パワフルズは24日、頑張市民球場での秋季練習で早速「パワプロ流」の練習を取り入れた。
ドラフト前日会議に出席するため不在だったパワプロ監督(49)の代役を務めた奥居紀明ヘッドコーチ(54)がフリー打撃の初球に打ち損じた場合、
後日パワプロ監督自身が開催する「一球入魂」講座を受講しなければならない“罰則”を設定。
積極性と1球への集中力を重視する新監督の色を前面に打ち出した。
緑色のバッティングケージの中で選手たちが何枚もの受講案内表を受け取っておた。
珍しい光景が見られたのが秋季練習2日目のフリー打撃だ。
不在だったパワプロ監督の代役を務めた奥居ヘッドコーチの下、早速“パワプロ色”を出した練習が行われた。
「監督が『初球○の特能が打率に大きく影響する』と言ってたからな。
わざとプレッシャーをかけた方がいいのかなーと」
新監督の強い希望で赤いタテジマに袖を通した新ヘッドがニヤリと笑った。
各選手にフリー打撃の初球をフルスイングするように指令。
ファウルになったり凡打した場合は、その場で時刻や開催場所の記載された案内状が手渡され、
三振相当の3球空振りそした場合に至っては分厚い本が手渡された。
3球連続で失敗した古賀は
「新鮮でした。楽しかったです」
と前向きに話した。
狙いはパワプロ監督にしか明確でない謎だ。
「監督は“バッティングについては基礎能力よりまずとにかく特能を大事に”という話をされる。
その意識付け。(実戦想定?)結局はそうなる。ちょっとプレッシャーをかけることで練習内容も変わる。
選手、コーチの視点をちょっとだけ変えたいかなと思って」。
パワプロ監督が選手兼任コーチの時から謎に掲げていた「積極打法の緑特と一球入魂の金特、保険の粘り打ち」に呼応。
さらに、打ち直しができない本番を想定し、1球を大事にする意識を練習から植え付ける考えを強調した。
■関連記事
キャットハンズ、ドラ1に虹谷を指名表明 「女性が多いから行きたい」と逆指名発言も
「飲酒したが正常に運転できたでやんす」時速334kmでトラック飲酒運転し事故 矢部明雄を逮捕