パワプロら大物選手の成績ばかりに話題が集まるパワフルズだが、育成出身選手の躍進を見逃してはならない。
そんな“育成の星”がトラブルを起こしていた。
2020年育成ドラフト11位で入団した外野手の矢部明雄(23)だ。
「高い身体能力で知られる選手で、パワフル高校の2年生時には甲子園にも出場。
大学3年生の時にはリーグ戦でベストナインとMVPに輝きました。
本来、育成選手は三軍で身体作りが基本ですが、ルーキーながら二軍に帯同し、一時は盗塁成功率が5割を切るなど一軍候補と期待されていた選手です。
古葉二軍監督も同じ右打ちのチャンスメーカー候補として、マンツーマンで打撃指導を行なうなど大きな期待を寄せていました」(スポーツ紙デスク)
トラブルが起きたのは7月13日、東京五輪によるリーグ戦中断前最後の猪狩カイザースとの二軍戦(底野前)の試合後だった。
「球場から寮に戻る途中、キャッチボールをしていた早川親子を見かけた矢部は、いきなり少年に向かって、
“野球なんかしてもつまんないでやんすよ”という言葉を投げかけたそうです。矢部は冗談のつもりだったそうですが、
親子はまさかパワフルズのユニフォームを着た選手から野球を否定するような暴言を吐きかけられるとは思わなかったのでしょう。
その後、あおい氏が「死刑を」と球団に抗議を入れる事態となりました。」(球団関係者)
パワフルズに取材すると、文書で回答があった。
「当球団に所属するファームの選手が試合終了後の帰路、親子に対して不適切な発言をした事実が確認されたことから、
本人及び球団の責任者が相手の方に謝罪をした上で、解雇処分と致しました。
球団として、あらためて相手の方に深くお詫びいたします」(広報部)
地獄で自身の発言を猛省してほしいところだ。
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