ワイ「チ、チノちゃん！コール切らないで！！」 チノ「うるさいですね…」ﾌﾞｰﾌﾞｯﾌﾞﾌﾞﾌﾞｯﾌﾞﾌﾞﾌﾞｯﾌﾞｰﾝ

‪GS400「‬ﾝﾌﾞｩｩｩｳｳｳｳﾝﾝﾝﾌﾞｩｩ」ﾌﾞｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

チノ「はい、今日の”流し”は終わり。お疲れさまでした。」

ワイ「うぅ…あ、ありがとうございました….」

‪数週間前、客足が遠のくラビットハウスでライダーズカフェを見習うべく『GS400』が納車されたのだが
『コールを切るのが下手すぎるワイさんに名車を触らせるのは思い出レ◯プになるのでは』という懸念の声があり、
結果、元レディース総長のチノちゃんがバイクを改造して、なぜか定期的に街に出てコールを切ってくれることになった。

‪しかしチノちゃんはなんだか、静かなヨーロッパの街並みが嫌いみたいで、
いつもいつも不愛想に吸い込みコール‬ﾌﾞｩｩｩﾙﾙﾙﾙﾙ‪して、タンデムしてる三段シートのワイのお尻はイタイイタイなのだった。‬

ワイ「トホホ…オシャレなバイクが置いてあるカフェを目指してたのに客層はもうオラオラなんだから……。あーあ、どうにかしてチノちゃんの”暴走”を止めることができないかな～、ん？」

深夜なのに、チノちゃんの部屋から明かりが漏れている。

チノ「よいしょ…よいしょ……」

ワイ「(チ、チノちゃんが『直管！音職人の吸い込みコール！！ラビットレーシング』 youtubeに今日の”流し”の動画を投稿してる！？)

チノ「ふぅ… こんなものですかね。もっとコール上手くなってお店にお客さんたくさん来てもらうために頑張らないと……)

ワイ「チノちゃーーん！！」