彡(ﾟ)(ﾟ)「うーんお金がないンゴねぇ・・・せや！」

彡(^)(^)「飢餓輸出したろ！」

（´；ω；｀）「もうやめてお兄ちゃん　これ以上やったらみんな餓死ちゃうよ！」
彡(ﾟ)(ﾟ)「・・・」
彡(^)(^)

彡(ﾟ)(ﾟ)「最近一本の列車が飢え死にした人々のの死体を乗せてキエフ駅に入った。その列車はポルタヴァからキエフまで、ずっと死体を拾い上げてきた。私は、誰かがこの事態についてスターリンに知らせる必要があると思う。」

彡(ﾟ)(ﾟ)「集団農場を視察したろ！スターリンも成功してるって言ってたし楽園のような状況なんやろなぁ・・・」
（´；ω；｀）「ﾀｽｹﾃ・・ﾀｽｹﾃ・・・」
彡(ﾟ)(ﾟ)「ﾋrｯ・・・なんでこんな痩せこけてるんや・・・」
彡(ﾟ)(ﾟ)「で、でも安心や！ワイらが新しい設備を持ってきたで！」
（´；ω；｀）「設備なんかいらないから食料を分けてよお兄ちゃん」
彡(ﾟ)(ﾟ)「えぇ・・・」

（´・ω・｀）「僕たちが丹精込めて育ててきたお米がこんなに実ったよ　これもソ連のお兄ちゃんたちが土地と農具を分けてくれたおかげだね」
彡#(ﾟ)(ﾟ)「なんで米なんか作っとるんや！綿花を育てろって言うたやろがい！」
（´・ω・｀）「で、でもお米育てないと皆餓死しちゃうよ！」
彡#(ﾟ)(ﾟ)「許さん！お前は反革命で処刑や！」
（´；ω；｀）「ｳｳｯ・・・」

彡(ﾟ)(ﾟ)「ソ連全土で飢餓やと？」
彡(ﾟ)(ﾟ)「・・・」
彡(ﾟ)(ﾟ)「全部の地方党活動家のせいや　ワイは悪くない」
彡(??)(??)「だから全員粛清しなきゃいかん」

（´・ω・｀）「もう食べるものが無いよ　でも人食いだけはしたくないな・・・」
（´・ω・｀）「公園の雑草でも食べよう・・・」（モグモグ）
彡#(ﾟ)(ﾟ)「人民の財産を勝手に独り占めしよったな！？許さん！銃殺や！
（´；ω；｀）「ひどいよ　こんなのって・・・」

（´・ω・｀）「ソ連のお兄ちゃんたちのおかげでバイから搾取されることもなくなったよ　これで安心して牧畜ができるね」
彡(ﾟ)(ﾟ)「牧場にも集団化が必要や！階級闘争を推進するんやで！」
（´；ω；｀）「羊と山羊の数が集団化前の五分の一になっちゃった・・・これじゃ生活していけないよ・・・」

（´・ω・｀）「今日の作業もきつかったなぁ　あっ！収穫後の落穂がたくさんある！」
（´・ω・｀）「流石にこんなのは出荷しないだろうし食べてもいいよね」
彡#(ﾟ)(ﾟ)「落穂は人民の財産やぞ！それを食べようとは豪語同断！反革命罪や！」
（´；ω；｀）「な・・・なんで・・・？」

彡(ﾟ)(ﾟ)「富農は二万五千人団として派遣された共営農民よりはるかに巧妙な煽動をなした」
彡(ﾟ)(ﾟ)「政治活動、煽動活動の遂行はわれわれには容易ではない」
彡(ﾟ)(ﾟ)「というのもわれわれには地方の言葉が分からず通訳は正確でないことがしばしばあるからである」
彡(??)(??)「つまり実力行使が必要なんや」

彡(ﾟ)(ﾟ)「我々は”自身の子供を食べることは野蛮な行為である”と宣伝しなければならなかった」
彡(ﾟ)(ﾟ)「というのも最大2500人の人々がホロドモールの間に共食いで有罪判決を受けたからである」

（｀・ω・´) 「もう怒ったよ！行政が事態を何とかしない限りぼくたちは土地を耕すつもりはないぞ！」
彡(ﾟ)(ﾟ)「・・・」
（｀・ω・´) 「な、なんだよお兄ちゃん！絶対に働かないからね！」
彡(??)(??)「全員シベリアに追放する　周辺のコサック農村も連帯責任で追放や」
（´；ω；｀）「そんな・・・う、嘘だよね？」

（´。ω゜`）「もうダメだ・・・こんな場所にはいられない・・・北へ逃げよう・・・」
彡(ﾟ)(ﾟ)「飢饉が起きてる地域からの移動は原則禁止、逃げた奴は反革命罪で逮捕や」
（´；ω；｀）「逃げる事すら許されないのか」

（｀・ω・´) 「仕方ないから頑張って生産しよう！そうすれば当局から虐められることもないね！」
彡#(ﾟ)(ﾟ)「なんでお前はこんなに農業に詳しいんや！さては富農やな！？中央アジアに追放や！」
（´；ω；｀）「えぇ・・・」

(*^◯^*)「ソ連で飢饉が起きているらしいんだ！33万トンの穀物を援助するんだ！」
彡#(ﾟ)(ﾟ)「飢饉なんておきとらん！全部資本家のホラ話や！穀物は受け取らんで！」
(*^◯^*)「えぇ・・・」

“ホロドモール”
1932年から33年にかけてスターリン体制下のウクライナで起きた大飢饉の通称
ウクライナSSR内で300万人から770万人が飢えと伝染病で死亡した
1932年の大凶作にソビエト政権が実施した集団化と穀物の強制徴収が重なり被害が拡大したとされる