国内FA権を取得したロッテ・早川あおい投手(34)が5日、権利行使の可能性を示唆した。
FA有資格者の行使手続きが始まったこの日、「心が揺れている」と吐露。近日中に行われる球団との次回交渉が“ヤマ場”になるとの見通しを示した。
球団とは先月末から3度交渉したが、3度ともあおい自身が山室社長に持ちかけて実現したという。
「そういうことを考えても、あまり評価されていないのかなと感じる。『ん?』と思っている自分がいる。不信感はあります」。井口監督にも「心が揺れています」と伝え「あっそ」と言われたという。
あおいは今季、登板43試合すべてリリーフで0勝2敗、45回の投球回で防御率は3・00。ホールド数はリーグ15位タイの16で、「シーズンを通して試合を守ったという自負はある」と強調した。
球団から出来高付きの1年契約を提示されているが、希望とは開きがある。
「条件も大事ですが、それよりも“必要とされている”と感じられるかどうか。感じたら残るし、ダメなら宣言します。他球団がどういう評価をしてくれるか興味はあります」と言い切った。
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