かっぱ「あ、あぁ~ッ!」 ビリビリビリビリーッ!
チノ「はい、今日の電気ショックは終わり。お疲れさまでした」
かっぱ「うぅ……お父さんとお母さんに会いたいよぅ……」
数週間前、念願の回転寿司屋に就職したのだが、『これ以上人を雇うと費用が嵩んで赤字になるのでは』という懸念の声があり、結果、かっぱの子どもたちを定期的にさらってきて地下でお寿司をひたすら作らせることになった。
しかしチノちゃんはなんだかかっぱのことがキライみたいで、いつもいつも無意味に電気ショックビリビリして、かっぱさんイタイイタイなのだった。
ワイ「トホホ……チノちゃん可愛いのにかっぱさんには電気ショックイタイイタイなんだから……あーあ、どうにかしてチノちゃんのかっぱさんたちへの対応をやさしくて気持ちいものにしてもらえないかな~、ん?」
深夜なのに地下室から明かりが漏れている。
チノ「……」バチバチバチバチ
かっぱ「や、やめて……!」
ワイ(ち、チノちゃんが、地下室でかっぱさんの目の前にスタンガンをチラつかせて怯えさせている!?)
チノ「ふぅ……こんなものですかね……。もっと恐怖心を与えて逃げ出さないようにしておかないと……」
ワイ「チノちゃーん!」 バターンッ!
チノ「ひゃあッ!?」
ワイ「チ、チノちゃーん!ごめんよーッ! チノちゃんは毎日かっぱさんたちが逃げ出さないように電気ショックビリビリの汚れ役を引き受けていたのにワイはそんなことも知らずに……ッ!ハフッ!ハフッ!チノちゃんの湯上りふとももいい匂い!」
チノ「ど、ドサクサにまぎれて匂いを嗅がないでください!」
ワイ「ご、ごめんねチノちゃん……!」
チノ「べ、別に、電気ショックビリビリするくらい普通です……。かっぱたちに恐怖心を与えて無理矢理働かせるのが私のお仕事なんですから……。それに、私以外はこんなことをする人がいないから」
ワイ「そ、そんなことないよ!チノちゃんだけが電気ショックビリビリする必要はないんだよ!あっ、そ、そうだ!チノちゃんそのスタンガン貸して!」
チノ「こ、これですか?」
ワイ「そう!それじゃあ今からかっぱさんビリビリするからね!かっぱさんのみどり色ボディにバッチバチするからね!ちゃんと受け止めてね!」
かっぱ「えっ、えっ?」
ワイ「ウオーッ!かっぱさん!あたまのお皿に当てるぞ!」バチバチバチバチィーッ!
かっぱ「ああああああああッ!」ビリビリビリビリーッ!
かっぱは殺処分して地下室は埋めた
かっぱ「う……ぅ……」ビクンビクン
ワイ「くっ、ふぅ……!す、すっごい出力が出たぁーッ!」
チノ「ほんとうです……で、でもなんで……?」
ワイ「それはね……チノちゃんの思いが、ワイに伝わったからだよ!チノちゃんのお寿司に対する熱い思いがね!」
チノ「私の思い……」
ワイ「そう!だから、かっぱさんの幸せなんて二の次なんだよ!お寿司ニギニギは、社員にやってもらうより、安い労働力のかっぱさんたちやってもらうのが一番効率がいいんだよ!」
チノ「一番効率がいいって……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、調教に付き合ってもらってもいいですか?」
ワイ「もちろん!」
その後、ワイは一晩中かっぱさんのお皿に電撃を続けて、かっぱさんは次の日の朝は起き上がれないほど疲弊していた。
でもまぁ、こうして人件費を大幅に抑えることで安くて美味しいお寿司をみなさんに提供することができたので結果オーライ! 終わり
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