの日、今季4度目の4連敗で16勝33敗4分けとなり、21日にも自力優勝の可能性が消滅する。
96年を最後に12球団一リーグ優勝から遠ざかるチームの逆襲へ、早川監督は不惑の誓いを立てて臨んだシーズンだった。「1人1人が変わらないと、同じ結果しか出ない。コーチ、選手みんなで変わる」。
監督就任後、幾度となく提言しチームを鼓舞。グラウンド内外でナインと積極対話し、コミュニケーションを図ってきた。1年目の昨季は5年連続Bクラス、3年ぶりの最下位に沈んだが、反攻の起爆剤としてバルカンズから獲得した六道の不振は誤算の一つだった。
節目の敗戦は、今季を象徴する展開だった。初回に八尺、冴木の2度の二盗成功が、リクエストでいずれも盗塁死に覆る珍事で拙攻劇が幕を開けた。
両軍ブルペンデーだったにも関わらず、プロ初先発の露木には5回零封。6回、2点を返し、なおも無死満塁で六道が3球三振。
9回に冴木の中前適時打で1点を返し、なおも1死一、二塁でも六道は3球三振に倒れ、早川監督は「(1本が)出たらというところですけどね…」と嘆くしかなかった。
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