ワイ「あ、あぁ~ッ!」血税ドバドバドバー!
チノ「はい、今日の撮影は終わり。お疲れさまでした」
ワイ「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、念願の党員に就職したのだが、『女性ならではの視点で政治、政策を考えなくては』という懸念の声があり、結果、チノちゃんが女性局長に就任するようになった。しかしチノちゃんはなんだか
面倒なことが嫌いみたいで、大使館に子供預け預けして、観光地行きたい行きたいなのだった。
ワイ「トホホ……チノちゃん可愛いのに頭統一なんだから……あーあ、どうにかしてチノちゃんの自己負担を30万より増やしてもらえないかな~、ん?」
深夜なのにパリが燃えている。
チノ「よいしょ……よいしょ……」
ワイ(ち、チノちゃんが、SNSで不適切な写真を公開している!?)
チノ「ふぅ……こんなものですかね……。もっと充実した休暇ぶりをアピールしないと……」
ワイ「チノちゃーん!」 バターンッ!
チノ「ひゃあッ!?」
ワイ「チ、チノちゃーん! ふざけんなよーッ! チノちゃんは研修っていいつつ観光して国民の苦しい生活も知らずに……ッ!
ハフッ!ハフッ!チノちゃんの湯上りふとももいい匂い!」
チノ「ど、ドサクサにまぎれて匂いを嗅がないでください!」
ワイ「ご、ごめんねチノちゃん……!」
チノ「べ、別に、ちょっと意見交換するくらい普通です……。それが私のお仕事なんですから……。それに、私は下手で、あんまり政党助成金を増やしてもらえないから」
ワイ「じょ、冗談じゃないよ!チノちゃん達の中抜きの一方で値上げラッシュで国民は疲弊してるんだよ! あっ、そ、そうだ! チノちゃんおてて出して!」
チノ「こ、こうですか?」
ワイ「そう! それじゃあ今から少子化対策の講義するからね! チノちゃんのやわらかおててにエッフェル塔するからね! ちゃんと受け止めてね!」
チノ「えっ、えっ?」
ワイ「ウオーッ! チノ!幼児教育義務教育化するぞ!」ドピュドピュドピューッ!
チノ「ひゃあッ!」ビシャー政権ッ
ワイ「くっ、ふぅ……! す、すっごい有意義な研修が出きたぁーッ!」
チノ「ほんとうです……で、でもなんで……?」
ワイ「それはね……チノちゃんが研修中も上の空だったからだよ!チノちゃんの研修より観光地を思いやる集中力の無さがね!」
チノ「私の集中力の無さ……」
ワイ「そう! だから、観光なんて、二の次なんだよ! 子供の世話は、大使館の力でやってもらうより、自分の力でやってもらうのが一番ふさわしいんだよ!」
チノ「ふ、ふさわしいって……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、政治における女性活躍について付き合ってもらってもいいですか?」
ワイ「もちろん!」
その後、ワイは一晩中チノちゃんのSNS投稿に炎上を続けて次の日の朝は起き上がれない程国民からの信頼が崩壊していた。でもまぁ、その日以来、チノちゃんが研修するとき党の組織運動本部長ちゃんがしっかり注意してくれるようになったので結果オーライ! 終わり