「練習試合、カイザース4-3キャットハンズ」(14日、猪狩ドーム)
レジェンドの起用法が垣間見えた。試合後、キャットハンズ・早川あおい監督(39)は矢部明雄外野手(38)について
「ベテランで経験値があり、堅実さはないが派手で広い守備範囲が彼の最大の武器」
と明言。
公式戦で“スーパーサブ”として起用する方針を示唆した。
本番を見据えた12日からのカイザース3連戦はいずれも途中出場。
この日は八回の守備から中堅に入り、九回の打席で遊ゴロに倒れた。
1軍の紅白戦、練習試合を通じ、28打数無安打と打撃で本領は発揮できていないが、首脳陣の守備面の評価は高い。
1軍の実戦で左翼、中堅、右翼に入り、名手として抜群の安定感を示した。
投手がピンチを迎えるとマウンドに向かって「ファイトでやんす」と叫ぶ姿もあり、
指揮官は
「声で鼓舞される」
と百戦錬磨の男に期待した。
開幕前最後の練習試合となる16日・やんきーズ戦(ガチンコスタジアム)も踏まえての判断になるが、
開幕後は守備固めなどで起用される可能性が高い。
シーズン中も競争は続く。公式戦で実力を発揮し、レギュラー取りを目指すことになりそうだ。
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