ワイ「あ、あぁ~ッ!」 パカンパカンパカンーッ!
中日「はい、今日の試合は終わり。お疲れさまでした」2-4
ワイ「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、念願のペナントレースが開幕したのだが、『プロばかりのセリーグでドラゴンズを野放しにすると皆にレ〇プされるのでは』
という懸念の声があり、結果、中日ちゃんが定期的にセの球団に白星をポロポロしてくれるようになった。しかし中日ちゃんはなんだか
ファンのことがキライみたいで、いつもいつも不愛想にオチシンボコボコして、中日シタイミタイなのだった。
ワイ「トホホ……中日ちゃん弱いのに若手シコシコはシタイシタイなんだから……あーあ、どうにかして京田ちゃんの三振ピュッピュを日本代表にしてもらえないかな~、ん?」
ドベなのに中日ちゃんのベンチから明かりが漏れている。
中日「よいしょ……よいしょ……」
ワイ(ち、中日ちゃんが、ナゴドのベンチで大島の肩を相手にタッチアップの練習をしている!?)
中日「ふぅ……こんなものですかね……。もっと京田で気持ち良くなってもらえるように頑張らないと……」
ワイ「中日ちゃーん!」 バターンッ!
中日「ひゃあッ!?」
ワイ「チ、中日ちゃーん! ごめんよーッ! 中日ちゃんは毎日ファンのために京田しこしこの練習してたのにワイはそんなことも知らずに……ッ!
ハフッ!(投手)ハフッ!(投手) 中日ちゃんの根尾いい匂い!」
中日「ど、ドサクサにまぎれて根尾でシコらないでください!」
ワイ「ご、ごめんね中日ちゃん……!」
中日「べ、別に、京田しこしこ練習するくらい普通です……。それが私のお仕事なんですから……。それに、京田は下手で、あんまり打ってもらえないから」
ワイ「そ、そんなことないよ! 中日ちゃんのその気持ちだけでワイは十分ファン辞めたいいんだよ! あっ、そ、そうだ! 中日ちゃん根尾出して!
稲葉「こ、こうですか?」代表戦京田スタメン
ワイ「そう! それじゃあ今から根尾ニーするからね! 根尾ちゃんのやわらかミットにドッピュするからね! ちゃんと受け止めてね!」
根尾「えっ、えっ?」
京田「ウオーッ! 稲葉! ぷにぷにベースに走るぞ!」シュタタターッ!
ショート「ひゃあッ!」アウト
ワイ「くっ、ふぅ……! す、すっごい戦犯が出たぁーッ!」
稲葉「ほんとうです……で、でもなんで……?」
ワイ「それはね……中日ちゃんのうんちが、京田に伝わったからだよ! 中日ちゃんの相手チームを思いやる優しさがね!」
稲葉「京田の優しさ……」
ワイ「そう! だから、勝敗なんて、二の次なんだよ! 代表戦しこしこは、強豪チームの人にやってもらうより、好きな選手にやってもらうのが一番気持ちいいんだよ!」
稲葉「す、好きって……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、京田に付き合ってもらってもいいですか?」
ワイ「むり!」
その後、中日は一シーズン中京田ちゃんのボール球三振を続けて2020年の夏には立ち直れないほど疲弊していた。
でもまぁ、その日以来、与田ちゃんが耳元で「1番ショート京田です」とつぶやいてくれるようになったので結果オーライ! 終わり
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