『チェンソーマン』になりきる配達員、ヘルメットが問題で罰金の可能性も(台湾)
11/20(日) 14:51
台湾・高雄市で、日本の漫画『チェンソーマン』のコスプレ姿でフードデリバリーをする配達員が話題を集めている。ヘルメットに段ボールなどで作ったチェンソーを取り付け、主人公のデンジに扮する配達員の姿がSNSにアップされると、「チェンソーマンの副業写真流出」「デンジ、まだ借金返済しているのか」など作品のファンたちでコメント欄が賑わった。『TVBS新聞網』『自由時報』などが伝えている。
チェンソーマンのコスプレでデリバリー配達をするのは、高雄市在住の陳さん(30歳)だ。昼間は工事現場で働き、夜はコスプレ姿でフードデリバリーをしているという。チェンソーマンのほかにも6種類のキャラクターがあり、7種類をローテーションで着ているそうだ。現地メディアの取材に応じた陳さんは、「チェンソーはすべて手作りで、現在のものは2作目。1作目は発泡スチロール製で形を真似ただけだったが、反響が大きかったためバージョンアップ版を作成した」と話す。2作目は本物のチェンソーさながらに刃の部分が動くほか、ヘルメット内部にライトも付いている。
走行中の安全について、陳さんは「速度を落とし、十分な車間距離をとって走っているので問題はないと思う」と語る。しかし警察によれば、バイク用ヘルメットは「ヘルメット外表面に5mm以上の突起物があってはならない」という規定があるため、チェンソーマンに扮したヘルメットで公道を走行した場合、罰金500元(約2260円)が科される可能性があるとのことだ。
画像は『自由時報 2022年11月18日付「外送員戴「鏈鋸人」安全帽 警認定違規可罰500元」(取自「路上觀察學院」臉書社團)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)
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チェーンソーマンくらいの人気やったら、警察もコスプレだとすぐわかるやろうし、人を傷つけるのが目的だとは思わないだろうから、とりあえず敵?は法律だけなんだな。