ワイ「あ、あぁ~ッ!」グチャグチャグチャーッ!
チノ「はい、今日のパトロールは終わり。二度とこの街に足を踏み入れないでくださいね」
ワイ「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、木組みの街に児童相談所ができたのだが、
『セレブばかりの街で不良少年を野放しにすると地価が下がるのでは』
という懸念の声があり、結果、チノちゃんたちが定期的に街中を警邏してくれるようになった。
しかしチノちゃんたちはなんだか子供のことがキライみたいで、いつもいつも嬉しそうに子供をボコボコにして、全身イタイイタイなのだった。
ワイ「トホホ……チノちゃん可愛いのに子供をボコボコはイタイイタイなんだから……あーあ、どうにかしてチノちゃんたちのパトロールをやめてもらえないかな~、ん?」
深夜なのにチノちゃんの部屋から明かりが漏れている。
お侍さんは遊郭で忙しいからねしゃーない
チノ「よいしょ……よいしょ……」
ワイ(ち、チノちゃんが、自分の部屋で不動産屋のホームページを更新している!?)
チノ「ふぅ……こんなものですかね……。早くあの土地から立ち退かせるように頑張らないと……」
ワイ「チノちゃーん!」 バターンッ!
チノ「ひゃあッ!?」
ワイ「チ、チノちゃーん! ふざけんなよーッ! チノちゃんは毎日金のために街の皆を扇動してたのにワイはそんなことも知らずに……ッ!
ハフッ!ハフッ! チノちゃんの湯上りふとももいい匂い!」
チノ「ど、ドサクサにまぎれて匂いを嗅がないでください!」
ワイ「ご、ごめんねチノちゃん……!」
チノ「べ、別に、成金共を煽るくらい普通です……。それが私のお仕事なんですから……。それに、私は下手で、あんまり稼げないから」
ワイ「そ、そんなことないよ! チノちゃんのその気持ちだけで街の皆は不愉快なんだよ! あっ、そ、そうだ! チノちゃんHP出して!
チノ「こ、こうですか?」
ワイ「そう! それじゃあ今からクレーム入れるからね チノちゃんのやわらか不動産サイトにドッピュするからね! ちゃんと受け止めてね!」
チノ「えっ、えっ?」
ワイ「ウオーッ! チノ! 悪徳業者に出すぞ!」F9F9F9ーッ!
チノ「ひゃあッ!」404
ワイ「くっ、ふぅ……! す、すっごい苦情が出たぁーッ!」
チノ「ほんとうです……で、でもなんで……?」
ワイ「それはね……チノちゃんの気持ちが、皆に伝わったからだよ! チノちゃんの金のことしか頭にない浅ましさがね!」
チノ「私の浅ましさ……」
ワイ「そう! だから、お題目なんて、二の次なんだよ! 不良少年の存在より、チノちゃんたちのエセ自警団が一番不快なんだよ!」
チノ「ふ、不快って……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、抗議活動に付き合ってもらってもいいですか?」
ワイ「無理!」
その後、ワイは一晩中チノちゃんの会社にクレームを続けて次の日の朝はHPにアクセスできないほど炎上していた。
でもまぁ、その日以来、おち〇ち〇搾りをするときチノちゃんが耳元で「好きです」とつぶやいてくれるようになったので結果オーライ! 終わり
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