あおい「えぇ！？パワプロ君が幼児化！？」

矢部「そうでやんす！パワプロ君が小さくなっちゃったでやんす！」

みずき「メガネ、冗談は存在だけにしなさいよね」

聖「矢部先輩、そんなことより練習の時間だぞ」

矢部「ひどいでやんす！うそじゃないでやんす！」

あおい「でもそんなこといきなり言われても信じられないよ？」

矢部「わかったでやんす！百聞は一見にしかずでやんす！」

矢部「パワプロ君、入るでやんすよ！」

ｶﾞﾗｯ

ぱわぷろ（5）「……」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

あ み 聖「！！！」

矢部「ほら！ホントだったでやんす。オイラ生まれてこのかた、嘘なんかついたことないでやんす！」

あおい「う、嘘でしょ？」

矢部「嘘じゃないでやんす！オイラは小さい頃から、正直者の肩書きが似合う男でやんす」

みずき「そこじゃないわよ！」

聖「きょ、兄弟とかではないのか…？」

ぱわぷろ「……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

矢部「ほら、パワプロ君。お姉ちゃんたちに挨拶でやんすよ」

ぱわぷろ「こ、こんにちは…」ﾍﾟｺﾘ

あ み 聖「！！！」

あ み 聖（かわいい…///）

みずき「と、とりあえず…この子が本当にパワプロ先輩だとしても、なんでこんなことになったのよ！？」

あおい「そうだよ！こんなこと普通ありえないよ」

矢部「それには深いわけがあるでやんす…」

聖「矢部先輩、もったいぶらずに早く言うのだ」

矢部「さっき、買い出しに出た時のことでやんす…」

ー
ーー
ーーー

ﾄﾞｰﾝ！

パワプロ「いてて…」

矢部「大丈夫でやんすか、パワプロ君？」

？？「ハーイ、ミスター！」

パワプロ「な、なんだ？」

？？「アナタ、ソノ服装…サテハ野球ヲシテマスネ？」

パワプロ「は、はい…」

矢部「パ、パワプロ君、変な人でやんす…無視していくでやんすよ」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

？？「野球ウマクナリターイデスカ！？」

パワプロ「っ！！なりたいです！」

？？「オーウ！ソレハ良カッタ。実ハ今チョウド、新タナ実験ガ終ワッタノデース！」

パワプロ「実験？」

矢部「パワプロ君！いよいよやばいでやんすよ！逃げるでやんす！」

？？「ハーイ！ズバリ、コノ新ドリンクデース！」

？？「コレヲ飲メバ、数日間、成長力ガグット伸ビマース！練習効率アップデース！」

パワプロ「ください！」

矢部「何言ってるでやんすか！？絶対怪しいじゃないでやんすか！」

パワプロ「矢部君…俺はもっと野球が上手くなりたい…そのためにはどんなリスクも怖くない！」

矢部「バカでやんす！パワプロ君は野球バカでやんす！」

パワプロ「野球バカ万歳だよ！これでもっと野球が上手くなるなら…甲子園が近づくなら…」

？？「オーウ！ソノ気持チ、感動シマシタ！特別ニ今回ハ、タダデ差シ上ゲマース！サア、飲ンデクダサーイ！」

パワプロ「よし！」ｸﾞﾋﾞﾋﾞ

矢部「パワプロ君はバカでやんすー！」

パワプロ「ん？………ぎゃあーーーー！」ﾊﾞﾀﾘ

矢部「だ、大丈夫でやんすか！？パワプロ君！？」

矢部「…えぇ！！パワプロ君が小さぐぎゃあーーーー！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘｰ

………

？？「医学ノ進歩、発展ノタメニハ犠牲ガツキモノデース……」

ーーー
ーー
ー

矢部「ということがあったでやんす」

聖「パワプロ先輩は阿呆だな…」

みずき「まったく…自業自得じゃない」

あおい「もう！何でそんなもの飲んじゃうかなぁ～！」

ぱわぷろ「ぼ、ぼくのこと怒ってる？…うぅ、ごめんなさい…」ｸﾞｽｸﾞｽ

あおい「あぁ！ち、違うよ～！大丈夫だよ～」

聖「な、泣くのではない！悪いのはパワプロ先輩だぞ！」

みずき「聖、それじゃフォローにならないでしょ！ほら、泣かないの。あんたは悪くないんだから…」

ぱわぷろ「ほ、ほんと？」

あおい「ホントホント！全然悪くないよ～」

聖「そ、そうだぞ！にこにこでいいんだぞ！」

パワプロ「そっか、よかった」ｴﾍﾍ

あ み 聖（かわいい！///）

どーも！

いえ、これが2作目ですよ～。
1作目は先日、
聖「な、なんとも思ってないぞっ！パ、パワプロ先輩のことなんて！」
を書かせてもらいました

みずき「そ、それで、矢部先輩…このパワプロ先輩の記憶とかはどうなってるの？記憶そのままで小さくなっただけ？」

矢部「とりあえず、色々質問した結果、完全に幼児に戻ってるみたいで、オイラたちと過ごした記憶はないみたいでやんす」

あおい「ということは…本当にただの小さい子なわけ？」

聖「そのわりに母親や父親を恋しがったりしないのだな」

矢部「いや、実はさっきまで泣き叫んでいたんでやんすが、3人に会わせたらだいぶ落ち着いたでやんす」

みずき「あ、そうなんだ？」

矢部「というか、小さくなってから初めて笑顔を見せたでやんす。オイラ嫌われているんでやんすか…？」ｼｮﾎﾞﾝ

あおい「え、え？そ、それってどういうこと？（ボ、ボクといると落ち着くってこと？）」

みずき「そ、そりゃ矢部先輩といたら泣くわよねぇ（ちょ、ちょっと…いきなりそんなこと言われても…）」

聖「た、たまたまじゃないのか？（パワプロ先輩は私のことを特別視していたということか！？）」

矢部「オイラも困ってたでやんす。子供のことだから、藁にもすがる気持ちで女の子に頼ったのが良かったみたいでやんす」

あおい「ちょっと矢部君、ボクのこと女の子扱いするのやめてよね」

矢部「ご、ごめんでやんす」

聖「まぁまぁあおい先輩、ここは仕方ないところだろう」

みずき「で、どうするのよ、矢部先輩？パワプロ君のお母様にお願いする？案外喜ぶかもよ、息子の可愛い時代をもう一回お世話できて…」

矢部「それが…パワプロくんのご両親は、海外にいるでやんす」

あおい「えー！そうなの！？」

聖「なんという状況なのだ…」

みずき「そういえば一人暮らしって言ってたわね」

矢部「とりあえず、元に戻るまではオイラが面倒みるでやんす。止められなかったオイラの責任でもあるでやんすよ」

みずき「矢部先輩にも少しばかりいいとこあるのね」

聖「見直したぞ、矢部先輩」

矢部「どんだけオイラの評価低かったでやんすか！？」

ぱわぷろ「いやーーー！」

矢部「え？」

ぱわぷろ「やんす、いやーー！！」ﾋﾞｴｰﾝ

矢部「ガーンでやんす！」ｶﾞｶﾞｰﾝ

あおい「ちょっと矢部君、何したのよ！？」

矢部「な、何もしてないでやんす、本当にここに連れてきただけでやんすよ！」

みずき「本当に何もしてないの！？」

矢部「してないでやんす！なかなか起きなかったから、おんぶしてきただけでやんす」

聖「まぁ、目が覚めて知らない男に背負われていたら怖くもなるだろう。矢部先輩、災難だったな」

矢部「ショックでやんす…」ｼｮﾎﾞﾝ

あおい「ど、どうしようか？」

みずき「監督とかに頼みます？」

聖「そうだな、それが無難だろう」

ぱわぷろ「おねえちゃんたちがいい！」ﾀﾀﾀｰ

あおい「ちょ、ちょっと」

みずき「えぇ！？」

聖「なー！？」

矢部「パワプロ君、そりゃないでやんすよ…」

矢部「あーもうしょうがないでやんす！元に戻るまで三人で面倒を見るでやんすよ！」

あおい「な！ちょっと！そんなこと言われても…」

みずき「そうよ！犬とか猫とは違うのよ！？」

聖「だ、第一、どこで面倒を見ればよいのだ？」

矢部「日替わりでパワプロ君の家に行って面倒みればいいでやんす」

あ み 聖「！！！」

あおい「い、一緒じゃ駄目なの！？」

矢部「それでもいいでやんすけど、もし元に戻るのが長引いた時、みんな連日は厳しくないでやんすか？」

みずき「メガネのくせに正論を…」

聖「ま、まあ確かにその通りだが…パワプロ先輩はそれでいいのか？」

ぱわぷろ「え？お姉ちゃんたちが、ぼくのお家に来てくれるの？」

あおい「う、うん…そうなるかも…」

聖「パワプロ先輩が嫌でなければ私は構わないが…」

みずき「ってか、お母さんいなくて本当に平気なの！？」

ぱわぷろ「大丈夫だよ！なんかわからないけど、お姉ちゃんたちがいてくれれば、ぼく全然寂しくない！」

あ み 聖「！！！///」ｽﾞｷｭｰﾝ！

あおい「も、もう！仕方ないなぁ～、パワプロ君は…」

みずき「ふ、ふん…しょうがないわねぇ！元に戻ったらたくさんプリン奢ってもらわなきゃ」

聖「パ、パワプロ先輩には、いつもお世話になっているからな」

矢部「（ちょ、ちょろい三人組でやんすね…）まあいいでやんす。じゃあ監督にはオイラから伝えておくでやんすよ。あとはよろしくでやんす」ﾀｯﾀｯﾀ

あおい「……」

みずき「……」

聖「……」

ぱわぷろ「……」

あおい「…ど、どうしよっか？」

みずき「え～と、とりあえず面倒みる順番決めます？」

聖「む、そうだな。じゃあ今日は誰にするのだ？」

あおい「……」

みずき「……」

聖「……」

みずき「と、とりあえず年功序列ということで、あおい先輩から行きます？」

あおい「えーっ！？別にここは年功序列じゃなくても良くない！？」

みずき「い、いえ…ここは先輩に見本を見せていただきたいな、と…」

聖「べ、別に私からでもいいぞ？」

あ み「！！」

みずき「め、珍しく積極的じゃない、聖」

あおい「ま、まぁ、ちいちゃいパワプロ君可愛いからねぇ…」

聖「うむ…いつ元に戻るかわからないからな」ﾎﾞｿﾘ

あ み「！！！」

聖「では私からということで良いか？」

あおい「や、やっぱりここは年功序列でいこうか？ちゃんとお手本見せるよ」

みずき「い、いえ、よく考えたら子供の世話だったら、そんな先輩後輩とか関係ないんじゃないですかね」

聖「わ、私が最初に言ったんだぞ！」

ぱわぷろ「…ぼくはどうすればいいの？」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

あ み 聖「！！！」

あおい「よ、よし！あんまりパワプロ君を待たせられないし、スパッと決めようか！？」

みずき「そうですね！ここは公平にジャンケンといきますか」

聖「仕方ないな」

ｼﾞｬｰﾝｹｰﾝﾎﾟﾝ

あおい「やった！一番だぁ」

みずき「ま、まぁ私は元々そんな乗り気じゃないし…」

聖「むぅ…なんかちょっと納得いかないぞ」

あおい「じゃあパワプロ君、今日はボクがお家にお邪魔するね」

パワプロ「わぁい！あおいお姉ちゃんよろしくね！」ﾆｺｯ

あ み 聖「！！」

あ み 聖（天使だ…///）

読んでくれている人ありがとうございます。

すいませんが、一旦席外します。

午後には再開出来るかと…

少し時間出来たので途中まで投稿します！

ちょこちょこで申し訳ないです

ぱわぷろ君のお世話
一日目　早川あおい

～スーパーでお買い物～

あおい「ご飯も食べさせてあげなきゃだもんね…」

ぱわぷろ「お腹すいたよ～」

あおい「そうだよね…どうしよっか…」

あおい「よ～し！じゃあここはお姉ちゃんが腕をふるってあげよう！パワプロ君、何が食べたい？」

ぱわぷろ「！」ｿﾞｸｯ

ぱわぷろ（な、なんだろう…なんかいやな感じ…）

あおい「何でもいいよ～！こう見えても腕には自信があるんだからね」

ぱわぷろ「こ、これがいい！」

あおい「え？これ出来合いのお弁当じゃない！こんなんじゃなくて、ちゃんと作ってあげるのに…」

ぱわぷろ「これがいいの！」

あおい「う～ん…でも小さい頃って、こういうお弁当を無性に食べたくなることもあったかも…じゃあこれにしようか！」

ぱわぷろ「うん！」

あおい「もう～パワプロ君ったら、ボクの手料理を食べるチャンス逃して、元に戻ってから後悔しても知らないよ！」

～パワプロの部屋～

あおい「お、お邪魔しま～す（そういえばボク、男の子の部屋に入るの初めてだな…）」

ぱわぷろ「わ～い！あおいお姉ちゃんがいてくれるからなんか嬉しい！」

あおい「えっ！？も、もう、そんなこと言っても何も出ないよ！///」

あおい（潜在的に元のパワプロ君の意識が残ってたりするのかな？もしそうなら、パワプロ君はボクのこと…///）

ぱわぷろ「あおいお姉ちゃん、ご飯の前にキャッチボールしようよ！」

あおい「キャッチボール～？」

ぱわぷろ「うん！」

あおい「もう！しょうがないなぁ、少しだけだよ？（やっぱり小さくてもパワプロ君なんだなぁ）」

～キャッチボール～

あおい「ナイスボール！（小さいけどやっぱ上手だなぁ）」ﾊﾟｼｯ

ぱわぷろ「へへへ」

あおい「いくよ～」ﾋﾞｭｯ

ぱわぷろ「わぁ！」ﾊﾞｼｯ

ぱわぷろ「いてて…」

あおい「あ、ごめん、ちょっと強かった！？大丈夫！？」

ぱわぷろ「大丈夫だよ。それにしてもあおいお姉ちゃんのボール速いなぁ！すごいや！」

あおい（元のパワプロ君の方がずっと速いけどね）

ぱわぷろ「えいっ！」ﾋﾟｭｯ

あおい「またまたナイスボール」ﾊﾟｼｯ

あおい「そうだ！ねぇねぇ、パワプロ君ってどんな女の子が好きなの？」

ぱわぷろ「え？」

（な、なんだろう…なんかいやな感じ…）

あおいって料理下手みたいな設定あったんだ

あおい「はっ！（しまった！小さい子だからって油断して聞いちゃったけど、元はパワプロ君じゃないかぁ！）」

ぱわぷろ「え～、女なんか好きじゃないよぉ」

あおい「そ、そうなんだ！（そ、そっか、このくらいの歳の子はそういうの恥ずかしいのか…良かった～）」

ぱわぷろ「……でも、あおいお姉ちゃんは好きだよ！」

あおい「えぇ！ホ、ホント！？う、嬉しいなぁ～！！（こ、これはどう受け止めて良いの？小さくなったから？それともパワプロ君の本心？///）」

ぱわぷろ「うん、一緒にいて楽しいもん！」

あおい「そ、そっか。そう言ってもらえてボク嬉しいよ（想像以上に嬉しいよ～～！！///）」

ぱわぷろ「あおいお姉ちゃんはどんな人が好きなの？」

あおい「え、え～！？なんで～？」

ぱわぷろ「僕も言ったんだから教えてよ～！」

あおい「そ、そっか…そうだよね」

あおい（ボクの好きな人か…）

あおい（やっぱり…）

あおい「ボクが好きな人はね…」

あおい「野球が大好きで、いつも一生懸命で、誰にでも優しい人、かな…（なんか元のパワプロ君に会いたくなっちゃったな…）」

ぱわぷろ「そっか…」

ぱわぷろ「じゃあ僕もそんな人になれるように頑張るね！そうしたら僕のこと好きになってくれる！？」

あおい「！！」ｽﾞｷｭｰﾝ！

あおい「も、もう十分、す、好きだよ！（か、かわいい…やっぱり小さいパワプロ君は小さいパワプロ君でいい！）」

あおい「ご飯も食べ終わったし後は…」

あおい（お、お風呂かぁ～！！）

あおい「パ、パワプロ君…お、お風呂はどうする？」

ぱわぷろ「入るよ！」

あおい「そ、そうだよね…パワプロ君、お風呂は一人で…」

ぱわぷろ「あおいお姉ちゃんも一緒に入ろっ！」

あおい「！！！」

あおい「え、え～と、お姉ちゃんは女の子だからパワプロ君と一緒はちょっと…」

ぱわぷろ「でも僕、一人でお風呂入ったことないよ」

あおい「そ、そうかぁ～、そりゃそうだよねぇ…」

ぱわぷろ「だから一緒に入ろっ？」ﾆｺｯ

あおい「わ、わかったよ（子供だから子供だから子供だから///）」

～お風呂場～

ぱわぷろ「あおいお姉ちゃんとお風呂、嬉しいなぁ～！」

あおい（あぁ～幼児化したとは言え、パワプロ君と一緒にお風呂入ってるよ～///）

あおい（い、いや！とはいえ、子供だから…気にしない気にしない）

ぱわぷろ「ところでなんでタオル巻いてるの？」

あおい「～～！///」

あおい「お、女の子はね、タオルを巻くものなの！」

ぱわぷろ「そうなんだ～」

あおい「そ、そうなの！ほ、ほら、体洗ってあげるから、イスに座りなよ」

ぱわぷろ「はーい！」

ｺﾞｼｺﾞｼ

あおい（な、なんか変な感じ…）

あおい（パワプロ君のお世話をしてるっていうより、彼との子供を…）

あおい（～～！！な、何を考えてるんだボクは！///）

あおい「ほ、ほらパワプロ君、体洗い終わったよ！」

ぱわぷろ「ありがとー！」

あおい「じゃあちゃんと湯船につかるんだよ」

あおい（体洗うの恥ずかしいから、ボクはパワプロ君が寝てからもう一回入ろう…）

ぱわぷろ「ところで、あおいお姉ちゃんの体ってさぁ」

あおい「な、なにかな？（スタイルいいとか！？）」

ぱわぷろ「おしりだけ大きいね！」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

あおい「な、な…///」

あおい「なんだとー！」ﾄﾞｶｰﾝ

～寝床～

ぱわぷろ「ご、ごめんね、あおいお姉ちゃん…」

あおい「う、うぅん、ボクこそ怒鳴っちゃってごめんね、もう怒ってないよ」

ぱわぷろ「そっか、良かった！」

あおい（元に戻ったら覚えてなよ～パワプロ君！……それにおしり触った責任とってもらうんだから///）

ぱわぷろ「ｚｚｚ」ｽﾔｽﾔ

あおい（あ、もう寝てる）

あおい（やっぱり子供だから寝付きがいいなぁ）

あおい（はっ！ボク今、パワプロ君の隣で寝てるんだ！）

あおい（子供っていうのはわかってるけど、やっぱり意識しちゃうなぁ…）

あおい（元に戻ったパワプロ君と、こんな風になる時が来るのかな…なんてね！///）ﾁﾗｯ

あおい（でもこうやって近くで見ると、当然だけどパワプロ君の面影がある…）

あおい（……）ｼﾞｰｯ

ぱわぷろ「ｚｚｚ」ｽﾔｽﾔ

あおい（……）ｼﾞｰｯ

あおい（…もうちょっとだけ近くに）ﾐｯﾁｬｸｰ

ぱわぷろ「ｚｚｚ」ｽﾔｽﾔ

あおい（パワプロ君の体温が！……ど、どうしよう！ボ、ボク変態かも…///）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ぱわぷろ「…あおいちゃん…ありがとね」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

あおい「え！？パワプロ君！？」

ぱわぷろ「ｚｚｚ」ｽﾔｽﾔ

あおい（……もう止まらないや。早く元に戻ってね）

ﾁｭｯ

矢部「おはよーございますでやんす！」

ぱわぷろ「やんす、おはよー！」

あおい「お、おはよう…」

矢部「おぉ！ちょっとオイラに慣れてくれたようで良かったでやんす！と、あおいちゃん、だいぶ疲れてるようでやんすが？」

あおい「だ、大丈夫だよ（結局あんまり寝られなかった…）」

聖「あおい先輩、お疲れ様でしただぞ」

みずき「どうでしたー、パワプロ君？」

あおい「うん、いい子にしてくれてたよ（おしりの件以外…）」

矢部「そうでやんすか、それなら良かったでやんす。で、今日はみずきちゃんの番 あおい「きょ、今日もボクでもいいよ！？」

み 聖「！！！」

矢部（ちょっと予想できたでやんす）

みずき「え？もしかしてあおい先輩、目覚めちゃいました？」

聖「あおい先輩、何があったんだ？」

あおい「な、何もないよ！いや、いい子だったとはいえ、やっぱそれなりに大変だったからねー！先輩としては、こういう大変さを後輩にさせるのはちょっとなー、と思ってねー！」

みずき「……予定通り、今日は私ですね」

あおい「えー！！」

聖「あおい先輩、順番は守らないと駄目だぞ」

あおい「そ、そうだけど～」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

みずき「え～と、子供だから呼び捨てでいいわね。パワプロ、今日は私がお世話してあげるわ！」

ぱわぷろ「よろしく！みずきお姉ちゃん！」ﾆｺｯ

みずき「～～～！///」ｽﾞｷｭｰﾝ

みずき「ふ、ふん！別に私はあおい先輩みたいに乗り気じゃないんだからねっ」

ぱわぷろ「ぼ、ぼくのお世話、いや？」ｸﾞｽｸﾞｽ

みずき「ち、違うのよ！そういう意味じゃなくて！」

ぱわぷろ「いやじゃない？」

みずき「嫌じゃない嫌じゃない！むしろ嬉しいというか、なんというか…」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

ぱわぷろ「そっか！なら良かった！」ﾆｺﾆｺ

みずき「ふぅ…はっ！」

あおい「……」ｼﾞｰ

聖「……」ｼﾞｰ

矢部「……みずきちゃん、素直になるでやんすよ」

みずき「あ…///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ﾊﾞｷｯ

ﾔﾝｽｰ！

ぱわぷろ君のお世話
二日目　橘みずき

～スーパーでお買い物～

みずき「夕飯どうしよっか…何か食べたいものとかある？」

ぱわぷろ「ハンバーグ！」

みずき「ハンバーグね、お弁当コーナーはあっちか…」

ぱわぷろ「みずきお姉ちゃんの作ったハンバーグがいい！」

みずき「えぇ！？わざわざ作るの！？」

ぱわぷろ「うん、みずきお姉ちゃんのハンバーグが食べたい！」

みずき「でも昨日はお弁当だったんでしょ？」

ぱわぷろ「うん…なんか昨日はお弁当が良かった」

みずき（小さくなっても、あおい先輩の料理の腕は本能的に覚えてたのかしらね…）

みずき「でもわざわざ作るのめんどくさいなぁ…」

ぱわぷろ「みずきお姉ちゃんのハンバーグが食べたい食べたい！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

みずき「ちょ、ちょっと！暴れないでよ！（あおい先輩とは逆に、私には手作りを求めるなんて…もしかしてパワプロ先輩って…///）

みずき「ふ、ふん、しょうがないわね！文句言ったら承知しないからねっ！」

ぱわぷろ「わぁい！」ﾆｺﾆｺ

～パワプロの部屋～

ぱわぷろ「ごちそうさまでしたー！」

みずき「あぁ、もう！口のまわりソースまみれじゃない」ﾌｷﾌｷ

ぱわぷろ「ぷはぁ」

みずき「で…ど、どうだったのよ？」

ぱわぷろ「なにが？」

みずき「な、何がって！あんたねぇ…」

ぱわぷろ「あ、ハンバーグ？」

みずき「そ、そうよ！…まぁ、別にどういう感想でもいいんだけどね」

ぱわぷろ「すっごくおいしかった！」

みずき「ホ、ホント！？」ﾊﾟｧｧｯ

ぱわぷろ「今まで食べたハンバーグの中で一番かも～」

みずき「っ！！そ、そう…まぁそれなら良かったわ///（そ、そんなに口に合ったんだ…よし、元に戻ったらまた食べさせてみよう）」

ぱわぷろ「みずきお姉ちゃんは料理が上手だね～」

みずき「ふふん、私くらいになると何をさせても上手なのよ！…ま、あんたがどうしてもって言うなら、これからも作ってあげないこともないけど…」

ぱわぷろ「ねぇねぇ！この絵本読んでよ！」

みずき「ちょっとあんた、話聞きなさいよね…」

ぱわぷろ「ねぇねぇ！」

みずき「もう～、絵本くらい自分で読めるでしょ？私は後片づけがあるんだから」

ぱわぷろ「読んでよぉ～」

みずき「～～っ！！もう、しょうがないわね！ホラ、貸しなさい」

ぱわぷろ「わぁーい！」

みずき「え～と…じゃあ『燃えた星屑』はじまりはじまり～。昔々、あるところに星井スバルという男が……」

ー
ーー
ーーー

ぱわぷろ「おもしろかったー！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

みずき「私はちょっと腹が立ったわ…」

ぱわぷろ「みずきお姉ちゃん、絵本読むのも上手だね！わくわくしたよ」

みずき「そ。まぁ、喜んでもらえて何よりだわ。あ、もうこんな時間。そろそろお風呂に入るわよ」

ぱわぷろ「はーい！」

～お風呂場～

みずき「ちゃんと目を閉じとくのよ」ﾜｼﾜｼ

ぱわぷろ「ん～」

みずき「はい、じゃあ頭流すわよ～」ﾊﾞｼｬｰ

みずき「シャンプー残ってないわね、じゃあ湯船に入りなさい」

ぱわぷろ「あつーーい」

みずき「ほら、ちゃんと肩までつかるのよ」

ぱわぷろ「はーい！」

みずき（あおい先輩、お風呂の話をしたら途端に口が重くなったけど、パワプロ先輩とはいえ、あくまで子供なんだから意識しすぎなきゃいいのに…）

みずき（それとも何かあったのかしら…）

ぱわぷろ「……」ｼﾞｰ

みずき「な、なによ？」

ぱわぷろ「みずきお姉ちゃんは、あおいお姉ちゃんよりおっぱい大きいね！」

みずき「！！！」

みずき「い、いきなり何を言うのよっ！///（小さくなってもパワプロ先輩はパワプロ先輩ね！戻ったらはり倒してやる！）」

ぱわぷろ「……」ｼﾞｰ

みずき「ちょ、ちょっと、あんまり見ないでよね…」

みずき（な、何よこの状況！子供ってこんななの！？）

ぱわぷろ「…ちょっとだけさわってもいい？」

みずき「～～ちょっ！なっ！///」

みずき（な、なになに！？はっ！あおい先輩そんなことまでさせてたわけ！？さすがに駄目でしょ！？何考えてんのよ！？）ｱﾜﾜ

ぱわぷろ「だ、だめ？」

みずき「そ、そりゃ…（で、でもあおい先輩はさせたのに、私はさせないっていうのは～～……）」

みずき「ん～～…///」

みずき「い、いいわよ！さわりなさいよ（ひゃあー！言っちゃったー！！///）」

ぱわぷろ「やったー！ありがと！」

ﾌﾆﾌﾆ

みずき「～～～っ///」

ぱわぷろ「わぁ！やわらかくて気持ちいいね～」

みずき「んっ…そぅ。よ、良かったわね…」

ぱわぷろ「うん！」ﾌﾆﾌﾆ

みずき「あっ…ちょっと…（な、なによこれ…）」

ぱわぷろ「気持ちいいなぁ～」

みずき「はぁっ…（わ、私も…）」

みずき（き、気持ちいいよぉっ！）

ﾌﾆﾌﾆ

みずき「っん！///（ど、どどうしよ！このままじゃ…）」

みずき（おかしくなっちゃう！）

ぱわぷろ「よぉし、ありがと！」ﾊﾟｯ

みずき「あっ…え？」

ぱわぷろ「みずきお姉ちゃん、あついからもう出ていい！？」

みずき「～～～！///」

みずき「な…」

みずき「なんなのよー！///」ﾅﾝﾅﾉﾖｰ！

ぱわぷろ「みずきお姉ちゃん、大丈夫？」

みずき「だ、大丈夫よ！もういいから早く寝なさい！」

ぱわぷろ「はぁい、おやすみなさい～」

みずき「はいはい、おやすみなさい」

ぱわぷろ「ｚｚｚ」ｽﾔｽﾔ

みずき（小さくなっても、とんでもない奴だわ！）

みずき（元に戻ったらただじゃおかないんだから！）

みずき（あ…そういえば、元に戻ったら今の記憶とかは、どうなるのかしら？もし覚えているとしたら…///）

みずき（～～何にしてもとっちめてやる！！私を傷物にして、許さないんだからね！）

みずき（それにしても…パワプロにさわられたせいか、なんか変な気持ち…///）ﾁﾗｯ

ぱわぷろ「ｚｚｚ」ｽﾔｽﾔ

みずき（あれがもし…元のパワプロ先輩だったら…）

みずき（～～///）ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

みずき（あ～、もう寝よ寝よ！バカバカしい！！）

みずき（でもその前に…）ﾁﾗｯ

ぱわぷろ「ｚｚｚ」ｽﾔｽﾔ

みずき（やったことの責任を少しだけ回収させてもらうわよ…）

ﾁｭｯ

矢部「おはよーございますでやんすよ！」

ぱわぷろ「やんす、おはよー！」

みずき「…はよーございます」

矢部「おや？みずきちゃん、昨日のあおいちゃんばりに消耗してるでやんすね？」

みずき「うるさいわね！ほっといてよ！（責任回収したらむしろ悶々としてしまったわ///）」

あおい「みずき、何かあったね？」

みずき「な、何にもないですよ！むしろ、あおい先輩の方こそなんかしたでしょう！？」

あおい「な！な、何もしてないよ！むしろ、パワプロ君が～、いやボクも、あれか…」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

みずき「……やっぱり」

聖「二人とも何があったのだ？今日は私の番だから、ちゃんと話を聞いておきたいぞ？」

みずき「あ～、聖……パワプロは難しいわよ？あんたは行かない方がいい。悪いこと言わないから、私に任せなさい」

あおい「そ、そうだよ！ボクもやめた方がいいと思うな」

聖「何故だ？理由も言わずにそれでは、納得できないぞ？」

あおい「理由も何も…ねぇ？///」

みずき「え、えぇ…///」

聖「二人とも、それではわからないぞ。もういい、どのみち今日は私の番だからな。それでいいだろう、矢部先輩？」

矢部「ま、まあ元々その予定でやんすから…（何かあったのは間違いないでやんすが、聞いたらオイラの未来はなさそうでやんすね）」

みずき「聖、気をしっかりと持ちなさいよ！」

あおい「隙を見せたら駄目だからね！」

聖「二人は何をそんなに警戒しているのだ？」

ぱわぷろ「今日は聖お姉ちゃん？」

聖「そうだぞ。よろしくな、パワプロ先輩！」

ぱわぷろ「うん、よろしくね！」ﾆｺｯ

聖「！！！……」ﾀﾞｷｯ

あ み 矢「！！！」

みずき「ちょ、ちょっと！聖、いきなり何してんのよ！」

あおい「いきなり抱きつくとかどうしたの！？」

聖「はっ！あまりのかわいさについ…」

矢部（何気に聖ちゃんが一番危なそうでやんす…）

ぱわぷろ君のお世話
三日目　六道聖

～スーパーでお買い物～

聖「さて…夕飯は何にしようか」

ぱわぷろ「ぼくね、ピザが食べたい！」

聖「ぴざ？むぅ…パワプロ先輩が食べたいというなら、食べさせてやりたいのは山々だが、仮にもパワプロ先輩は高校球児、食にも気を使った方が良いぞ」

ぱわぷろ「…？え～と、ピザはだめ？」

聖「そうだな、ぴざはやめておこう。今日は私が栄養のあるものを作るぞ」

ぱわぷろ「そっか～…でも聖お姉ちゃんが作ってくれるなら、なんでも嬉しいな！」

聖「む！そうか、パワプロ先輩はそう思ってくれるのか…それは私も嬉しいぞ…///」

聖「では腕によりをかけて美味しいものを作るとするか！」

ぱわぷろ「わーい！楽しみ～」

聖「ではまず人参と…」

ぱわぷろ「っ！にんじんいやー！！」

聖「なに！？先輩、好き嫌いはいけないぞ？」

ぱわぷろ「でもいやなのー！」ｸﾞｽｸﾞｽ

聖「駄目だ、人参は体に良い。あまり気にならないように調理するから…」

ぱわぷろ「でも…」

聖「大丈夫だ、私を信じろ」

ぱわぷろ「う、うん…わかった」

～パワプロの部屋～

ぱわぷろ「ごちそうさまでした！」

聖「お粗末様でしただぞ」

聖「先輩、ちゃんと人参も食べてえらいぞ」

ぱわぷろ「うん、ぼくがんばったよ！ほめてほめて」

聖「むぅ、そうだな」ﾖｼﾖｼ

ぱわぷろ「えへへ～」

聖（！！先輩の可愛さが爆発している！）ｷﾞｭｯ

ぱわぷろ「むぅぅ…く、くるしいよ～」

聖「す、すまない…///」

ぱわぷろ「それにしても聖お姉ちゃんもお料理上手だね！」

聖「そうか？ほめてもらえて嬉しいぞ」

ぱわぷろ「みずきお姉ちゃんとどっちが上手かな～？」

聖「む、みずきの料理も美味しかったか？」

ぱわぷろ「うん、ハンバーグ美味しかったー！」

聖「はんばーぐか…子供にとっては、そちらの方が嬉しいものだな」

ぱわぷろ「今まで食べた中で一番かも！」

聖「そ、そんなか！うむむ…みずきには負けたくないが、そういったものは私はあまり作ったことがないぞ…」

聖「やはりみずきは、何でも優れているな…」ｼｮﾎﾞﾝ

ぱわぷろ「でもね、聖お姉ちゃんはぼくが嫌いなにんじんを、魔法みたいにおいしく食べさせてくれたよ！」

聖「！！そ、そうか…」

ぱわぷろ「だからそういう意味ではどっちも一番だなー！」

聖「一番…そうか、パワプロ先輩の一番か…///」

～部屋のお片づけ～

聖「やはり男の一人暮らしは、あまりきれいな部屋ではないな」

聖「全くパワプロ先輩は存外だらしない。仕方がない、元に戻ってからも定期的に片づけに来るとしよう」

ぱわぷろ「ぼくもお手伝いする！」

聖「おぉ、パワプロ先輩はいい子だな。ではあの辺りのものを片づけてくれるか？」

ぱわぷろ「はーい！」

聖「ぴざやはんばーぐなどを求めるということは、食生活もあまり気にしていなそうだ。食事も作りに来ることにするか」

聖「野球でも私生活でも先輩の女房……素敵ではないか///」

ぱわぷろ「ねぇねぇ」ｸｲｸｲ

聖「どうした？パワプロ先輩」

ぱわぷろ「この本はなあに？」

ｴﾛﾎﾝｰ

聖「なー！？」

ぱわぷろ「写真がいっぱいあるから図鑑か何かかな？聖お姉ちゃん、読んでよ～！」

聖「だ、だめだ！これは子供が読む本ではないぞ！（こういうものがあると話には聞いていたが、パワプロ先輩も読むのか…）」

ぱわぷろ「どういう本なの？」

聖「し、知るものか！と、とにかくこれは没収だ！」

ぱわぷろ「ちぇ～」

聖（パワプロ先輩、見損なったぞ。野球一筋かと思ったが、煩悩に支配されているではないか！）

聖（全く、元に戻ったら先輩にしなくてはならないことがたくさんだな…）

聖「……」

聖「……」ﾁﾗｯ

ｴﾛﾎﾝｰ

聖「……」

聖「……」ﾍﾟﾗｯ

ﾅｰｰ!?

～お風呂場～

聖「洗い残しはないか？」

ぱわぷろ「ないよ～！」

聖「よし、では私も体を洗うから、パワプロ先輩は湯船につかっていてくれ」

ぱわぷろ「…」ｼﾞｰｯ

聖「なんだ？」

ぱわぷろ「ぼくが洗ってあげよっか？」

聖「な！い、いや、いい！じ、自分で洗えるぞ！」

ぱわぷろ「えんりょしなくていいよー！」ｺﾞｼｺﾞｼ

聖「ちょっ！うぅぅ…///」

ぱわぷろ「聖お姉ちゃん、痛くない？」ｺﾞｼｺﾞｼ

聖「ん…だ、大丈夫だ…」

ぱわぷろ「よかった！」

聖（～～！///むぅぅ…な、何故か妙な気持ちになってしまうぞ！）

ぱわぷろ「前も洗うね～」ｺﾞｼｺﾞｼ

聖「あっ…む、胸は、だめだ、ぞっ…」

ぱわぷろ「～～」ｺﾞｼｺﾞｼ

聖「や…んっ……」

聖「…や、やめるのだー！///」ｶﾞﾀｯ

ぱわぷろ「あ、ここまだ洗ってないとこだ！」ｺﾞｼｺﾞｼ

聖「ひゃ…」

ﾋｬｱｰ!

～寝床～

聖「～～///」ﾓﾝﾓﾝ

ぱわぷろ「ｚｚｚ」ｽﾔｽﾔ

聖（パワプロ先輩は、えっちぃということがわかったぞ…）

聖（小さくなってもこれならば、元に戻ったら…///）

聖（私も覚悟しなくてはならないな）

聖（まずは男というものは、どういうものか勉強しなくてはならない）

聖（パワプロ先輩に聞くことをまとめておこう）ｶｷｶｷ

ぱわぷろ「聖お姉ちゃん…」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

聖「む、なんだ？……寝言か」

聖（しかし、大きくても小さくても先輩は先輩だな）ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ぱわぷろ「…ん」ｽﾔｽﾔ

聖（人を世話するというのが、こんなに楽しいものとは知らなかったぞ）

聖（パワプロ先輩は、いつも私に新しい世界を見せてくれるな…えっちぃものもあったが…///）

聖（先輩、早く元に戻るといい）

ﾁｭｯ

矢部「おはよーございますでやんす！」

ぱわぷろ「やんす、おはよー」

聖「おはようございますだぞ」ﾂﾔﾂﾔ

みずき「あんた、なんでそんなに元気なのよ」

あおい「おかしいなぁ～？」

聖「とても素敵な時間だったぞ。な、パワプロ先輩」

ぱわぷろ「うん！」

あおい「な、なにがあったのかな？パワプロ君？」

ぱわぷろ「ん～…いろいろ楽しかったよ！」

みずき「聖…あんた恐ろしいわね…」

矢部「しかし、あの怪しい博士は数日間の効果と言ってたでやんすが、まだ戻らないでやんすね～」

あおい「も、戻るまではお世話しなくちゃいけないね！さ、今日はボクの番だな～」

みずき「いやぁ、一巡しましたし、もう一回順番決め直しても良いじゃないですか？」

あおい「あれ～？みずき、そんなに乗り気じゃなかったよね～？」

みずき「ふ、ふん。元に戻ったらこれをネタに強請ってやろうと考えてるだけですよ！」

聖「あ～、私に提案があるのだが…」

矢部「何でやんすか？」

聖「パワプロ先輩本人に、誰に一番お世話して欲しいか選んでもらうのはどうだろう？」

あ み「！！！」

矢部（こ、これはまた荒れそうな予感でやんすよ…）

あおい「え、え～…そんなことしちゃったら、ボクが毎日面倒見ることになっちゃうじゃないかぁ（好きって言われちゃったし///）」

みずき「そ、そうよ…パワプロは、私のハンバーグ（とおっぱい）の虜なんだから…もう！私も暇じゃないのよね～///」

聖「じゃあこれで文句はないな？二人とも」

矢部（こ、これは誰を選んでも、元に戻ってから修羅場でやんすよ、パワプロ君…）

ぱわぷろ「……？」

あおい「え～と、パワプロ君、ちょっといい？」

ぱわぷろ「いいよ～」

みずき「ちょっとあんた、わかってるでしょうね？」

ぱわぷろ「？」

聖「で、パワプロ先輩はこの三人の中で誰が一番好きだ？」

あおい「ちょ、ちょっともう少し違う聞き方あるでしょ！？」

みずき「そ、そうよ！ストレートすぎるわよ！」

聖「む、そうか？ではパワプロ先輩、この三人の誰を選ぶ？」

あおい「あんま変わらないよ！」

みずき「あ～もういいわ……で、誰を選ぶのよ？」

矢部（あ～～…もう終わりでやんす終わりでやんす…）ｶﾞｸﾌﾞﾙ

ぱわぷろ「ん～～…」

あおい「キャ、キャッチボール楽しかったね！またキャッチボールしようね！」

みずき「ど、どうしてもって言うなら、またハンバーグ作ってあげるわよ？もちろん他の料理でもいいし…」

聖「先輩、どんとこいだぞ」

ぱわぷろ「ぼくは～…」

あ み 聖「ぼくは！？」

矢部（あ～とうとう判決がくだるでやんすー！！）

ﾋﾟｶｰｯ

矢部「ま、まぶしいでやんす！」

あ み 聖「！！！！」

パワプロ「……え～と」

矢部「あぁ！パワプロ君、元に戻ったでやんすね！」

あおい「パ、パワプロ君…？」

みずき「も、戻った…」

聖「おかえりなさいだぞ、先輩」

パワプロ「う～んと、いや…なんかごめんよ、みんな。迷惑かけたみたいで…」

矢部「いや大丈夫でやんすよ！（ホントいいタイミングで戻ったでやんす！）」

みずき「ちょ、ちょっとパワプロ先輩！」

パワプロ「ん？」

みずき「迷惑かけたみたい～って、もしかして小さかった頃の記憶があるの？」

パワプロ「あ…」

あおい「あ、あるんだね！」

聖「はっ！み、見てないぞ！私はチラリとも見てないぞ！」

パワプロ「え～と……」

あ み 聖「……」ｼﾞｰｯ

パワプロ「も、申し訳ございません！」ﾄﾞｹﾞｻﾞｰ

みずき「へぇ……ということは、私に何したか覚えてるわよね？」

あおい「君はボクにすっごく失礼なこと言ったねぇ～」

聖「そ、そもそもだな、あんなものを読むくらいならば、私に相談すれば良いものを…///」

パワプロ「な、殴られる覚悟は出来ております…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

矢部（パワプロ君、不憫でやんす！不憫でやんすよ！）

あおい「そう、覚悟ができてるんだ？」

みずき「いい心がけじゃない」

聖「全く、先輩は困った人だ」

パワプロ「も、申し開きはありません…」

あおい「ま、とりあえず…」

みずき「確認だけはしておかないとね」

聖「先輩、正直にだぞ」

パワプロ「？」

あ み 聖「で…」

あ み 聖「誰を選ぶ？」

終わり

どーも！

読んでくれた人、ありがとうございました。

ちなみに『燃えた星屑』は、おそらく「偉そうなこと言うなら、まずは自分がちゃんとしよう」という教訓がテーマの絵本と推測されます。

またパワプロSS書くことがあるかもしれませんが、その時はよろしくです！

ではまた～