ワイ「あ、あぁ~ッ!」 バタバタバタバターッ!(死者続出の音)
ジャガイモ「はい、今日の枯死は終わり。お疲れさまでした」
ワイ「うぅ……あ、ありがとうございました……」
二百年前、念願のジャガイモがアイルランドにやってきたのだが、『ジャガイモを育てればお腹いっぱい食べれるのでは』
という懸念の声があり、結果、農民ちゃんが積極的にジャガイモに依存するようになった。しかしジャガイモちゃんはなんだか
農民のことがキライみたいで、いつもいつも不愛想に立ち枯れして、餓死者で島内死体死体なのだった。
ワイ「トホホ……イングランドちゃん可愛いのに全然援助してくれなくて島内死体死体なんだから……あーあ、どうにかしてイングランドちゃんの援助ピュッピュをやさしくて気持ちいものにしてもらえないかな~、ん?」
深夜なのにイングランドちゃんの部屋から明かりが漏れている。
イングランド「よいしょ……よいしょ……」
ワイ(イ、イングランドちゃんが、自分の部屋でトウモロコシの粉の集めている!?)
イングランド「ふぅ……こんなものですかね……。早くアイルランドに輸送してもらえるように頑張らないと……」
ワイ「イングランドちゃーん!」 バターンッ!
イングランド「ひゃあッ!?」
ワイ「イ、イングランドちゃーん! ごめんよーッ! イングランドちゃんは毎日アイルランドのためにトウモロコシの粉を輸入してたのにワイはそんなことも知らずに……ッ!
ハフッ!ハフッ! トウモロコシ粥のできるいい匂い!」
イングランド「ど、ドサクサにまぎれて調理しないでください!」
ワイ「ご、ごめんねイングランドちゃん……!」
イングランド「べ、別に、食料の緊急輸入くらい普通です……。それが私のお仕事なんですから……。それに、穀物法のせいで、あんまり支援できてないから」
ワイ「じ、冗談じゃないよ! イングランドちゃんのその気持ちだけではワイはお腹いっぱいになれないんだよ! あっ、そ、そうだ! アメリカちゃんおてて出して!
アメリカ「こ、こうですか?」
ワイ「そう! それじゃあ今から移民を流出させるからね! アメリカちゃんのやわらかおててにドッピュするからね! ちゃんと受け止めてね!」
アメリカ「えっ、えっ?」
ワイ「ウオーッ! アメリカ! ぷにぷにおててに出すぞ!」ドバドバドバーッ!
アメリカ「ひゃあッ!」ビシャーッ
ワイ「くっ、ふぅ……! す、すっごい大量に出たぁーッ!」
イングランド「ほんとうです……で、でもなんで……?」
ワイ「それはね……イングランドちゃんの支援が、ワイに全く伝わってないからだよ! イングランドちゃんの他人を思いやる優しさがね!」
イングランド「私のやさしさ……」
ワイ「そう! だから、自助なんて、二の次なんだよ! 迅速な支援は、救貧院にやってもらうより、国主導で支援をやってもらうのが一番効果的なんだよ!」
イングランド「こ、効果的って……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、配給所で食料配布に付き合ってもらってもいいですか?」
ワイ「もちろん!」
その後、配給所はなぜか疫病の媒介となり島内で死者が出続けて数年後には200万人が消滅し人口はいまだに回復しきれないほど疲弊していた。
でもまぁ、それから反英感情が爆発し、アイルランド独立戦争を起こして独立できたので結果オーライ! 終わり