2軍調整中のパワフルズの矢部明雄外野手(31)が14日、フロント幹部が設定した橋森重矢監督(43)との面談を拒否した。
この日は午前に2軍、午後に1軍が頑張市のパワ川球場で練習。
入れ替わりのタイミングでフロント幹部が対面を促したが「めんどっちーでやんす」と拒み、帰り際に
「今日はアニメ見るのとキャットハンズの球場周辺へ野暮用ががあるでやんす」
と言い放った。
2軍暮らしが続くことへの不安やいら立ちを、態度で示してしまった。
口調にいら立ちが込められていた。6月15日にコンディション不良で登録抹消され、以降は2軍での調整が続く。「(1軍首脳陣とは)2軍に落ちてから一言話してないでやんす。パワプロへの借金を踏み倒せるのはありがたいでやんす。
2軍の住所を忘れてしまったんじゃないかと思うでやんす」。
1軍が練習するさなか、正面ロビーに姿を見せた日本ハムからのFA戦士。皮肉を交えて帰路に就いた。
フロント幹部が「身の程を知らないのだろう」との心情を察し、橋森監督に面談を打診。
指揮官も快諾し、1、2軍が同じ場所で練習を行うこの日に実現するはずだった。
だが「今日は用事があるでやんす」と拒否。コミュニケーションの場を自ら放棄してしまった。
さらにFA戦士が居座る二軍からも困惑の声が…。実は前日のウエスタン・ソフトバンク戦前に新たな“奇行”を繰り広げていたのだ。
打撃練習を終えた矢部明雄はロッカールームに引き揚げると、自身のスマホを使って大音量で「べりすぅ」の音楽と、
DeNAの球団歌の特別バージョン「熱き星たちよ 六道聖Ver」を流し始めた。
若手たちが同じ部屋に入ろうとしたが、メガネが醸し出す不気味な雰囲気に圧倒されて踏み込むことができず、
閉め出される形となったヤングPたちは通路のベンチで昼食をとるハメとなった。
打率・148、1本塁打、5打点、6盗塁、4盗塁死で得点圏打率は・096と物足りない数字が並ぶ。
フロント幹部は「クソメガネのくせに身の程をわきまえてない」と話したが、
一選手が指揮官との面談を拒否するのは異例。
指揮官は事情を理解し、再度の面談を了承したという。
だが、それ以前に、日本ハム時代から感情の起伏が激しいという声も上がっていたFA戦士の“改心”が必要になりそうだ。
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