1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:10:41.96 ID: ID:dnhTh59z0
一方その頃…
七咲「はあ…今日も先輩格好良かったなぁ・・・///」
七咲「もっと先輩の色んなところを見てみたい・・・」
七咲「そういえば先輩は年上好きだったらしいけど・・・」
七咲「私が先輩より年上だったらどうなってたんだろう・・・」
七咲「もしかして今よりもっと親密に・・・?それとも・・・」
七咲「・・・・・・・・・スー・・・スー・・・」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:13:07.43 ID: ID:dnhTh59z0
翌日、登校中
七咲「ふぁ・・・今日は体が重いな・・・なんだか年をとったみたい」
森島「おっはよっ!逢ちゃん!」
塚原「おはよう、逢」
七咲「あっ、おはようございます、塚原先輩、森島先輩」
塚原「・・・?逢・・・あなた寝ぼけてるの?」
七咲「?」
森島「わお!逢ちゃん今日はそういうキャラなの!?面白そう!私もやる!」
森島「では行きましょう!逢ちゃん先輩!ひびきちゃん先輩!」
塚原「あっ、待ってよはるか、行こう逢」
七咲「えっ?ええっ・・・?」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:16:25.33 ID: ID:dnhTh59z0
七咲「(あっ美也ちゃんだ)」
七咲「おはよう美也ちゃん」
美也「・・・おはようございます」
七咲「?元気ないね」
森島「かわいいわね、知ってる子?」
七咲「ええ、ご存知ありませんでしたっけ?」
森島「あんなかわいい子と知り合いだなんてやるじゃない!このこのっ!」
塚原「でも向こうはそんな様子でもないみたいけど」
七咲「そうですか?・・・あれ?行っちゃった」
七咲「(そういえば以前森島先輩が苦手って言ってたっけ)」
七咲「(仲直りしたはずなのに、なにかあったのかな)」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:19:15.83 ID: ID:dnhTh59z0
輝日東高校
七咲「あのっ、塚原先輩、そっちは三年生の教室なので私は・・・」
塚原「はぁ・・・何言ってるのよ逢・・・あなたそんなに下級生に戻りたいの?」
七咲「戻りたいも何も私は・・・」
森島「まぁこっちはちょーっと最上級生としての自覚が足りないみたいだけどねー♪(つんっ)」
七咲「ひゃぁっ!」
塚原「ちょっとはるか・・・あんまり逢をいじめないの!」
森島「えー、ひびきちゃんだってよく逢ちゃんをいじめてるじゃない」
塚原「私はいいの、同じ水泳部だから」
森島「あーん!ひびきちゃんのイジワルぅ!」
七咲「(・・・なんだろこのノリ・・・)」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:21:27.63 ID: ID:OdzpiOsV0
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:21:56.70 ID: ID:5y6SVln40
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:22:46.45 ID: ID:dnhTh59z0
塚原「それじゃまたね、逢」
森島「逢ちゃんバイバーイ!」
七咲「ちょっ・・・待っ・・・!」
三年女子A「七咲さんおはよー」
三年女子B「七咲さん早く行こー、授業始まっちゃうよ」
七咲「えっ、あっ、はい」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:24:55.78 ID: ID:dnhTh59z0
授業中
七咲「(どうやら私は三年生になってしまったらしい・・・)」
七咲「(昨日の夜あんな事を考えてたから?そんなまさか・・・)」
七咲「(とりあえず一つだけ言えるのは・・・)」
七咲「(授業がさっぱりわからない!)」
教師「じゃあ次この問題を・・・七咲!」
七咲「!!えっと、その・・・あー・・・・・・わかりません・・・」
教師「あーん?まったくこの程度の問題がわからないなんて・・・おまえも今年受験だろ?大丈夫なのか」
七咲「あぅ・・・・・・///」
三年生「(クスクス)」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:28:42.43 ID: ID:dnhTh59z0
休み時間
七咲「今朝の美也ちゃんはなんだか変だったな、ちょっと話を聞いてみよっと」
七咲「あ、中多さん良いところに」
中多「ひっ・・・」
七咲「ちょっと美也ちゃんを・・・」
中多「ふえっ・・・あっ、あのっ、そのっ」
七咲「あれ・・・?」
美也「紗江ちゃん大丈夫!?」
中多「美也ちゃん・・・」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:28:56.17 ID: ID:FPxRuIw5Q
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:32:53.91 ID: ID:dnhTh59z0
七咲「あ、うん私もごめんね」
美也「それで、なんの御用でしょう」
七咲「ううん、やっぱりいいの、本当にごめんね」
七咲「(もしかして美也ちゃん達は私のことを忘れちゃってるのかな・・・)」
七咲「(ううん、多分三年生以外の知り合いはみんな私と知り合う前になっちゃってるんだ)」
七咲「(きっと、先輩も・・・)」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:34:53.81 ID: ID:LmefM6xBO
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:37:22.72 ID: ID:dnhTh59z0
昼休み
七咲「(やっと授業が終わった・・・うう・・・頭も三年生にしてくれれば良かったのに)」
塚原「なんだか元気ないね逢」
森島「逢ちゃん!お昼食べに行こ!」
七咲「あー、えっと、うん行こっか」
ガヤガヤ…
二年男子A「オイ・・・森島先輩だぜ」
二年男子B「おう・・・それに塚原先輩に七咲先輩も、相変わらずレベル高い集団だな」
七咲「(あの人達は二年生か・・・)」
七咲「(もしかしたら橘先輩も・・・居た!)」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:40:26.02 ID: ID:dnhTh59z0
梅原「おっ!大将、見ろよ森島先輩達だぜ」
橘「ああ見てるよ、やっぱりみんな美人だなぁ」
梅原「で・・・大将は誰が好みなんだ?」
橘「う~ん、そうだな・・・」
七咲「(ドキッ)」
橘「・・・やっぱり僕は森島先輩かな」
七咲「(・・・そうだよね・・・はぁ)」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:43:52.31 ID: ID:dnhTh59z0
放課後 校内
七咲「(テクテク)水泳部のみんなは私を覚えててくれた・・・ということは」
七咲「私が三年生として在籍した場合関わったであろう人の記憶はあるってことなのかな、なんだか難しい・・・」
七咲「!あれは・・・橘先輩」
橘「(気付いたらこんなに遅くなってしまった・・・早く帰ろう)」
七咲「橘せんp・・・じゃなくて・・・」
1、○ 普通に『橘君』
2、○ 年上っぽく『橘クン』
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:48:02.00 ID: ID:5y6SVln40
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:47:52.19 ID: ID:STkoQqRCO
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:50:37.16 ID: ID:dnhTh59z0
七咲「橘君」
橘「えっ、あっ、七咲先輩」
橘「って・・・なんで僕の名前を?」
七咲「あ、えっと・・・それは森島・・・さんが」
橘「も、森島先輩が?」
七咲「君の話を・・・」
橘「森島先輩が、僕の事を!?」
七咲「!!あわわ、そ、それは違くてえーとえーと!」
橘「森島先輩は僕の事をどう言ってたんですか!?」
七咲「あう・・・」
橘「教えてください!!」
七咲「そ、そんな事どうだっていいの!!」
橘「す、すいません!」
七咲「とにかく、私と・・・その、一緒に帰らない?」
橘「か、構いませんけど・・・」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 04:55:55.72 ID: ID:dnhTh59z0
橘「・・・・・・」
七咲「・・・(誘ったはいいけど、何を話したらいいんだろう・・・思いつかない)」
七咲「(私は本当は一年で、先輩の恋人だった、とか言っても信じてもらえるわけないし・・・)」
橘「・・・あの、七咲先輩」
七咲「なっ、何?」
橘「七咲先輩にどうしても聞きたいことがあるんです」
七咲「わ、私に?」
橘「そうです、先輩じゃなきゃ駄目なんです」
七咲「私に・・・///」
橘「あのですね・・・」
七咲「(ドックン…ドックン…)」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:00:03.64 ID: ID:dnhTh59z0
橘「森島先輩の好みってどんな男性なんですか!?」
七咲「・・・はい?」
橘「こんなこと本人に聞くわけにもいかないし・・・塚原先輩はちょっとコワ・・・聞きにくいですし」
七咲「それで私?」
橘「はい、七咲先輩は・・・思ったより話しやすそうでしたし」
七咲「(思ったより話しやすそう・・・か)」
橘「それで、どんな人がタイプだと思います?」
七咲「うーん・・・」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:05:22.68 ID: ID:dnhTh59z0
七咲「(・・・・・・)」
七咲「・・・少なくとも、君みたいな人じゃないよ」
橘「・・・そうですか・・・(ショボーン)」
七咲「(うっ・・・)」
橘「じゃあ・・・僕はここで」
七咲「あっ、うん、それじゃあね」
橘「(トボトボ・・・)」
七咲「・・・・・・」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:11:27.06 ID: ID:dnhTh59z0
七咲家
七咲「・・・(本当は知ってるんだ、実は私が先輩と知り合う前から森島先輩は橘先輩の事気になってたってこと)」
七咲「なのに・・・なんであんなこと言っちゃったんだろう」
七咲「ううん、本当はわかってる・・・先輩を渡したくない、私のそばに居てほしい」
七咲「最低だ・・・私って・・・自分勝手で、我侭で」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:16:05.16 ID: ID:dnhTh59z0
翌日
七咲「(薄々予感はしてたけどやっぱりこのままかぁ・・・)」
七咲「(あ、森島先輩だ、えーっとなんて呼べば・・・)」
森島「あっ!逢ちゃんおはよーう!」
七咲「お、おはようはるかちゃん」
森島「・・・・・・」
七咲「(あっ、つられてちゃん付けで・・・!)」
森島「やっと・・・」
七咲「(やっと・・・?)」
森島「やっと『はるかちゃん』って呼んでくれたのね!きゃー!嬉しー!」
七咲「(あーびっくりした・・・)今日ひびき・・・ちゃんは?」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:21:04.72 ID: ID:dnhTh59z0
森島「あーひびきちゃんねー、ちょっと先に行ってもらっちゃったの」
七咲「どうして?」
森島「その・・・ね、逢ちゃんには話しておきたくって」
七咲「え・・・」
森島「2年の橘君って知ってる?・・・知らないよね」
七咲「!!」
森島「2年のA組に橘君っていう男の子がいるんだけど・・・その子がね」
七咲「・・・・・・」
森島「ワンちゃんみたいでかわいいなぁって思ってたらね、なんだか気になってきちゃって・・・」
森島「これって・・・」
森島「恋なのかなぁ・・・って」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:26:55.08 ID: ID:dnhTh59z0
七咲「・・・どうしてそれを私に?」
森島「うんとね、ほら、ひびきちゃんに言うとからかわれちゃいそうじゃない?」
森島「それに、逢ちゃんも弟居るから年下の男の子のことわかるんじゃないかって」
七咲「うん・・・」
森島「ねえ、どう思う?」
1、○ そんな事私に聞かれても・・・
2、○ いいんじゃないかな、応援する
3、○ 駄目、絶対に駄目!
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:35:30.31 ID: ID:kxj1Crzn0
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:37:28.28 ID: ID:dnhTh59z0
3、駄目、絶対に駄目!
七咲「だっ、駄目、絶対に駄目!」
森島「え・・・ど、どうして?」
七咲「そっ!それは・・・その・・・」
七咲「橘君なんて、スケベで、変態で、どうしようもない人で・・・」
森島「橘君の事知ってたの?」
七咲「あっ・・・!」
森島「むむむ、しかもすっごく詳しいみたい、ねえねえ橘君のこともっと教えて!」
七咲「うぅ・・・・・・」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:40:55.85 ID: ID:dnhTh59z0
輝日東高校
森島「じゃあまた後でね!」
七咲「うん・・・」
七咲「(私ったらまたあんな事を・・・はぁ・・・)」
七咲「これから一体どうしたら・・・」
塚原「逢、おはよう」
七咲「あ・・・ひびきちゃん」
塚原「ひびき・・・『ちゃん』・・・?」
七咲「あっ、ごっ、ごめんね!ひびき」
塚原「いや、別にいいけど・・・どうしたの?ため息なんかついて」
七咲「ううん!なんでもないよ」
塚原「そう、逢がそういうならそうなんでしょうね」
七咲「うん、大丈夫大丈夫・・・」
塚原「・・・・・・(怪しいわね)」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:46:09.25 ID: ID:dnhTh59z0
昼休み
森島「逢ちゃーん!お昼食べよー!」
七咲「あっ・・・ごめんね、今日は一人で食べる・・・じゃあね」
七咲「(タッタッタッ)」
森島「? むむむ・・・逢ちゃんどうしたんだろ」
塚原「さあ、ね」
校舎裏
七咲「(ここなら誰にも会わない・・・かな)」
黒猫「ニャ~」
七咲「あ、プー、おいでおいで」
黒猫「ナ~ゴ(スリスリ)」
七咲「よしよし・・・・・・ねえプー、私どうしたらいいと思う?」
黒猫「ニャー?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:52:36.86 ID: ID:dnhTh59z0
橘「(何てことだ・・・あのクールな七咲先輩が猫に話しかけてるぞ!)」
橘「(あまり見ない方が良いかな?いやもう少し・・・)」
黒猫「フ~!」
七咲「?プー、そこに誰か居るの?」
橘「(やばっ!)」
カンッ!カランカラーン
橘「(しまった・・・!)」
七咲「誰っ・・・て、橘・・・君」
橘「いや・・・その・・・ははは」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 05:58:37.58 ID: ID:dnhTh59z0
自分のレスが総レスの3分の2近いってのはやはり寂しい
七咲「別に逃げなくても良いのに・・・」
橘「なんかあんまり見ちゃいけないかな~と思いまして」
七咲「本当、覗きなんて最低」
橘「す、すいません・・・」
七咲「クスッ、冗談だよ橘君」
橘「ははは・・・」
七咲「それ購買のパンだよね、お昼まだなの?一緒に食べようか」
橘「いいんですか?それではご一緒します」
39: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 : 2011/07/03(日) 06:00:19.16 ID: ID:l+Q7Goa80
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:03:13.83 ID: ID:dnhTh59z0
橘「・・・と、僕は思ったわけですよ」
七咲「クスッ、そうなんだ」
七咲「(やっぱり先輩と話してると楽しいな・・・♪)」
七咲「(・・・今朝の森島先輩との事・・・どうしよう、伝えるべきだろうか)」
七咲「た、橘君」
橘「なんですか?」
七咲「ええと・・・」
橘「?」
七咲「だから・・・」
橘「・・・」
七咲「・・・えっと」
橘「あの・・・言いにくかったら」
七咲「た、橘君はいつまで女湯に入ってたの?」
橘「へ?」
七咲「(何言ってるの私―――っ!!)」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:09:29.59 ID: ID:dnhTh59z0
実際にさるさんとやら喰らったことないからどんぐらいでなるのかわかんないんだよね
橘「○○までですけど・・・」
七咲「あ、そう・・・」
橘「・・・・・・」
七咲「・・・・・・///」
橘「あの・・・七咲先輩って」
七咲「(死にたい・・・)」
橘「なんだか、面白い人ですね」
七咲「・・・えっ?」
橘「もっとクールな人かと思ってましたよ」
七咲「そ、そうかな」
七咲「(そうだ、相手はあの橘先輩だった)」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:13:21.57 ID: ID:dnhTh59z0
キーンコーンカーンコーン
七咲「あ、もうこんな時間」
橘「あのっ、七咲先輩」
七咲「うん?」
橘「ま、またこうして一緒にご飯食べませんか?」
七咲「うん、良いよ」
橘「ありがとうございます!」
七咲「じゃ、またね橘君」
橘「はい、それでは・・・」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:14:19.03 ID: ID:rHCUZbDH0
期待
観ているぞ
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:19:35.17 ID: ID:dnhTh59z0
七咲「♪」
塚原「ふぅん、そういうことだったんだ」
七咲「わわっ!ひびき!」
塚原「ふふっ、隠さなくても良いのに」
七咲「あわわ・・・」
塚原「そんなに逢と橘君が仲が良かったなんてね」
七咲「こっ、この事!はるかには内緒にして!」
塚原「いいじゃない別に」
七咲「とにかく!」
塚原「わ、わかったわよ・・・」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:24:58.77 ID: ID:dnhTh59z0
数日後 昼休み
七咲「橘君のカニシューマイ美味しいね」
橘「先輩の作ったからあげも僕好みですごく美味しいです!」
七咲「ありがとう、ふふっ(先輩の好みはよーく知ってますから当然ですけどね)」
橘「ははは・・・」
橘「・・・・・・あの・・・」
七咲「何?」
橘「先輩って、結構モテてますよね・・・」
七咲「えっ・・・・・・」
七咲「(そう、さすがに森島先輩には及ばないみたいだけれど三年になった私は男女問わず人気があるらしい)」
七咲「(でもそんなの関係ない・・・私が本当に好きなのは橘先輩だけなのに)」
橘「なのに・・・そんな七咲先輩がなんで僕とこんなに親しくしてくれるんですか?」
七咲「それは・・・・・・」
七咲「・・・・・・」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:30:10.58 ID: ID:dnhTh59z0
ビュウウゥッ!
七咲「きゃっ!」
橘「うわっ!」
橘「(今、風でスカートがめくれて黒い下着が・・・)」
七咲「・・・見た?」
橘「い、いえっ!見てません!見てません!」
七咲「・・・そう」
七咲「正直に言ったら、もう一回見せてあげても良いんだけどなー・・・」
橘「みっ!見ました!黒でした!」
七咲「ふ~ん・・・やっぱり見たんだ」
橘「うっ・・・」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:36:18.55 ID: ID:Q/HBspsy0
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:37:54.19 ID: ID:dnhTh59z0
七咲「ふふっ、でも約束だから正直な橘君にはご褒美あげなきゃね?(スッ)」
橘「えっ!うわっ!」
七咲「ふふっ、何を驚いてるの?水着だよ」
橘「え・・・?あ・・・本当だ」
七咲「それとも、その方が橘君には好みだったかな?」
橘「べっ、別にそんなことは・・・」
七咲「クスッ、冗談だよ」
橘「ははは・・・」
七咲「(ふう・・・なんとか誤魔化せた)」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:45:14.98 ID: ID:dnhTh59z0
テラス
棚町「最近純一のやつ、七咲先輩と仲良いみたいねー」
田中「えっ!そうなの?」
棚町「うん、一緒にご飯食べてるところよく見るって聞いたわよ」
田中「ふ~ん、橘君もスミに置けないね」
森島「その話!詳しく聞かせて!」
棚町「うわっ!も、森島先輩!」
・
・
・
森島「そうなの・・・教えてくれてありがと!からあげ食べる?」
棚町「いえ・・・いいです」
森島「そう、それじゃあね!(タッタッタッ…)」
田中「・・・行っちゃったね・・・」
棚町「ていうか、あたし達出番これだけ・・・?」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:48:54.81 ID: ID:dnhTh59z0
三年教室
森島「逢ちゃん!!」
七咲「(ビクッ)な、何?はるかちゃん」
森島「どうして言ってくれなかったの・・・?橘君の事」
七咲「そ、それは・・・」
森島「本当の事を言って」
七咲「・・・・・・私は」
七咲「私は橘君が好き!誰よりも!はるかよりもずっと!!」
教室「(シー・・・・・・ン)」
森島「そう・・・」
森島「それが逢ちゃんの本当の気持ちなのね」
(ざわ・・・ざわ・・・)
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:54:52.25 ID: ID:dnhTh59z0
森島「んもぅ!水臭いじゃない!」
七咲「!!?」
森島「そっかそっか、逢ちゃんだったら安心ね!」
森島「いや~それにしてもお熱いでさぁねぇ~」
塚原「ふふっ、応援してるわよ」
三年女子A「七咲さんがんばー!」
三年女子B「ファイトだよ七咲さん!」
七咲「う・・・あ・・・///」
森島「橘君をかわいがってあげてね!」
七咲「(せ、先輩を犬みたいに・・・)」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:55:51.38 ID: ID:4H52WZyRI
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 06:58:54.08 ID: ID:FFva+9Ny0
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:00:02.49 ID: ID:dnhTh59z0
しばらく経ったある日の橘家
橘「(一年の頃から憧れだった美人でスタイル抜群の森島先輩・・・・・・)」
橘「(クールで近寄りがたいように見えて実はお茶目で、僕の事を気にかけてくれる七咲先輩・・・・・・)」
美也「(コンコン)にぃに、入るよー?」
橘「(一体僕はどっちが好きなんだろう・・・)」
美也「にぃにー入るよー!いいー?(ガチャッ)」
橘「うわっ!聞きながら入ってくるなよ」
美也「にぃにが返事しないからじゃん!何かしてたの?」
橘「べ、別になんだっていいだろ、考え事だよ」
美也「ふ~ん・・・ところでさー」
橘「何だ?」
美也「にぃに、七咲先輩と付き合ってるの?」
橘「ぶっ!な、なんでそれを・・・」
美也「あ~、本当なんだ~!にししし・・・にぃにもやるねぇ~」
橘「か、からかうなよ!七咲先輩とはそんなんじゃないって!」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:04:49.92 ID: ID:dnhTh59z0
美也「あ、そう・・・ならいいけどさ、七咲先輩って結構遊んでる人らしいよ?」
橘「な、なんだって?」
美也「う、うん・・・年下の男子をからかってその気にさせるのが趣味なんだって、二年の人が言ってた」
橘「それは本当なのか・・・?美也」
美也「う~ん・・・本当かどうかはわからないし・・・せっかくにぃにに彼女ができるかもしれないのにこんな事言いたくないけど・・・」
美也「みゃーはにぃにがまた騙されてトラウマになっちゃうんじゃないかと心配で・・・」
橘「・・・どっちにしろ美也には関係ないだろ、用がないなら部屋に戻れよ」
美也「あ、そうそうこの漫画借りてくね!」
橘「ああ・・・」
美也「それじゃーね・・・あくまで噂だけど・・・気をつけてねにぃに」
橘「・・・ああ・・・」
橘「(美也の言ってたことは言ってた事は本当なんだろうか・・・)」
橘「(七咲先輩がそんな人とは思いたくないけど・・・言われてみれば僕もよくからかわれているような気がする)」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:09:02.91 ID: ID:TpoGh/DQ0
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:09:05.16 ID: ID:dnhTh59z0
朝 輝日東校
橘「ふあ~~・・・(夕べはなかなか寝付けなかったから眠いな・・・)」
二年女子A「ね、ね、知ってる?七咲先輩の彼氏・・・」
二年女子B「知ってる知ってる、あの橘君なんでしょ?」
橘「!(僕の事だ・・・もうちょっと聞いててみよう)」
二年女子A「言っちゃ悪いけどさ・・・七咲先輩趣味悪いよね~」
二年女子B「大体吊り合ってないよね、水泳部のエースと変態男じゃ・・・」
二年女子C「あの橘君だもんね~」
橘「(な・・・!僕ってそんな評判悪かったのか!)」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:13:06.17 ID: ID:dnhTh59z0
二年女子A「でも七咲先輩って他にも彼氏が居るらしいよ?」
二年女子B「あの人の事だからまた遊びだったりするんじゃない?」
二年女子C「あの七咲先輩だもんね~」
橘「(そんな・・・七咲先輩の噂も・・・)」
・・・・・・・・・
二年女子A「・・・これで良いの?」
???「うん・・・上出来だよ」
???「でも橘君の事を変態男って言ったあなた・・・制裁っ・・・!」
二年女子B「正直すまんかった」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:17:37.22 ID: ID:dnhTh59z0
昼休み
七咲「(もう森島先輩に気兼ねする必要もないんだし・・・もっと会う機会も増やそうかな♪)」
七咲「橘君、待った?」
橘「あ・・・七咲先輩」
七咲「おや?元気がありませんね・・・・・・なにかあったの?」
橘「七咲先輩・・・もう止めませんか?こういうの・・・」
七咲「・・・え・・・?」
橘「僕と先輩じゃ吊り合わないですし」
七咲「そ、そんな事!そんな事・・・っ!!」
橘「それに、聞いたんです・・・七咲先輩、他に彼氏が居るって」
七咲「!!そんなの居ない!」
橘「それじゃ・・・さよなら・・・(ダッ!)」
七咲「待って!橘君・・・!待っ・・・きゃっ!(ベシャッ!)」
橘「(タッタッタッ…)
七咲「うう・・・橘先輩・・・待ってください・・・先輩・・・」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:20:53.10 ID: ID:dnhTh59z0
数日後 輝日東校
橘「(あれから・・・七咲先輩見ないな・・・なんだかすごく悪い事をした気がする・・・)」
橘「(いや・・・全然そんなことないよ、向こうの方が騙すつもりで近づいて来たんだし)」
塚原「あ・・・橘君、ちょっといい?」
橘「塚原先輩・・・なにか御用ですか?」
塚原「今日久しぶりに七咲が来たんだけどね?すごく元気が無くて、泣いてばかりで・・・何か知らない?」
橘「久しぶりに・・・って、ずっと休んでたんですか!?」
塚原「そうなの・・・理由も話してくれないし・・・橘君の事?って聞いても『違うの・・・違うの・・・』って言うばかりで」
橘「・・・・・・すいません、僕には検討もつきません」
塚原「・・・そう、あなたになら何か話してくれるかもしれないから、七咲が話してくれたら私にもできる限り教えてね」
橘「・・・わかりました」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:26:32.36 ID: ID:dnhTh59z0
二年教室
桜井「香苗ちゃ~~ん・・・」
伊藤「ん、どしたの?桜井」
桜井「あのね、純一が落ち込んでてね・・・なんで落ち込んでるのって聞いたら僕みたいなエロ生徒に近づかない方がいいぞ、エロが感染るぞ・・・って」
伊藤「はぁ、そりゃ~重症だわ・・・」
伊藤「まあ橘君が沈んでると桜井まで沈んじゃうもんね、ここは私が人肌脱いであげますか!」
桜井「やった~、香苗ちゃんありがと~」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:32:26.30 ID: ID:dnhTh59z0
梅原「おっ、伊藤さんに桜井さん」
伊藤「あ、梅原君、橘君居る?」
梅原「あ~~・・・居るには居るんだが・・・橘はご覧の通りこの調子で・・・」
伊藤「だから来たのよ、どーしたの橘君、七咲先輩にフラれたの?」
桜井「えっ!純一と七咲先輩、付き合ってたの!?」
伊藤「桜井・・・アンタ気付いてなかったのね・・・」
橘「付き合ってもいないし・・・フラれてもいないよ」
伊藤「嘘ばっか!だったらどうしてそんなに落ち込んでるのさ」
橘「はぁ・・・もういいじゃないか、所詮僕は七咲先輩とは吊りあわない男だったんだよ」
桜井「そんな事無いよ!」
橘「梨穂子・・・」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:37:30.18 ID: ID:dnhTh59z0
桜井「純一は優しくて格好良くて・・・みんなは気付いてないかもしれないけど私は知ってるよ」
伊藤「桜井・・・」
梅原「そうだぜ大将・・・桜井さんの言うとおりだ」
橘「ありがとう梨穂子・・・でも僕のためにそんな嘘つかなくてもいいんだぞ」
桜井「嘘なんかじゃないよ!純一は強い人だよ!」
伊藤「あのねぇ橘君!桜井はそんな器用に嘘つけるようなタイプじゃないって!橘君も知ってるでしょ!?」
橘「・・・そうなのかな・・・?」
伊藤「自信持ちなよ!私も保証してあげる!」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:42:27.88 ID: ID:Uv8lpua50
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:43:11.55 ID: ID:dnhTh59z0
テラス
橘「(梨穂子のおかげでなんだか元気が出てきたぞ)」
夕月「おっ!ポルノ少年、久しぶりだねえ」
比羽「・・・あいやしばらく・・・」
橘「あ、梨穂子の先輩、こんにちわ」
夕月「ちょーど良かったアンタに聞きたいことがあったんだよ、一体七咲になにがあったわけ?泣いてたよ、あのクールが売りの七咲が」
橘「・・・それをどうして僕に聞くんですか?」
夕月「とぼけるんじゃないよ!アンタと七咲がイチャコラしてたって事はみんなわかってんだ!アンタならなんか知ってんだろ!?」
比羽「正直に・・・話せ」
橘「先輩達には・・・関係のない事ですよ」
夕月「関係ないことじゃないつーっの!あんな一日中めそめそされてたんじゃこっちも滅入るっての!いいから話しな!!」
比羽「さもないと・・・」
橘「は、はぁ、実は・・・」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:49:18.29 ID: ID:dnhTh59z0
比羽「初耳・・・」
橘「でも、結構噂になってるみたいなんですよ」
夕月「アタシらも三年の中じゃ結構情報通のつもりだけどそんな話は聞かないな」
比羽「恐らく・・・ダウト・・・」
橘「それじゃあの噂は一体・・・?」
夕月「なんでもいいけどさ、早く仲直りしてやんなよ?」
比羽「頑張れ・・・若者・・・」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:53:37.75 ID: ID:dnhTh59z0
放課後 二年教室
橘「クリスマス委員の仕事ももう少しで終わりだね」
絢辻「そうね・・・・・・」
絢辻「橘君とこうして二人きりになれるのも最後かもね」
橘「ははは・・・」
絢辻「・・・・・・・・・」
橘「(なんだろう・・・心なしかさっきから絢辻さんが周囲の人気を確認してるような)」
絢辻「・・・ねえ、橘君」
橘「ん・・・何かな?」
絢辻「いつも委員の仕事を手伝ってもらってるお礼がしたいのだけど(スルスルスル…)」
橘「そんなの別に良いのに・・・気持ちだけ受けt・・・えっ!?」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 07:57:54.09 ID: ID:dnhTh59z0
絢辻「ふ~ん・・・気持ちだけでいいの・・・?(シュルシュル…バサッ)」
橘「(あ、絢辻さんがあろうことか僕の目の前で服を脱ぎ始めたぞ!)」
橘「(うわっ・・・絢辻さんがこんな事をする人だなんて、見ちゃいけないのに、目が離せないよ・・・)」
絢辻「やっぱり男の子ね・・・貴方今おあずけされたワンちゃんみたいになってるわよ」
絢辻「ねえ・・・橘君」
橘「(顔が近い・・・すごく良い匂いがする・・・)」
絢辻「私を貴方の物にして頂戴・・・?」
橘「(絢辻さん・・・すごく綺麗で・・・艶かしくて・・・僕は・・・僕は・・・)」
橘「(はっ!何を考えてるんだ僕は、僕には七咲先輩が・・・)」
橘「あ・・・」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:01:22.19 ID: ID:dnhTh59z0
絢辻「どうしたの・・・?橘君」
橘「ごめん!絢辻さん、僕は・・・!」
黒沢「あっ、あっ、あなた達!なにをしてるの!!」
橘「うわあ!!」
絢辻「ふふっ・・・来なすったわね、今回の事件の黒幕が・・・」
橘「えっ、ど、どういうことなの絢辻さん?」
~以下絢辻さんの裏表の無い素敵な名推理~
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96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:06:10.83 ID: ID:dnhTh59z0
絢辻「これでわかったでしょう?七咲先輩の噂も、橘君の評判もまったくのデタラメってわけ」
黒沢「あ、あなたにはっ・・・あなたには関係のない事でしょう?邪魔をしないで!!」
絢辻「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて~・・・って言うじゃない?」
絢辻「その馬だって自分とは無関係の事でも見すごせないような卑劣な行為だったから蹴ったんだと思うのよね」
橘「絢辻さん・・・」
絢辻「そういうことだから橘君、今回の件はたまたま見かけた私が馬だったってだけ、橘君は何も気にしなくて良いわ」
黒沢「くっ・・・(タッタッタッタッ…)」
絢辻「あら?意外と根性ないのね」
橘「その・・・ありがとう、絢辻さん・・・」
絢辻「気にしなくて良いって言ったじゃない、いいから早く彼女さんの所へ行ってあげなさい」
橘「うん・・・絢辻さん!またね!(タッタッタッ…)」
絢辻「・・・・・・(ボソッ)これで良かったのよね・・・詞・・・」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:11:14.05 ID: ID:yTPrlQrR0
修羅場イベントで
「二人のこと私が絶対に幸せにしてあげないから」
とかなんとか言ってる黒辻さんが白辻さんに・・・
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:11:25.42 ID: ID:453Yh3me0
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:13:21.73 ID: ID:p6DhssZM0
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:15:14.69 ID: ID:dnhTh59z0
「スト子じゃないのか」と思った皆さん、>>1は上崎が嫌いなわけではないのです、ただの性悪にするのが忍びなかっただけなのです・・・
橘「はぁ・・・はぁ・・・!」
橘「(この時間なら水泳部はプールだろう、急ごう!)」
塚原「橘君・・・どうしたのそんなに急いで」
橘「! つ、塚原先輩!部活は!?」
塚原「今日は休みなのよ、で、七咲を探してるの?」
橘「そうなんです、ご存知ですか?」
塚原「そう・・・残念ね、七咲は授業が終わるなり帰っちゃったの・・・一人で帰りたいって言って」
橘「そ、そんな・・・」
塚原「そういうことだから、じゃあね、橘君」
橘「(帰っちゃったんじゃ仕方ないか・・・)」
橘「・・・いや何故か先輩はまだ居る気がする、多分あそこに」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:22:21.41 ID: ID:dnhTh59z0
プール
七咲「・・・・・・・・・(プカプカ)」
七咲「(先輩に・・・嫌われてしまった)」
七咲「(以前の私なら・・・私には水泳がある、そう言って吹っ切れたはずなのに)」
七咲「(・・・もう先輩はきっと二度と私のところに戻ってきてくれない)」
七咲「嫌だ・・・嫌だよう・・・そんなの(グスッ…グスッ…)」
七咲「こんなに辛いなら・・・恋なんてしなければよかった・・・!」
ドア「バーン!」
橘「七咲っ!!!」
七咲「えっ・・・先・・・輩・・・」
橘「ごめんなさい七咲先輩!(タンッ!ドッポーン!)」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:27:38.36 ID: ID:dnhTh59z0
橘「(バシャバシャ)はぁはぁ・・・先輩・・・」
七咲「橘君・・・どうして・・・」
橘「す、すみません先輩、制服のままで・・・」
七咲「それもだけど・・・」
橘「やっとわかったんです、先輩が本気で僕の事を想ってくれてたってこと」
橘「それと、僕も先輩が好きだってこと」
七咲「橘君・・・///」
橘「もう先輩を悲しませたりしません、ちゃんと七咲先輩と吊りあう男になります」
七咲「ありがとう・・・でもね」
七咲「一つだけ・・・約束してくれるかな?」
橘「な、なんですか?」
七咲「吊りあうとか吊りあわないとか、そんな自分を卑下するようなことは言わないで欲しいな」
七咲「私は今の君、橘純一君を好きになったんだから・・・」
橘「・・・わかりました、約束しますよ」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:31:13.04 ID: ID:dnhTh59z0
七咲「・・・そういえばさっき『七咲』って・・・」
橘「あっ、すいません・・・あの時は思わず」
七咲「ううん、いいよ、君がそう呼びたいなら」
橘「そ、そうですか・・・それじゃこれからも『七咲』って呼んでいいですか?」
七咲「ふふっ・・・どうして?」
橘「えっと、あの、なんだか七咲って呼び捨てにするのがすごくしっくりきちゃって」
七咲「それじゃあ・・・私も『橘先輩』って呼んでもいいかな」
橘「えっ?」
七咲「あ・・・えーとね?私も・・・なんだかしっくりくるっていうかね、その・・・」
橘「はは・・・もちろん良いですよ」
七咲「ありがとう・・・ううん、ありがとうございます、橘先輩」
橘「・・・もしかしたら、前世では僕が先輩で七咲が後輩だったのかもしれないね」
七咲「クスッ、そうかもしれませんね・・・」
七咲「・・・んっ・・・」
きーらきーらー きーらめーくー ゆーきをー♪
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:35:32.57 ID: ID:dnhTh59z0
七咲「こうして私達はもう一度一緒になれた」
七咲「私達の間にはお互いの年なんてもう関係ない・・・何度だって恋人になってみせる」
七咲家 朝
七咲「ふぁ・・・今日はまた一段と体が重い気がする・・・」
七咲「あれ!?制服が・・・え?ええ~!?」
郁子「兄ちゃん!早く仕度しないと遅れるよ!」
七咲「ああっ・・・もう・・・!なにがなんだか・・・行ってきまーす!」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:37:46.72 ID: ID:dnhTh59z0
登校中
森島「オ~ッス!ひびき!」
塚原「おう、おはようはるか」
梅原「きゃ~、純子ちゃん!森島先輩達だよ!」
橘「うん、今日も格好いいね~」
七咲「は、はは・・・ははははは」
おしまい
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:37:55.89 ID: ID:H16y7pMn0
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:38:53.82 ID: ID:i1d4BsKd0
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:44:46.93 ID: ID:dnhTh59z0
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:46:24.57 ID: ID:3KtNgGtrO
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:50:20.02 ID: ID:dnhTh59z0
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:46:12.40 ID: ID:WEEbT3/D0
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:46:40.90 ID: ID:H16y7pMn0
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 08:49:31.33 ID: ID:lx4MKvePO
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 09:07:56.18 ID: ID:/VtV3eVn0
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/07/03(日) 09:09:10.55 ID: ID:5UyG3GKd0