詩音｢み､魅音ちゃん！爪剥がさないで！｣ 魅音｢うるさいですね…｣ﾒﾘﾒﾘ

詩音｢あ､あぁ～ッ！｣ ﾒﾘﾒﾘ(爪が剥がれる音)

詩音｢はい､今日のけじめは終わり｡お疲れさまでした｣

詩音｢うぅ……痛い…痛い…｣

数週間前､念願の興宮に引越したのだが､『北条家はダム戦争の裏切り者』
というばっちゃの声があり､村ぐるみでイジメた結果､悟史くんが鬱になった｡
しかしばっちゃはなんだか北条家のことがどうでもいいみたいで､いつもいつも無遠慮に迫害して､心イタイイタイなのだった｡

詩音「トホホ……悟史ちゃん可愛いのに鬼隠しでイナイイナイなんだから……あーあ、どうにかして鬼婆ちゃんの北条家イジメをやさしくて気持ちいものにしてもらえないかな～、ん？」

深夜なのに鬼婆の部屋から明かりが漏れている。

魅音「よいしょ……よいしょ……」

ワイ（お、おねえが、自分の部屋で鬼婆を相手に鬼隠しの相談をしている！？）

魅音「ふぅ……こんなものですかね……。もっと園崎家が恐れてもらえるように頑張らないと……」

詩音「魅音ちゃーん！」　バチバチッ！

魅音「ひゃあッ！？」

詩音「み、魅音ちゃーん！　ごめんよーッ！　魅音ちゃんは毎日村のために園崎家党首の練習してたのに詩音はそんなことも知らずに……ッ！
バチッ！バチッ！　魅音ちゃんの湯上りふとももいい匂い！」

魅音「ど、ドサクサにまぎれてスタンガンを当てないでください！」