彡(ﾟ)(ﾟ)で学ぶ宝塚歌劇

彡(ﾟ)(ﾟ)「学ぶスレは初めてだから至らぬところがあっても勘弁してクレメンス」

彡(ﾟ)(ﾟ)「今年105周年を迎えた宝塚歌劇について紹介するスレやで」

彡(ﾟ)(ﾟ)「敷居が高そうだと思ってるニキやネキに届いてほしいンゴ」

彡(ﾟ)(ﾟ)「初心者が知ればいいことは網羅して書くつもりやで」

(´・ω・｀)「おにいちゃんおにいちゃん」

彡(ﾟ)(ﾟ)「なんや」

(´・ω・｀)「おにいちゃん宝塚歌劇団？に詳しかったよね」

彡(ﾟ)(ﾟ)「まあな」

(´・ω・｀)「かわいい女の子がいて気になるんだ」

彡(ﾟ)(ﾟ)「誰や、見せてみい」

彡(ﾟ)(ﾟ)「ほーん、月組トップ娘役の美園さくらやな」

(´・ω・｀)「娘役？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「宝塚は男役、娘役に分かれるんや」

(´・ω・｀)「なるほど」

(´・ω・｀)「この子にはどこで会えるの？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「宝塚歌劇は、兵庫県宝塚市にある宝塚大劇場と東京都千代田区にある東京宝塚劇場、それに他の外箱(劇団所有でない劇場)で観られるやで」

(´・ω・｀)「結構色んなところで観られるんだね」

彡(ﾟ)(ﾟ)「主な外箱は東京都新宿区にある日本青年館ホール、福岡県福岡市の博多座やな。他にも全国ツアーをやってたり、この前は台湾にも行ったんやで」

(´・ω・｀)「ところでチケットはどこで買えるの？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「チケットは主に劇団のホームページからやな。ローチケなどもあるけど、注意すべきは転売屋から買わないことや」

(´・ω・｀)「転売ヤー死すべし、だね」

彡(ﾟ)(ﾟ)「基本的に一番数の多いS席が8500円、次のランクのA席が5500円、最後のB席が3500円や。ちなSS席が11000円、当日券が東京劇場だと2500円、立ち見だと1500円やな。大劇場だとさらに安いやで」

(´・ω・｀)「以外とお求めやすいね」

彡(ﾟ)(ﾟ)「十万だとか無茶な値をつける転売屋から買うより自分で並ぶ方が遥かにええで。ちな貸切公演もあって、それは幕間の休憩で抽選会があったりするで」

(´・ω・｀)「でも(倍率)お高いんでしょう？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「それは確かや。何でもいいからとりあえず観たいなら和物(後述)がおすすめやで」

(´・ω・｀)「人気がないの？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「せや。海外ミュージカルなどに比べるとどうしても倍率が落ちるんや」

(´・ω・｀)「なるほど」

(´・ω・｀)「初心者はどの席で見ればいいとかあるの？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「せやなぁ…S席から下で見る方がええやで。」

(´・ω・｀)「なんで？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「SS席だとどうしても全体が見にくいんや。ちなオペラグラスは必須やな。劇場で5000円払えば借りられるやで。うち4500円は保証金だから物を返せば返ってくるんや」

(´・ω・｀)「なるほど」

(´・ω・｀)「演目はどんなものがあるの？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「海外の作品を上映する海外ミュージカル、劇団オリジナル、そして漫画や小説の原作や。過去にはルパンや相棒もやったことがあるんやで」

彡(ﾟ)(ﾟ)「ちな和風の時代劇の和物、海外が舞台の洋物にざっくり分かれるんや。和物は人気ないっていうのはさっきも言ったな」

(´・ω・｀)「結構多いんだね、ぼくベルばらだけやってるんだと思ってた」

彡(ﾟ)(ﾟ)「ベルサイユのばらの他にもエリザベートや風と共に去りぬなんかが有名やね」

(´・ω・｀)「とりあえず安いし当日券に並ぼうかと思うんだけど、どれくらいから並べば取れる？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「普通の公演なら東京劇場で朝六時に行けば座れるで。人気がないともっと遅くても余裕やな。チケット売り場が空くのは十時からやから寒いときは防寒対策、食料もきちんと持ってくるんやで」

(´・ω・｀)「結構早くから並ぶんだね」

彡(ﾟ)(ﾟ)「やはり人気の芸能やしな。大劇場やと席が多いからもう少し余裕を持っても大丈夫や。Twitterを見て目安を確認するとええで」

(´・ω・｀)「観劇のマナーとかは？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「服装はどんなものでも大丈夫やで。休憩時間なら席での飲食もOKや。他には前のめりにならない、撮影録音禁止などやね」

彡(ﾟ)(ﾟ)「次に楽しみかたや」

彡(ﾟ)(ﾟ)「もちろん楽しみかたに正解はないんやが、知っていた方が楽しくなる知識は押さえておくやで～」

その1　パンフレットは買うべし

彡(ﾟ)(ﾟ)「本公演なら一冊千円や。大劇場と東京劇場で表紙が違うんやで」

彡(ﾟ)(ﾟ)「パンフレットには場面ごとのあらすじ、人物紹介、主要な歌詞などが載ってるから買うと流れを掴みやすくておすすめンゴ。記念にもなるから買うべきやで」

(´・ω・｀)「筋はわかってた方が見やすいもんね」

彡(ﾟ)(ﾟ)「宝塚歌劇はきらびやかで情報量が多いんや。予備知識なしに観ると混乱するから観劇の手引きとして一読しておくべきやな」

その2　拍手や手拍子には乗るべし

彡(ﾟ)(ﾟ)「ワイが思う宝塚歌劇の魅力のひとつに一体感があるんや。会場全体でする手拍子や拍手は劇を盛り上げることになるし、恥ずかしがらずにやった方がいいンゴ」

(´・ω・｀)「タイミングは？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「他の人がやり始めたらでいいンゴ。曲が終わったら拍手、場合によっては曲に合わせて手拍子。暗黙のルールとして歓声や掛け声はご法度や」

(´・ω・｀)「やきうと違うんだね」

その3　出待ちや入り待ち

彡(ﾟ)(ﾟ)「稽古場が劇場にあるから、公演中はタカラジェンヌが稽古場に入ったり出たりするのを見ることができるで」

(´・ω・｀)「美園さくらちゃんも近くで見られるの？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「見られるで。入り待ちの場合稽古場が空くのが八時、十一時公演だとそれくらいからトップや二番手が入り始めるんや。ちな一時や一時半公演だと十時くらいやね。」

(´・ω・｀)「十時くらいに見に行けば見られるんだ」

彡(ﾟ)(ﾟ)「基本的にファンクラブがガードについていて、後ろから見たり写真を撮ったりするンゴ。ファンクラブ以外の人間は声をかけたり手紙を渡すのはご法度や」

その4　ご贔屓が出来たら

彡(ﾟ)(ﾟ)「宝塚で贔屓のタカラジェンヌができたら、お茶会に参加することができるんや。参加費が大体8000円、ファンとの交流の場でオリジナルグッズが配布されたりするで」

(´・ω・｀)「どうやって参加するの？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「ファンクラブの人間に声をかけるか、手紙を書くんや。お茶会の申込書が届くやで」

(´・ω・｀)「あれ、思ったより敷居が低い」

彡(ﾟ)(ﾟ)「初心者ニキネキはまだ考えないかもしれないけど知っておいて損はないンゴ」

『エリザベート』

彡(ﾟ)(ﾟ)「お前の愛を勝ち得るまで 追いかけていこう…」

(´・ω・｀)「ストーカー？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「ワイがやると決まらんな。宝塚歌劇でとれないチケットナンバーワンとも言われるエリザベートの、”黄泉の帝王”トートのセリフや」

彡(ﾟ)(ﾟ)「オーストリア=ハンガリー帝国の美貌の皇后、エリザベートの生涯を描いた作品や」

彡(ﾟ)(ﾟ)「15歳の時に木から落ちたエリザベートは、一度は黄泉の世界に行ってしまう」

/|i､ﾟヮﾟﾊﾚ「黄泉の世界…？私を返して！」

彡(ﾟ)(ﾟ)「しかしエリザベートの美しさに惚れたトートは、その命を返すんや。エリザベートが自分を愛するまで命を奪うことはできないと」

彡(ﾟ)(ﾟ)「そこからエリザベートはフランツ・ヨーゼフ一世に見初められオーストリア皇后となり、波乱の生涯を送る事となる。愛と死をテーマにした名作や」

彡(ﾟ)(ﾟ)「東宝でも上演されているやで」

『ポーの一族』

彡(ﾟ)(ﾟ)「真実の愛はどこに」

彡(ﾟ)(ﾟ)「名作少女漫画を演出家小池修一郎が頼み込んで13年目にやっと上演した作品や」

彡(ﾟ)(ﾟ)「長いストーリーがうまくまとめられていて原作を知らなくても楽しめるンゴ」

彡(ﾟ)(ﾟ)「人間の血を必要とするバンパネラとなった少年エドガーとその妹メリーベル、そして義理の父母ポーツネル男爵夫妻を中心としたストーリーや。
エドガー役の明日海りおのこの世ならざる美しさ、メリーベル役の華優希の愛らしさ、ポーツネル男爵夫人シーラの優美さの際立つキャストに優れた作品や」

『ファントム』

彡(ﾟ)(ﾟ)「ザ ファントム オブ ジ オペラそう 私だ」

彡(ﾟ)(ﾟ)「オペラ座の怪人、という題名で有名な作品や。2018年に上映されたとき大人気でDVDも一時在庫がなくなった名作や」

彡(ﾟ)(ﾟ)「歌姫クリスティーヌを影から一身に支える醜い怪人ファントムの愛の作品や」

彡(ﾟ)(ﾟ)「とにかく歌のうまさが際立つ、初心者におすすめの作品やね」