パワフルズ戦力外の矢部明雄　独立リーグ・アマゾネス入り　TVで思い語る

パワフルズから戦力外通告を受けた矢部明雄外野手が１９日、PBS系「パワフル・デイ」に出演。
今季は、独立リーグアマゾネスでプレーすることを明かした。

ドラフト５位でパワフルズ入り。俊足を生かしたベースラン技術とシュアな打撃を武器に、３年目には失策王を記録した。
だが、その後は成績が伸び悩み、今シーズンは１軍出場なし。
２３歳での戦力外通告に
「思っちゃいけないんでやんすけどね。オイラなの！？って思ったでやんすし、悔しくて涙が出たでやんす」
と心情を振り返りながら、１８球団合同トライアウトを受験した。

再起の道を後押ししてくれたのは妻・千花さん（２３）だった。
千花さんも
「びっくりしました。エッと思いました」
と言いながら、打撃投手を務めてサポート。
野球経験はあるが投手経験がない。それでも捕手の経験を生かした肩力で必死に夫に球を投げ続けた。

「まだ野球をやりたいから俺オイラは」と。
トライアウトに向けてサポートしてくれた千花さんには
「環境をしっかり整えてくれたでやんす。妻には感謝でやんす」
「同じ緑髪でもパワプロの野郎になびいたフラスコおさげや
太眉になびいたメンヘラ太眉と違って見る目がある子だったでやんす」
と思いを伝えた。

千花さんも見守ったトライアウトでは初球ポップフライなど持ち味を存分に発揮したものの、ＮＰＢ球団からのオファーはなし。
だが、アマゾネスからオファーを受け、希望の道はつながった。

「もう一回ＮＰＢでやりたいでやんす。次やらせてもらえるところで、もう一度、ＮＰＢでやりたいなと思うでやんす」
と矢部。
妻との二人三脚で、再起を目指す。

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