ソ連軍「あ、あぁ~ッ!」 ズドズドズド-ン!(大量のT34撃破)
ルーデル「はい、今日2度目の出撃は終わり。お疲れさまでした」
ヒトラー「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、戦車撃破王の異名を持つルーデルが撃墜された際に怪我を負ったのだが、『怪我を負った空軍エースの男を野放しにして戦死すると国民の不安が拡大するのでは』という懸念の声があり、結果、ルーデルちゃんが頻繁にヒトラーからの命令で入院してくれるようになった。
しかしルーデルちゃんはなんだか入院のことがキライみたいで、いつもいつも不愛想に命令無視して、胃も心もイタイイタイなのだった。
ヒトラー「トホホ……ルーデルちゃん強いのに入院命令だけはイタイイタイなんだから……あーあ、どうにかしてルーデルちゃんの爆撃ピュッピュを身体にやさしくて気持ちいものにしてもらえないかな~、ん?」
深夜なのにルーデルちゃんの病室から明かりが漏れている。
ルーデル「よいしょ……よいしょ……」
ヒトラー(る、ルーデルちゃんが、自分の部屋でソ連戦車の模型を相手に爆弾シ〇シ〇の練習をしている!?)
チノ「ふぅ……こんなものですかね……。もっとドイツが気持ち良くなってもらえるように頑張らないと……」
ヒトラー「ルーデルちゃーん!」 バターンッ!
ルーデル「ひゃあッ!?」
ヒトラー「ル、ルーデルちゃーん! ごめんよーッ! ルーデルちゃんは毎日ドイツのために爆弾しこしこの練習してたのにワイはそんなことも知らずに……ッ!!ハフッ!ハフッ! ルーデルちゃんの手術後ふともも凄い匂い!」
ルーデル「ど、ドサクサにまぎれて匂いを嗅がないでください!」
ワイ「ご、ごめんねルーデルちゃん……!」
ルーデル「べ、別に、爆弾しこしこ練習するくらい普通です……。それが私のお仕事なんですから……。それに、私は下手で、あんまり気持ちよくなってもらえないから」
ヒトラー「そ、そんなことないよ! ルーデルちゃんのその気持ちだけでドイツ国民は十分プロパガンダ気持ちいいんだよ! あっ、そ、そうだ! ルーデルちゃんおてて出して!」
ルーデル「こ、こうですか?」
ヒトラー「そう! それじゃあ今から命令出すからね! ルーデルちゃんのガチガチおててにドッピュするからね! ちゃんと心から受け止めてね!」
ルーデル「えっ、えっ?」
ヒトラー「ウオーッ! チノ! カチカチのおててに出すぞ!」ドピュドピュドピューッ!
ルーデル「ひゃあッ!」地上勤務
ヒトラー「くっ、ふぅ……! す、すっごい厳しいのが出たぁーッ!」
ルーデル「ほんとうです……で、でもなんで……?」
ヒトラー「それはね……ルーデルちゃんのヤバさが、ソ連国民に伝わったからだよ! ルーデルちゃんのソ連戦車絶対潰すと思うヤバさがね!」
ルーデル「私のヤバさ……」
ヒトラー「そう! だから、出撃なんて、二の次なんだよ! プロパガンダは国民が好きな人にやってもらうのが一番気持ちいいんだよ!」
チノ「す、好きって……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、命令出すの待ってもらってもいいですか?」
ワイ「だめ!」
その後、ヒトラーは一晩中ルーデルちゃんに命令を出し続けて次の日の朝は起き上がれないほど疲弊していた。でもまぁ、その日以来、書類上は入院も地上勤務もしてくれるようになったし結局最後まで死ななかったから結果オーライ! 終わり