アニメスタッフ「このアニメも形になって来たな！」プロデューサー「んほぉ~作画崩壊たまんねえ~｣

プロデューサー「作画崩壊だけで酒の肴になるわぁ…」

スタッフ(うわぁ来たよ…)

プロデューサー「アニメの進行はどうだい？｣

スタッフ「現在ここまで進んでいます」

プロデューサー「ふむふむ……このヒロインの作画はどう？」

スタッフ「こんな感じ(美少女)ですね」

プロデューサー(そっかぁ…)

プロデューサー「このアニメなんか違うんだよね…王道すぎるというか…ひねりがないよねぇ…」

スタッフ「うわぁ…」(そうですか…)

プロデューサー「そうだ！このヒロインを作画崩壊させてBDで修正する商法にしようよ！」

プロデューサー「作画班は○○ね！これは面白くなるぞ！」

スタッフ「で、でももうヒロインと主人公のキービジュアルは公開してますし！」

プロデューサー「いやいや…まだ絵とか公開しただけでしょ？」

スタッフ「色んなメディアにコンビで宣伝してますし！」

プロデューサー「あの絵でずっとやるとは書いてないだろ」

プロデューサー「万策つきたとかなんか理由つけて適当に作画すればいいよ」

スタッフ「もうすでにほとんどのエピソードの作画は用意してます！」

プロデューサー「それはBDでもいいんじゃないもうさ」

プロデューサー「作画崩そうよ～｣ﾄﾞﾋﾟｭﾋﾟｭ

スタッフ(こんなのおかしいって…こんな馬鹿Pの好きにさせてたまるか…)

スタッフ「もう期待も高まってますし！今さら作画崩せなんて言われても困りますよ！」

プロデューサー「BDで別に出せばいいだろ、まあ見た目とか可愛いから人気も出るだろうし、客引きに最大限利用してあげてよキレイなヒロインちゃんをさ」

プロデューサー「売れりゃあ文句ないっしょ？それより作画崩壊をどのタイミングでいれるかを考えようよ！」

プロデューサー「かわいいヒロインがアップで変顔してる感じ行こうよ！面白い絶対人気出るって！」

スタッフ「このシリーズはかわいいヒロインが魅力の一つでもあるはずですよね、それを途中から変えちゃうって詐欺みたいな事になりませんか？」

プロデューサー「じゃあなんで最初からちゃんとした作画にしたの！？君のチョイスミスでしょ！？」

プロデューサー「作画は元の基礎にして元キレイなヒロインと真ヒロインの登場入れてそこから真ヒロインの作画崩壊っぷりを前面に出せば完璧だぁ…」(勃起)

スタッフ「でもそんな雑なすり替えしたら叩かれたりストーリーに目が行かなくなっちゃいますよ！！」

プロデューサー「このシリーズのストーリーなんて気にしてる奴いないだろ」

プロデューサー「作画は徐々に崩しながらアニメの中身を完成に近づければ期限も間に合うでしょ」

プロデューサー「キレイなヒロインには客寄せとして宣伝頑張ってもらってみんなのハートを鷲掴みにしたところで真ヒロインのクソ作画で大盛り上がりだ！」

プロデューサー「さっそく新しい作画班と交渉しよう！｣ｼｺｼｺ

原作者「あー！まさか自分の作品がアニメ化してもらえるだなんて！嬉しいなぁ…頑張るぞ！！」

スタッフ「原作者さん？ちょっといいかな…」

………

原作者「えっ…期日が間に合わないからクソ作画で通す？…あの…延期とかって…」

スタッフ「本当に申し訳ないです…あのまだ内緒なんですけど…円盤では神作画の予定ですので…」

原作者「…はぁ…」

原作者(キャラのキービジュアル紹介されてる…ははっ)

原作者「雑誌にも掲載されてるよ…」

原作者「ヒロインがここまで可愛くかけてる作品もないよなぁ…」

原作者「あっ…ヒロインは可愛くないんだっけ…」

原作者「はぁ…」

完