純一「たくさん食べてくださいね。まだまだ牛丼ありますから」コトリ
ξ^~^ξ「モシャモシャ」
純一「美味しいですか?」
ξ^o^ξ「サイコーよ橘くん! グー!」
純一「ありがとうございます」
ξ*^o^*ξホッコリ
純一(さて、どうしたものか…)
数日前
純一(また、森島先輩の箸で漬けられたラーメン汁しっとりの唐翌揚げが食べたい…)ウズウズ
純一「こうしちゃいられないよ! すぐさま森島先輩の所へ行こう!」
~~~
純一「食堂食堂っと」
ガヤガヤ ザワザワ
純一「おや? どうしたんだろう、人だかりが出来ているな」
純一「んー?」チラリ
(ξ川ξ 三 ξ川ξ) キョロキョロ
純一(なんだ……あの二頭身は……?)
純一「凄く見覚えのある後ろ姿だけど、まさかね、そんな訳…」
(o^ξ川 チラリ
純一(うわああああこっち見た、こっちをちら見してるよ!)
ヾξ^o^ξゞミ「橘くんじゃない! わおわお!」
純一「え?」
ξ^o^ξ「きみきみっ! 探してたんだよ? 見つかってよかったー!」
純一「森島……先輩……?」
∩ξ^o^ξ∩「いえす!」
純一「う、嘘だ! こんな膝の高さにも満たない姿の人が、森島先輩の訳が…!!」
ξ^3^ξ「失礼しちゃうわ橘くん。私の忘れてしまったの?」
純一「僕が記憶している森島先輩は、ええ、違いますけど…」
ξ^o^ξ「そうなのね~」
純一(一体なんだこの生物は。僕は夢でも見ているのか?)
塚原「あら橘くん。こんにちわ」
純一「あ、塚原先輩! 見てくださいよこれ!」
塚原「きゅ、急にどうしたの?」チラリ
ξ^o^ξ?
塚原「はるかじゃない。こんな所に居たのね」
純一「!?」
塚原「ずっと探してたのよ? まったく、探す方の身にもなってみなさい」
ξ;^o^ξ「ごめんなさい~ひびきちゃん~」
純一「嘘だ…こんなのって嘘に決まってる…!」
純一(この不思議生物が森島先輩とでも言うのか…?)
(^o^)
純一「あれ? も、森島先輩…っ?」
(^o^)「どうしたの橘くん?」
純一「な、なんか雰囲気違いませんか…?」
ξ^o^ξ バッサァ…
ξ^o^ξ「ポニテにしてみたんだけど、どうかな? 似合ってたかしら?」
純一(もうイヤだ現実に戻してくれ!)
「──あれ、先輩。なにしてるんですか」
純一「この声は七咲──ッ!!」くるっ
七咲「もうすぐ授業始まっちゃいますよ、こんな所でのんびりしてると」
純一「なっ七咲! コレを見てくれお願いだ!」
七咲「え、なんですか一体…」
ξ^o^ξ「逢ちゃん!」
七咲「…………」
七咲「なんですか、コレ?」
純一「うわぁああああ七咲ぃぃぃぃっ…!!」だきっ
七咲「きゃあ!? きゅ、急になんですかっ!?」
純一「有難う有難う! 七咲ならきっと、きっと僕と同じ反応をしてくれると思っていたよ…!!」
七咲「は、はぁ…それでこの二頭身生物は一体…?」
ξ^o^ξ「…」
純一「それが僕にも良くわからないんだ…」
七咲「…何処か森島先輩に似ているような、似てないような」ソッ ナデナデ
純一「うーん、でも塚原先輩とこの生物もね。森島先輩だと言い切るんだよ」
ξ^o^ξ「ハーイ、逢ちゃん! 今日もクールで可愛いわね!」
純一「ほ、ほらね? 言ったとおりだろ七咲──」
七咲「はい。ありがとうございます、森島先輩!」ニコヤカ
純一「…七咲?」
ξ^o^ξ「昼休みも水泳の練習だったの? すっごーい! 逢ちゃんってば頑張り屋さんよね~」
七咲「あ、ありがとうございます。でも、まだまだ塚原先輩には程遠いです…っ」
純一「なな……さき……?」
純一「ちょっと七咲ってば!? どうしたっていうんだ…!?」ユサユサ
七咲「なんですか橘先輩?」
純一「なんで森島先輩だなんて呼ぶの…!? こ、これは似ても似つかない、不思議な…!」
ξ^o^ξ「酷いわ橘くん…私の事そんな風に見てたなんて…」
【low】ヒューン…
純一「テンション下がっちゃっても良いよもう!! 七咲ってば! しっかりするんだ…!!」
七咲「何を言ってるか全くわかりませんけど、この人は森島先輩に違いありませんよ」
純一「そんなっ! さっきの言葉は何だったんだよ…!?」
七咲「私、もう急がないと駄目なんで、行きますね。それでは」たったったっ
純一「七咲…っ?」
ξ^o^ξ「…」
~~~~
純一(わからない。何が起こっているんだ、僕の日常はどうなってしまったんだ)
ξ^o^ξ 三 ξ^o^ξ シュバァ! シュバァ!
純一「ううっ…戻してくれ、あの頃のダイナマイトボディの森島先輩に…っ!」
ξ^o^ξ「もう!まだ言ってるの橘くん? 私は森島はるか、森島ラブリーはるかよ!」
純一「嘘だ! そんなの違う!」
ヾξ*`Д´*ξノ”「そんなこと言ってると怒るんだからね! ラブリーぷんぷんだよ!」
純一「嫌だっ…違うぞ僕は絶対に認めない…!! ──あ、そうだ梅原が居るじゃないか!!」
ξ^o^ξ「……」
純一「そ、そうだよアイツに聞けば分かってもらえるはずだ! そうと決まれば、早速…!」
~~~
梅原「ハァ? 森島先輩を語ってる不思議生物が居るって?」
純一「そうなんだよ! だけど誰もそのことを不思議に思ってない、全然なんだ!」
梅原「そりゃ困ったな。そうだ大将、話は変わるが先日のお宝本なんだがよ。ちょいとマニアック過ぎやしねーか?」
純一「良いから聞けってば! 冗談じゃないんだって、本当のことなんだよ!」
梅原「んだよ、じゃあだったら───」
ξ^o^ξ「わお!」
梅原「橘の方に載ってる森島先輩は、偽物だって言いたいのか?」
純一「え───うわぁああぁぁああああぁああああ!?」
梅原「こんちわっす。森島先輩!」
ξ^o^ξ「こんにちわ梅原くん。今日も元気ねー」
梅原「いやーははは。これが何時もどおりっすよ、あと大将うるさいぞ」
純一「はぁっ…はぁっ…どうして、皆嘘だろ…!?」
梅原「なんだよ大将、本気でどうかしちまったのか?」
ξ^o^ξ「今日は何時にもまして変よね、橘君」
梅原「そうっすよねー」
純一「変じゃない…僕は変じゃない、変わってしまったのは梅原たちの方じゃないか…!」
純一「塚原先輩も七咲も、お前もっ……そして──」
ξ^o^ξ「…」
純一「──うわぁぁああああああああああああ!!」ダダダッ
梅原「大将!? 何処行くんだよー!?」
チクッ
梅原「あイタ! なん、だ…手首に傷が…?」
梅原「なんだ何時の間にやっちまったんだ、いてて、結構血が───」くらぁ
バタリ
ξ^o^ξ「…」
ξ^谷^ξニコォ…
~~~~~
純一「はぁっ…! はぁっ…! 嘘だ! こんなのは現実じゃない! ゆ、夢かなんかだよ絶対!」
純一「なら早く冷めてくれ…っ…こんな悪夢、僕はもう見たくなんかない…!」ギュウウウウ
純一「痛い…頬が痛い…夢なんかじゃない…?」
ガサササ
純一「ひっ」
純一「く、来るなぁ! こっちに来るんじゃない! ぼ、僕はもういやだ…!!」
ガサササ ガサ ズサササ
純一(やめてくれ、僕が何をしたっていうんだ、僕はただ森島先輩に会いたくて、ただそれだけだっていうのにっ)
ガサササカサササササ
ガガササササササガサガガガガサササササササ
純一「あっ…あぁあぁああああぁぁぁああぁあぁ…っ」
ガサ!!
「わお」
純一「あ」
現在
ξ^o^ξ「美味しかったわ橘くん。とっても素敵よ」
純一「ありがとうございます、先輩」
純一(さて、どうしたものか───)
純一(──勢い余って森島先輩を飼うことになってしまったけれど、コレでよかったのかな)
純一「良いんじゃないかな。なんだかとってもふわふわして、心地いいし」
純一「それに森島先輩と暮らせるなんて、素敵なことじゃないか! うん! そうだよきっと!」
ξ^o^ξ「…」
純一「それじゃあお皿洗ってきますね」
純一「ふんふーん」
prrrrrrrrrr
純一「なんだろう、こんな時間に電話だ」
ガチャ
純一「はい。もしもし橘ですが──」
『た、橘君……良かった、貴方は無事だったんだね…げほっごほっ…!』
純一「え…?」
『でも良く聞いて! あの森島・ブーム・はるかは──とっても危険なの、絶対に噛まれちゃダメ…!!』
『けど対処法はある! 彼女の嫌いなもので、香草系の匂いがとくに効くの! もし噛まれても幻覚作用は中和できる…!』
『だから危険だと思ったら早く、この街から脱出して──『わお!』─きゃああ!? ま、まさかここまで来るなんて、暗闇は苦手のはずじゃ…!』
純一「えっ…ちょっ…何を言って…」
『くっ…『わお!』な君! 絶対に逃げ切って! もう皆は既に彼『わお!』『わお!』しも逃げ『わお!』『わお!』『わお!』『わお!』ぁぁぁっ』
『────────────……』
純一「あの……もしもし……?」
『わお』
純一「ッ……!?」ブツン ツーツー
純一「…なんだ、今のは…」ガチャン
純一「………………」
「どうしたの? 橘くん?」
純一「っ…!?」くるっ
ξ o ξ「顔色が優れないわよ? 心配だわー…具合でも悪いの?」
純一「森島…先輩…」
純一「あ、いえ…僕は別になにも……ただ、」
もわもわ
純一「っ!? キッチンから煙が──あ、さっき作りかけだった香草系の牛丼が!?」
ξ^o^ξ「ぎゃあああああああああああああああああああ!!」
純一「!?」
ξ^o^ξ「あぁあぁあぁあぁ」
ξ^p^ξオピェー
ドタン!
純一「森島先輩!? どうかしたんですか…っ!?」ユサユサ
ゴロン
ξ(.;.;)o(.;.;)ξ ボコボコッ…ボコォ…
純一「ひぃいぃいぃいぃいぃいぃ!!?」
純一「なん、だこれ森島先輩が、なん、で」
純一「うっ──なんだ、頭が痛い……」
ξ(.;.;.;.;;;;;;;;)(.;.;;;;;;;;;;)ξ プクゥー
パァアン!!
純一「ひぃっ」ビチャビチャドチャ
純一「ち、違うこれは──森島先輩なんかじゃない…っ!!」ガクガクガク
純一「僕は何を見てきたんだっ…ずっと否定してきて、なのにどうして今まで気づかなかったんだ…っ!?」
純一(何なんだこれ、わからない、僕はなにを───)
ガタガタガタガタガタガタガタガタ
純一「えっ!? 玄関のドアが急に……だ、誰か居るのか!?」
パリーン!! バリンバリン!
純一「窓ガラスが割れて──美也!! 美也ぁああああ!!」
ガタガタガチァァン
ギィギィ──ゴトゴト──バギン!
純一「美也…? お、お父さんお母さん…?」ブルブル
『わお』
純一「…え」
『わお』『わお』『わおわお』
純一「嘘だ…」
『わお』『わお』『わおわお』
『わお』『わお』『わおわお』『わお』『わお』『わおわお』
『わお』『わお』『わおわお』『わお』『わお』『わおわお』『わお』『わお』『わおわお』『わお』『わお』『わおわお』
『わお』『わお』『わおわお』純一「うわぁああああああああ!!!!!」『わお』『わお』『わおわお』『わお』『わお』『わおわお』
『わお』『わお』『わおわお』『わお』『わお』『わおわお』『わお』『わお』『わおわお』『わお』『わお』『わおわお』
『わお』
ξ^o^ξ
ξ^墓^ξ
怖いよ!!俺は某アイドル達のようなもっとほのぼのとしたものを期待しt
わお