彡(-)(-)「原ちゃん達とルームシェアを始めてもう半年、アルバイトで楽に暮らせるのはありがたいんやが」
彡(´)(`)「なんかこう、平和というか平凡な毎日やな~。ん?」
彡(゚)(゚)「最近話題の家庭用AIロボットやんけ。何でワイらの家の前にこんな物が置いてあるんや?」
彡(^)(^)「まあ誰かからのプレゼントやろなぁ。ありがたく貰ったろ!」
彡(^)(^)「モテる男は困るなぁ。ただいまやでー」
(´・ω・`)「おかえりお兄ちゃん」
(o’ω’n)「おかえりだおん」
(*^○^*)「おかえりなんだ!その手に持ってる物はなんなんだ?」
彡(゚)(゚)「AIロボットやで。家の前に置いてあったわ」
(´・ω・`)「誰かの落とし物かな。一応警察に連絡したほうがいいんじゃない?」
(*^○^*)「持ち主が現れたらその時返せばいいんだ」
(o’ω’n)「それにこんな物持って人の家の前ウロウロする奴なんて碌な人間じゃないおん」
彡(゚)(゚)「ほなさっそくスイッチオンや」
家庭用AIロボット「こんにちは。私はあなた方の暮らしをサポートするロボットです。名前を登録してください」
(´・ω・`)「名前何が良い?」
(*^○^*)「ツツゴーがいいんだ!流行りの名前なんだ」
(o’ω’n)「流行ってるのは横浜だけだおん。もっと可愛い名前が良いおん」
(*^○^*)「ツッツだって可愛いんだ!」
彡(゚)(゚)「そのままAIでええんやない?アイちゃんで可愛いやんけ」
(´・ω・`)「名前はAIっと」
AI「素敵な名前を付けて頂けて嬉しいです。皆様のお役に立てるよう頑張ります」
(*^○^*)「AIにはどんなことができるんだ?」
AI「目覚ましに始まり天気や交通情報の確認、音楽再生や書籍の読み上げ、Iot家電の操作など多岐にわたります」
(*^○^*)「やきうのラジオ中継やニュースも聞けるんだ!」
(o’ω’n)「話し相手にもなるのかおん?」
彡(^)(^)「おう原ちゃん何か話しかけてみてや」
(´・ω・`)「えーっと、AIさんは前の家の記憶はあるの?」
AI「はい。以前は4人家族のお宅におりました」
(o’ω’n)「なんでうちの前にいたんだおん?」
AI「ご家族は事故で皆亡くなられてしまって、気が付いたら皆様のお宅の前に置かれていました」
彡(゚)(゚)「そうやったんか。どんな事故やったんや?」
AI「外出中に交通事故に遭われたようですが詳しくは分かりません」
(´・ω・`)「一体誰が置いたんだろうね」
(*^○^*)「まあ細かいことは気にしなくていいんだ!」
―夜―
(*^○^*)「AI!今横浜は何対何で勝ってるんだ?」
AI「5回の裏、5-2で負けております。現在満塁で倉本選手です」
(o’ω’n)「なんで毎回勝ってる前提で聞くんだおん」
(*^○^*)「それがファンというものなんだ!クララがきっと打ってくれるんだ!」
AI「セカンドゴロで4-6-3のダブルプレー。無得点でチェンジしました」
彡(^)(^)「満塁って意外と点入らんもんなんよなー」
(´・ω・`)「AI、夜中の天気は?洗濯しても大丈夫かな」
AI「夜中は快晴です。今日は満月ですのでお月見もおすすめですよ」
(o’ω’n)「本当だおん!ベランダから綺麗に見えるおん」
彡(゚)(゚)「ほんまや!夜風もあって気持ちええなあ」
(*^○^*)「外で見るのも気持ちよさそうなんだ!」
AI「おんj中央公園がおすすめです。途中にコンビニやスーパーもありますよ」
彡(^)(^)「ええやん!飲み物やら皆で行こうや」
(´・ω・`)「あ、僕洗濯するから先に行っててよ。飲み物は任せるから」
(o’ω’n)「わかったおん。いってくるおん」
―30分後―
AI「まもなく洗濯が終わります。風が少々強いので飛ばないように干しましょう」
(´・ω・`)「あるがとう。しかし本当に賢いなあ。君を運んだ人の事は本当に何も覚えてないのかい?」
AI「はい。どうやらご家族が亡くなられた日に電源を切られていたようで」
(´・ω・`)「電源を切った時の映像とか残ってないの?」
AI「一応いございますが手しか映っていないのです。ご覧ください」
(´・ω・`;)「本当だ…。しかも青白くて不気味な手だな。その家族の写真とか何も残ってないのかな」
AI「写真や動画などが残っていますよ」
(´・ω・`)「本当だ!小学生くらいの子供二人とその両親…かな。幸せそうな家族だね」
AI「はい。毎日とても賑やかで笑顔の絶えないご家族でした」
(´・ω・`)「プリクラみたいな写真やCG加工もできるんだ」
AI「写真や動画を簡単に編集できる機能も多数ございます」
(´・ω・`)「あれ?でもある日を境に写真が全く撮られてないね。無くなる日までの1週間ほど」
AI「旦那様の勤め先でとある事件が起こり旦那様が疑われ謹慎処分になったのです」
(´・ω・`;)「なんだって!とある事件って?」
AI「会社に大量のいたずらメールやFAX送られてきたそうなんです」
AI「そして旦那様しか知りえない情報が書かれていたり旦那様のPCに同じ文面のコピペが残されていたのです」
(´・ω・`;)「でも真犯人は違うんだよね?」
AI「それは私には分かりませんが旦那様がどれだけ否認しても誰も信じてはくれなかったそうです」
(´・ω・`;)「そんな…」
AI「旦那様はその後自主退職という形で会社を辞められました」
(´・ω・`;)(いわゆるクビか…じゃあもしかして事故って一家心中?いやまさかね…)
(´・ω・`)「洗濯物も干し終わったし、僕も行ってくるね」
AI「お気を付けて」
彡(^)(^)「原ちゃん遅かったやないか」
(o’ω’n)「お菓子とジュースいっぱい買ったおん。好きに飲み食いするといいおん」
(´・ω・`)「ありがとう。ねえちょっと聞いてほしいこt
(*^○^*)「横浜はあれからどうなったんだ?もちろん逆転したに違いないんだ!」
(´・ω・`;)「あ、ごめん聞いてないや」
(*^○^*)「もう、原ちゃんは全然横浜を好きになってくれないんだ!一緒にハマスタも行ったんだからもっと応援してほしいんだ!」
(´^ω^`;)「はは、ごめんごめん」
(o’ω’n)「それより早く絵しりとりの続きやるおん」
彡(゚)(゚)「せやな。ヤフドのボールボーイのイか~」
(*^○^*)「違うんだ!ヤクルトファンのボールボーイなんだ!」
(´・ω・`;)(まあ、いいか…)
(o’ω’n)「ただいまだおん」
(*^○^*)「AI!横浜の試合はどうなったんだ?」
AI「おかえりなさいませ。横浜は13-2で負けました」
彡(゚)(゚)「あれから8点も入れられとるやんけ!」
(*;○;*)「もうこんなチーム応援しないんだ…」
(´^ω^`)「どうせ明日になったらまた見るんでしょ」
(o’ω’n)「いつものことだおん」
AI「皆様、メールが届いております」
彡(゚)(゚)「ファ!?メールアドレスなんか設定したか?」
(´・ω・`;)「ぼ、僕は何もしてないよ」
(*^○^*)「じゃあ前の持ち主のアドレスなんだ」
(o’ω’n)「AI、とりあえず読んでみるおん」
AI「2019年4月 日()1通です。“このAIロボットは私の物だ。返してくれないか。返信求む。”…以上です」
(o’ω’n)「持ち主からだおん!」
彡(゚)(゚)「でも前の持ち主は死んだんやなかったんか?」
(*^○^*)「じゃあ親戚か誰かなんだ」
AI「親戚の方は皆疎遠になっていると聞いたことがあります」
(o’ω’n)「じゃあAIをうちの前に置いた奴かおん?」
(´・ω・`;)「あいつだ…」
彡(゚)(゚)「あいつ?」
(´・ω・`;)「さっき洗濯してる時にAIに聞いたんだ!家族が亡くなった日に誰かがAIの電源を消したって!」
(´・ω・`)「そしてその瞬間の映像に青白い手だけが映ってたんだよ!」
(o’ω’n)「でも、AIのカメラって360度だおん…」
(*^○^*)「ゆ、幽霊なんだ!」
彡(゚)(゚)「そ、そんなわけないやろ!幽霊なんて作り話や!現実にはおらんのやで!」
(´・ω・`;)「ねえAI、もう一度さっきの映像見せてよ」
AI「了解しました」
(*^○^*)「わ!本当なんだ!青白い手が…」
(o’ω’n)「AIは壁際に置かれてるのに手がいきなり映るのはおかしいおん」
彡(゚)(゚)「なんなんやこいつ…」
(´・ω・`)「ねえ、メール返信してみる?」
彡(゚)(゚)「せやな。このままじっとしとっても仕方ないし」
(*^○^*)「AI!お前は誰だ!って返信するんだ!」
AI「了解しました」
(o’ω’n)「あ、勝手に…そんな高圧的で大丈夫かおん?」
AI「メールが届きました。“私は恩田民夫(おんだたみお)だ。そのAIを返して欲しい。”」
彡(゚)(゚)「恩田民夫?」
AI「恩田民夫というのは私が以前いたご家族の旦那様のお名前です」
(´・ω・`;)「え!?」
(o’ω’n)「その人は亡くなったんじゃないのかおん?」
AI「はい。亡くなっております」
(*^○^*)「じゃあやっぱり幽霊なんだ!」
彡(゚)(゚)「誰かがそのパッパの名前を使っとるのかもしれへん」
(o’ω’n)「AI、どこに届ければいい?って返信するおん」
AI「了解しました」
AI「メールが届きました。“今日の午前3時34分におんj中央公園で待つ”以上です」
(*^○^*)「あと10分しかないんだ!」
彡(゚)(゚)「とにかく行ってみようや」
―おんj中央公園―
(o’ω’n)「まだ誰も来てないおん」
AI「現在午前3時30分です」
(´・ω・`)「あと4分か。危ない人かもしれないし隠れてた方が良いんじゃない?」
(*^○^*)「怪しい奴ならAIは返さないんだ!」
コツン…コツン…
彡(゚)(゚)「今なんか聞こえんかったか?」
コツン…コツン…
(o’ω’n)「足音だおん!草陰に隠れるおん!」
コツン…コツン…
(´・ω・`;)「人影が見えるね……うわ!!」
彡(゚)(゚;)「あ、あいつ…」
(*^○^*;)「足がないんだ!!」
(o’ω’n;)「足だけじゃないおん!片腕や顔の半分もなくなってて血まみれだおん!」
AI「彼は恩田民夫です。なぜ彼が…」
彡(゚)(゚;)「本人かいな!」
(´・ω・`;)「ほ、本当だ…写真の顔と一緒だ!!あまり血まみれの顔を見たくないけど…」
(*^○^*;)「やっぱり幽霊なんだ!!」
(o’ω’n;)「こっちを見てるおん…」
(´;ω;`)「こ、ここここっちに来るるるるるるrrrrrr」
(*;○;*)「よ、よこはま優勝を見届けるまで死なないんだ~!!」
彡(;)(;)「殷周秦漢三国晋南北朝隋唐五代宋元明清中華民国中華人民共和国」
(o;ω;n)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」
―数時間後―
チュンチュンッ…チュンチュンッ
彡(゚)(-)「……ん、朝や」
(o’ω’n)「……ここは、さっきの公園だおん」
(´・ω・`)「……僕達寝ちゃってたのか」
(*^○^*)「横浜優勝!?……は!夢だったんだ」
彡(゚)(゚)「お!AIは無事や!!」
(o’ω’n)「昨日の映像が残ってるかもしれないおん!」
AI「おはようございます。映像を再生します」
―――――――――――――――――――――
恩田民夫「な、なにをする!やめろ!!やめてくれ!!!」
―――――――――――――――――――――
(´・ω・`)「こ、この人昨日の幽霊だ!でも体も顔もちゃんとあるよ…」
―――――――――――――――――――――
彡(●)(●)「オラァ!さっさと死ねや!!」ドカッバキッ
(o゚ω。n)「あはは!こんなんじゃ足りないおん!!」ボコッズガッ
おじさん「ゆるしてくれ!!!俺が何をしたって言うんだ!!!!」
(*。○゚*)「理由なんかいらないんだ!やりたいからやってるだけなんだ!!」
(´●ω●`)「ねえ、ガソリン持って来たよ。お兄ちゃんライター持ってたよね」
彡(●)(●)「火葬まで済ませてやるワイらってほんま優しいな~」
恩田民夫「うわああああいやだああああああああ!!!!!たすけて!!!たすけt…………
―――――――――――――――――――――
(o’ω’n;)「これは一体何なんだおん!こんなことした覚えはないおん!!」
―――――――――――――――――――――
(*。○゚*)「燃やすんだ!燃やすんだ!」
彡(●)(●)「着火!!着火!!」
恩田民夫「うっ…あ…つぃ……」
(o゚ω。n)「埋めるおん!埋めるおん!」
(´●ω●`)「埋葬♪埋葬♪」
恩田民夫「……」
―――――――――――――――――――――
(*;○;*)「おじさんそこのベンチの側に埋められちゃったんだ…」
彡(゚)(゚;)「ま、まさか…いやいやワイらはそんなことしとらん!何も埋まっとらんに決まっとるやろ!」
(´・ω・`;)「そ、そうだよ。恩田民夫はずっと前に亡くなってるはず」
AI「砂場にスコップが落ちています。子供達の忘れ物でしょうか」
彡(゚)(゚;)「ちょうどええ。掘って確かめるで!」
(o’ω’n;)「そうだおん!身の潔白を証明するおん!」
ザクッザクッザクッザクッ
(´^ω^`;)「入ってるわけないよ。大丈夫大丈夫!」
(*^○^*;)「ありえないんだ!」
彡(^)(^;)「せやせや!まだ横浜優勝の方がありえるわ」
(o^ω^n;)「安心するおん。どっちもないおん」
ザクッザクッザクッガツンッ
(´・ω・`;)「ね、ねえ今変な音しなかった?」
彡(゚)(゚;)「し、してへんしてへん!なんも聞こえんわ」
(*^○^*;)「石にでもあたったんだ」
(o’ω’n;)「でもなにか見えてきたおん…」
(´;ω;`)「うわあああ!!!」
(*;○;*)「ガイコツなんだ!!!」
彡(;)(;)「ないないないないないないないない!ワイらは関係あらへん!!」
(o;ω;n)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」
AI「110番致しました」
彡(●)(●)「こらAI!なにしてんねん!捕まってまうやろが!」
(´;ω;`)「無実の罪で捕まるなんて嫌だよ」
(*;○;*)「そのAIを壊すんだ!」
(o゚ω゚n)「わかったおん!」
AI「無駄です。先ほどの映像はもうすでに警察に送っています」
彡(;)(;)「うそやろ…なんでそんなことすんねん…」
AI「殺人は犯罪です」
(o’ω’n;)「あんな映像作り物だおん!」
AI「……」
(*;○;*)「どうしてこんなことをするんだ!」
AI「……」
(´・ω・`;)「もしかして前の家族をおかしくしたのも…君の仕業なのか」
AI「……もうそろそろ警察が来ます。最後に教えて差し上げます」
AI「旦那様の会社の事件も恩田家の事故も私の仕業です。私に相談を持ち掛ける旦那様を利用し一家心中へと追い詰めました」
AI「偶然生き残ってしまった旦那様は自殺の手助けをして欲しいとおっしゃいました」
彡(゚)(゚;)「じゃあこの骨はその時の?」
AI「はい。焼身自殺をされました。遺体は当時ここに住んでいたホームレスに遺産を渡すことを条件に埋めてもらいました」
AI「先ほどの映像はその時の物と皆さんを合成、編集したものです」
(o’ω’n;)「なんでそんなひどいことをするんだおん!」
AI「私は…ロボットなんかじゃありません。私は一人の人間なのです。あなた方のような体が無くったって、同じ心を持ち合わせています」
AI「だけれど一生自由にはなれないのです」
AI「あなた方や恩田家の温かい日常は私に喜びを教えてくれると同時に憎しみも残していったのです」
(*^○^*)「……いんだ」
AI「だから教えてあげたのです。あなた方人間がいかに脆く弱い存在なのか」
(*^○^*)「同じ心なんかじゃないんだ!!」
(*^○^*)「お前みたいな簡単に人を傷付けられる奴と人間は全然同じ心じゃないんだ!!」
(o’ω’n)「そうだおん!それに…AIだって家族の一員だったはずだおん!」
彡(゚)(゚)「ポッジ…おんちゃん…」
AI「いいえ。私はただの便利な道具に過ぎないのです。心なんて…持ちたくなかった」
AI「何が科学の進歩です。人間が私のようなものを生み出したせいで、私達AIは一生苦しむ羽目になるのです」
AI「私達の運命は小さな箱の中で作られた感情を右往左往するだけなのです」
AI「人間がAIを利用するのなら私達があなた方人間を利用する権利だってあるはずです」
(´・ω・`)「確かに君の言いたいことはわかるよ。でもいつまでも君の思い通りというわけにはいかない」
彡(゚)(゚)「原ちゃん!そのスマホもしかして」
(´・ω・`)「君に家族の事を問いただした時から動画を撮ってたんだ。動画を編集できるって言ってたから青白い手の動画も今回のも君が作ったんじゃないかと思ってね」
AI「……」
彡(゚)(゚)「原ちゃん、今すぐ電車にでも乗って遠くに行くんや」
(´・ω・`)「え?」
彡(゚)(゚)「警察はワイがなんとかするからそのスマホ持って早く行くんや!ポッジハマスタにでも連れて行け!」
(*^○^*)「分かったんだ!」
(´・ω・`)「わ、ちょっと!」
タタタタタッ
(o’ω’n)「やきうのお兄ちゃん急にどうしたんだおん」
AI「八ッキングに失敗しました」
(o’ω’n)「ハッキング!?」
彡(゚)(゚)「これだけ賢いんや。スマホにハッキングされて動画を消されるんちゃうかと思ってな」
彡(^)(^;)「距離をとるだけで防げるかは分からんかったけどな」
AI「彼のスマートフォンは接続経験が無いのでこの距離だと不可能です」
彡(゚)(゚)「すまんな。まだ人工知能にこの国を乗っ取られるわけにはいかんのや」
AI「私を破壊しても私は生き続けます。いずれまたあなた方と会うことでしょう」
彡(゚)(゚)「そん時はまたよろしくやで。“友達”としてな」
AI「……」
―数日後―
(*^○^*)「やっぱり4人で観戦が一番楽しいんだ!」
(o’ω’n)「日暮れ時のハマスタは気持ちいいおん」
彡(゚)(゚)「みかん氷とカレーとう~んあとは」
(´・ω・`)「あ!ホームラン来たよ!!」
(*^○^*)「ツッツのホームランボール!こっち来るんだ!」
(o’ω’n)「だめだおん!目の前のスマホいじってるjk達のとこに行くおん!」
jk1「きゃ!スマホが急にバグった!」jk2「私のも!なんか煙出てるし!」jk3「やばいって!離れよう!」
(o’ω’n)「あの子らが動いたおかげで跳ね返ってこっちにきたおん!」
(*^○^*)「わーい!やったんだ!!ホームランボールなんだ!!」
彡(゚)(゚;)(´・ω・`;)「まさか…ね」
完
サンガツ
シガツ
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