(´・ω・`)「最近いい曲を作るミュージシャンがいないなあ……」
(´・ω・`)「ネットで探すか……? いや、しかしネットは……」
彡(゚)(゚)「おっ、原ちゃんどうしたんや、そんな陰鬱な顔して」
(´・ω・`)「実はね……」
彡(゚)(゚)「はぁ? お気に入りのミュージシャンが見つからんて?」
彡(゚)(゚)「そんなん、見つからんときゃ見つからんやろ。なんや、歌手とか作曲家とかなんでもええんか?」
(´・ω・`)「うん、インストでも歌ありでもいいんだけどさ。なかなかみつからなくて」
彡(゚)(゚)「まあ、ワイも何が聞きたいのかようわからんくてもぞもぞすることあるからな。よっしゃ、原ちゃんのためにええ作曲家探したるわ。
でもワイ金がないから主にネットのミュージシャンだけなんやけどええか?」
(´・ω・`)「ええ。やだ」
彡(゚)(゚)「否定はやっ!? なんでや?」
どうせ内容そんなにないやろ
これすき
これきらい
イッチ拗ねて出てこなくなりそう
(´・ω・`)「だって……歌い手とか、ボカロPとかでしょ?そういうのって……ねえ? レベル低いじゃん」
彡(゚)(゚)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」
(´・ω・`)「イメージ悪いし、すぐオフパコするし」
彡(゚)(゚)「偏見の塊やな……ワイがおすすめするミュージシャンたちは、別にメジャーシーンと比べても遜色ないとか言わんけど、間違いなくおすすめできるツワモノぞろいやから安心せえよ。
せや、ついでにネットで人気のあるミュージシャン(歌い手、ボカロP、etc)とか紹介したるから。ほら、パソコン貸せや」
(´・ω・`)「ええ……」
彡(゚)(゚)「さて……ネットの曲言うて知ってるもんある?」
(´・ω・`)「名前くらいかな。ほかはよくしらないよ」
彡(゚)(゚)「そうか。ほな、超王道中の王道の曲と、そのバックボーンから見てみようか。
流石に名前くらいは知っとるとは思うが、ネット発のミュージシャンsupercellの楽曲」
https://www.youtube.com/watch?v=o1jAMSQyVPc
彡(゚)(゚)「メルトや」
(´・ω・`)「へえ、これってsuperecellの曲なの?」
彡(゚)(゚)「まあ、正確には違うんやけどね。一緒に説明するのに楽だから一緒に出した」
(´・ω・`)「雑だなあ……」
彡(゚)(゚)「元々はネットで活躍していたコンポーザー、ryoによる楽曲でな。
119と呼ばれるイラストレーターの画像を楽曲に使用して、それで許可を取ってないことが発覚、ちょっとした問題になったことをきっかけに
119とryoが一緒に活動するようになって、晴れてsupercellになったんや」
(´・ω・`)「へえ。物の裏には歴史ありだね」
動画に使用していいよって素材もこの時は少なそうだし
(´・ω・`)「曲の印象は……明るいポップだね。きらいじゃないよ。歌詞も可愛いし」
彡(゚)(゚)「な? 悪くはないやろ? かつてニコニコで最もマイリスの多かった動画の一つなんやで」
(´・ω・`)「ネット音楽って主にニコニコなの?」
彡(゚)(゚)「そんなことないで。いや、ネット音楽が隆盛していた時代にニコニコが栄華を極めていたから、ニコニコとのつながりは深いんやけどね。
後タグの機能もあるし、基本的に探しやすいのも利点や
ニコニコ以外だと、soundcloudあたりも定番やけど、まあ今回はそこらへんは一旦置いておくわ
知名度とかそこらへんに主眼を置いて紹介していくで」
(´・ω・`)「まあ、程々にね……」
(´・ω・`)「ネットって音楽だけじゃなくて、小説とか漫画とか、一つのデバイスにいろんなものをミックスできるから
単なる楽曲じゃないキャラ付けってのもやりやすいんじゃないかなあと僕は勝手に思ってるよ。
そのキャラ付けされたノリみたいなのが、僕には寒くて受け入れられなかったり」
彡(゚)(゚)「はあ、そうか。じゃあ、その代表格みたいなの言ってみるか?」
(´・ω・`)「え?」
彡(゚)(゚)「物語性が強く、一つの世界観を共有した楽曲群を出し、結果それが小説になって大ヒットしたクリエイターがおるんよ」
https://www.youtube.com/watch?v=EMGyiiTC7sg
彡(゚)(゚)「カゲロウプロジェクトの製作者、自然の敵Pことじんや」
チルドレンレコード以降のサウンドメイクは天才的と思う
(´・ω・`)「あっ……」
彡(゚)(゚)「賛否両論やろなあ。ワイは嫌いやないで」
(´・ω・`)「曲自体はポップ・ロックだけどね。
歌詞はなんだろう、夏の日のループ的なSF世界観?」
彡(゚)(゚)「そんな感じや。まあ楽曲について触れるのはここまでにしておいて、
名前だけは知ってるけどその実態はよくわからんカゲロウプロジェクトについて簡単に説明するぞ」
彡(゚)(゚)「人造エネミーっていう曲がニコニコで人気を博したことで出来たプロジェクトや
じんは元々か途中からかは知らんが、多数公開される楽曲群に物語性を付加する構想を持っとったようで、
その中でも一番最初に人気が出たのが、カゲロウデイズや。
「メカクシ団」と呼ばれる目を題材にしたグループが活躍する物語で
後続に想像フォレスト、チルドレンレコードがあるで」
(´・ω・`)「僕の妄想だと思ってたけど、ネットミュージックてほんとそういうのと親和性高いんだね」
彡(゚)(゚)「おっと、だからと言って物語ありきだと思ったらあかんで。
基本は強めのドラムサウンドと激しいロックチューンを変幻自在に展開していきながらキャッチーさを外さない腰の強さがある
ファン関係の問題とか忘れるくらいにはかっこええ曲も多いで」
(´・ω・`)「そのへんはふれないであげて……」
彡(゚)(゚)「さて、ネットミュージックの特徴がなんとなくわかってきたか?
メジャーシーンよりも、楽曲者や曲の世界観ががっつり定まっている方が人気がでやすい。
なにせ広大なネットの中で、同じ動画サイトに腰を据えて活動していくわけやから、「これ違うな……?」って思わせたら逃げられてまう。
せやからこそ、楽曲に物語性を付与させるクリエイターは多いんや」
(´・ω・`)「曲は良いと思ったよ、曲は。でもストーリーの部分はいただけなかったかな。
けどこうしてしっかり聞いてみると、悪くないけどね。あんまり余計な情報をいれず、曲だけを楽しむつもりで聞いてみるといいかもね」
彡(゚)(゚)「わかってきたやないか。世界観が統一された歌手はじんだけやない。
例えばこいつもそうやな」
https://www.youtube.com/watch?v=Om3MTou2kPg
彡(゚)(゚)「知っとるやつも多いんやないか?
人生リセットボタン、カミサマネジマキ、その他で有名になったkemuや」
なおメルトだけ難易度が異常な模様
彡(゚)(゚)「中毒性の高いロックサウンドと、視覚的に華やかでセンスあるPV、毒々しい歌詞を特徴とするのがkemuやな」
(´・ω・`)「少し耳が痛いけど、かっこいいね。和楽器あいそう」
彡(゚)(゚)「分かってていっとるんかそれ……?」
彡(゚)(゚)「こういう激しめのサウンドと、人間の音域を無視したような攻撃的なヴォーカルと自由な世界観は
ネットミュージック、しかもボカロ界隈ならではの特徴やね」
(´・ω・`)「好きだよ。でもね……」
彡(゚)(゚)「?」
(´・ω・`)「そろそろ人の声が恋しいっていうか、なんていうかさ」
彡(゚)(゚)「ああ。メルトを除いて基本、ボーカロイドばっかやったもんな。
よっしゃ、今度は併せて紹介したるわ」
https://www.youtube.com/watch?v=g2MNFAMluSs
彡(゚)(゚)「モノクロイラストと特徴的な電子音、宗教用語を多用した独特のリリックを強みとする日向電工と」
鋭いハイトーンボイスからしっかりした低音ボイスまで、地力のある歌い手として有名な島爺
雑ながら二人併せて紹介や」
(´・ω・`)「これこれ、人の声じゃないとどうもね。
今度は歌詞と世界観がいいね。歌も結構うまいんじゃない?」
彡(゚)(゚)「中々厳し目の評価やな……じゃあ、順を追って紹介していくか」
彡(゚)(゚)「日向電工は上述の通りの特徴くわえ、ボカロP特有の世界観の共有が挙げられる。
これは物語性があるという意味ではなく、あくまで世界観が共有されてるってだけや
シェアワールドみたいなもんやな。一人でやっとるけど」
(´・ω・`)「この電子音ロックは他の楽曲もそうなの?」
彡(゚)(゚)「せやで。気になるなら、バケモノダンスフロア、スパーグガールシンドロームと呼ばれる曲も見ていってや」
彡(゚)(゚)「島爺はそやなあ、最近一番人気ある歌い手の一人やろ。
加工に頼りがちな歌い手の中でも安心して聞ける実力者や」
(´・ω・`)「歌い手ってど下手くそかケロケロなイメージあったけど、いいもんだね
気に入ったよ」
https://www.youtube.com/watch?v=dJZiOALtUyE
彡(゚)(゚)「ファッ!?」
(´・ω・`)「えっ!?」
彡(゚)(゚)「……いやなんでもない。
さて、この通り、小林幸子も今じゃ歌い手なわけなんやが」
(´・ω・`)「何やってるんだこの人……」
彡(゚)(゚)「歌詞にアレンジはあるが、元になったのはナユタン星人の楽曲、エイリアンエイリアンやな
懐かしのポップチューンを彷彿とさせるメロディアスな展開と、電波系と言われる脳天ぶっ飛びなリリックをうまく落とし込んだ巧みさが人気になっとるで」
彡(゚)(゚)「小林幸子は」
(´・ω・`)「その説明はいいよ」
https://www.youtube.com/watch?v=nbcM2bcVTlY
(´・ω・`)「この人はよく知ってるよ。Lemonとか」
彡(゚)(゚)「今JPOP界で最も勢いのあるミュージシャンや。
こいつがネット出身というのは今じゃよく知られとる話やろ。」
(´・ω・`)「この人のことは語っても語りきれないよね」
彡(゚)(゚)「特徴的で危ういメロディラインとそれをまとめたキャッチーさ。
言葉で語るのも無粋な魅力や」
(´・ω・`)「ネットミュージシャンで才能ある人っていったらまあこの人のこと思い浮かぶよね」
彡(゚)(゚)「せやな。でもそれに引けを取らない天才がおるとしたら?」
(´・ω・`)「……メジャーデビューしてるでしょそんな人」
彡(゚)(゚)「正直、頭に紹介したい人間を数人思い浮かべて当てずっぽうで初めたのは後悔しとる。
せやからこそ軽い説明で終わらせたんや」
(´・ω・`)「何の話だよ」
彡(゚)(゚)「ワイが個人的にめっっっっちゃ好きな三人の天才を紹介するわ。
各ジャンルでは間違いなくメジャーデビューしてもおかしくない天才たちなんやが、すでにメジャーデビューしてたり、メジャーデビューにそんな興味なかったり、
メジャーデビューできない事情があったり」
(´・ω・`)「……ちょっと期待するけど」
彡(゚)(゚)「まあワイが個人的にすごいと思う三人のミュージシャンってだけで、
一般には知られてなくてもネット界では常識みたいな奴らもおるから大丈夫や
もう少しで終わるから辛抱してや」
(´・ω・`)「本当にもう少しだけだからね?後でYMOのCD買いに行かなきゃいけないんだから」
ワイの紹介が行き当たりばったりやからや……すまんな
彡(゚)(゚)「ワイはよくJラップを聞くんやが、初めて聞いたときはかなりぐっと来た
レベルの高いスキル全開、ゴリゴリのフロー全開、舌回しまくりの超人や」
https://www.youtube.com/watch?v=mIsgCVJw4a0
(´・ω・`)「……おお」
彡(゚)(゚)「なんや」
(´・ω・`)「今まで軽く紹介されてきた王道の楽曲たちもいいけど、こういう尖った雰囲気出されると
ネットの音楽もいいなあってなるね」
彡(゚)(゚)「せやろ。他にもいろんなラップ出してるんやけど、やっぱワイ的ベストはこれや」
彡(゚)(゚)「ニコニコはともかく、soundcloud辺行くとこういう化物もいたりするから、あさるのは結構楽しいで」
https://www.youtube.com/watch?v=hxbd_7xNA-M
彡(゚)(゚)「昔、誰でも知ってる洋楽メドレーちゅうのでニコニコで話題になったシンガーソングライターがおった
ワイ的には、ネットミュージシャンの中でことさら歌のうまいやつやと思ってる。歌の天才や」
(´・ω・`)「うわ、うまいなこの人」
彡(゚)(゚)「せやろ。耳をつんざくエグいハイトーンボイスと的確なリズム、ロックの本場を思わせる大胆なディストーションを聞かせた声がすごくたまらんわ」
(´・ω・`)「サザンぽいね。影響されたのかな?」
彡(゚)(゚)「らしいで。後はビートルズや」
https://www.youtube.com/watch?v=em1x22e3YXs
彡(゚)(゚)「洋楽メドレーも貼っとくで。解説含め何時間でも楽しめる一曲や」
(´・ω・`)「トランス風アレンジってのはまたいいね。この人の歌唱力もあって安心して聞けるよ」
https://www.youtube.com/watch?v=Icfn22m7Btc
彡(゚)(゚)「これ聞いてみてほしいんやが」
(´・ω・`)「なんでCCさくら?」
彡(゚)(゚)「まあええから。聞いた?」
(´・ω・`)「まあ、短いから」
彡(゚)(゚)「わずか18の若さで失くなった早逝の天才コンポーザーがおったんやけどな
vaconがラップ、たろうがロックとしたらこいつはフューチャーポップの天才や」
https://www.youtube.com/watch?v=kZmk8PxjhnY
(´・ω・`)「すごい音の情報量だ……」
彡(゚)(゚)「更に凄いのが、この曲を作ったのがたった16歳ってことや。
16なのにすごいな、やないで。すごい上に16なんやで」
(´・ω・`)「wowakaだっけ?ネットミュージシャンって早逝も多いよね」
彡(゚)(゚)「悲しいことやなあ、ほんまに。せめて廃れないようにするぐらいしかできん無力さがまた虚しいわ
こいつの曲をもう一曲」
https://www.youtube.com/watch?v=zu8JqdHXGM8&
彡(゚)(゚)「adepressive cannot goto theceremonyいう曲や」
(´・ω・`)「えーと、『うつ病は葬式にはいけない』?」
彡(゚)(゚)「学校に行かず作曲に明け暮れてた天才が、恋愛ゲームD.Cの卒業に関する曲をアレンジして、このタイトルや
色々と思うところもあるで」
彡(゚)(゚)「だいぶ駆け足になってしまったが、こんな感じや。
どや?ネットも悪くないやろ」
(´・ω・`)「そうだね……少しはきこうとも思えたよ
彡(゚)(゚)「ほんならよかったわ!かなり端折ったけど、今まで紹介してきた奴らにも色んな曲があるさかい、ぜひ興味を持ったらきいみてな!」
かなり雑で申し訳ない
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