ワイ「あ、あぁ~ッ!」 ブリュリュリュリュブリュリュンリュ~~!!!
豚肉「はい、今日のゲリラ豪雨は終わり。お疲れ様でした」
ワイ「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数日前、特売の豚肉を購入したのだが、『余りにも量が多すぎる。一日三食使っても使い切れない』
というワイの声があり、結果、消費期限ぎりぎりで食い散らかすことになった。しかし雑菌ちゃんはなんだか
豚肉のことがダイスキみたいで、いつもいつも規則的に細胞分裂を繰りかえして、ポンポンイタイイタイなのだった。
ワイ「トホホ……豚肉ちゃん美味しいのに鮮度状況はイタイイタイなんだから……あーあ、どうにかして豚肉ちゃんを日持ちいいものにしてもらえないかな~、ん?」
深夜なのに冷蔵庫ちゃんから明かりが漏れている。
雑菌「よいしょ……よいしょ……」
ワイ(ざ、雑菌ちゃんが、冷蔵庫全開なのをいいことに版図を広げようとしている……ッ!?)
雑菌「ふぅ……こんなものですかね……。もっと下痢で苦しむように頑張らないと……」
ワイ「豚肉ちゃーん!」 ブリュゥ!
豚肉「ひゃあッ!?」
ワイ「ぶ、豚肉ちゃーん! ごめんよーッ! 豚肉ちゃんは毎日ワイが冷蔵庫閉め忘れてたからさっさと痛んでたのにワイはそんなことも知らずに……ッ!
オエッ!ゲヘェ! あ、ヤバい、無理無理吐きそう」
豚肉「ど、ドサクサにまぎれて嘔吐しないでください!」
ワイ「ご、ごめんね豚肉ちゃん……!」
豚肉「べ、別に、冷凍保存されないと早く痛むのなんて普通です……。それが雑菌の生存なんですから……。それに、ワイさんはADHD気味で、いつも不注意ですから」
ワイ「そ、そんなことないよ! いちおう大学は出てるしテメエみたいな家畜のなれの果てとは違うよ! あっ、そ、そうだ! 便器ちゃん便座開いて!
便器「こ、こうですか?」パカッ
ワイ「そう! それじゃあ液状ウンコ噴霧するからね! 便器のやわらかカーブにブッリュゥするからね! ちゃんと受け止めてね!」
便器「えっ、えっ?」
ワイ「ウオーッ! 便器! ブルーレットに出すぞ!」ブリュリュリュリュリュー!
ウォシュレット「ひゃあッ!」ビシャーッ
ワイ「くっ、ふぅ……! す、すっごい痛いのが出たぁーッ!」
トイレットペーパー「ほんとうです……で、でもなんで……?」
ワイ「それはね……雑菌ちゃんの悪行が、十二指腸に伝わったからだよ! 雑菌ちゃんが起こした消化不良がね!」
雑菌「ざまぁ……」
ワイ「そう! だから、尻の痛みなんて、二の次なんだよ! トイレットペーパーは安物のシングルより、ちょっと高いダブルの方が痛みは和らぐんだよ!」
トイレットペーパー「いたくないって……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、下痢に付き合ってもらってもいいですか?」
ワイ「もちろん……」
その後、ワイは一晩中便器ちゃんの便座に座り続けて次の日の朝は起き上がれないほど疲弊していた。
でもまぁ、その日以来、豚肉を狩ったときトラウマちゃんが耳元で「冷蔵庫閉めろや」とつぶやいてくれるようになったので結果オーライ! 終わり