乙事主「あ、あぁ~ッ!」タタリガミナンカニナリタクナイ-
シシ神「はい、今日の搾命は終わり。お疲れさまでした」
乙事主「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数日前、ナゴの守がタタリ神堕ちしたのだが、
『人間どもがこれ以上山を侵入してくればシシ神の森が破壊されてしまうのでは』
という懸念の声があり、結果、噂を聞きつけた乙事主が鎮西から海を渡って来てくれる事になった。
しかし乙事主ちゃんはなんだか人間どものことがキライキライみたいで、一族総出で来たもんだから食料不足になって森を食い漁るもんだからシシ神の森の自然ハカイハカイなのだった。
サン「トホホ……乙事主ちゃん多少は話がわかる奴なのに人間どもを殲滅することに関しては頑固なんだから……
あーあ、どうにかして乙事主ちゃんを一族総玉砕を止めるように説得することは出来ないものか~、ん?」
深夜なのにタタラ場から変な煙と臭いが漏れてる。
唐傘連「よいしょ……よいしょ……」
サン(に、人間どもが、鼻をダメにする煙を焚いてイノシシたちをおびき寄せる罠を貼ってる!?)
唐傘連「ふぅ……こんなものですかね、大掛かりな罠を貼って山犬やイノシシたちを迎え打たないと……」
サン「乙事主チャーン!」 バターンッ!
乙事主「ひゃあッ!?」
サン「お、乙事主ちゃーん! ごめんよーッ! 乙事主ちゃんは人間どもが罠を貼って街迎えてるのに
サンはそんなことも知らずに……ッ! ハフッ!ハフッ! 火薬の香り!」
乙事主「ど、ドサクサに紛れて地雷爆発させないでください!」
サン「ご、ごめんね乙事主ちゃん……!」
乙事主「べ、別に、シシ神を守るためなら地雷なんか普通です……。それが私のお仕事なんですから……。
それに、我が一族は最後の一匹まで人間どもに立ち向かっていくつもりですから」
ワイ「そ、そんなことないよ! 乙事主ちゃんのその気持ちだけは
人間どもをシシ神様の所に案内させるための罠ですから!
あっ、そ、そうだ!乙事主ちゃんちょっとお鼻かして!
乙事主「こ、こうですか?」
サン「そう! それじゃあ今から生き物でも人間でもないもの来るからね!
乙事主ちゃんの一族の毛皮被ってくるよ! ちゃんと冷静に対応してね!」
乙事主「えっ、えっ?」
ショウジョウ「ウオーッ!オソロシイモノキタ!モリノオワリダー!」ドピュドピュドピューッ!
乙事主「ひゃあッ!」ビシャーッ
サン「くっ、ふぅ……! す、すっごいタタリ神なったーッ!」
乙事主「ほんとうです……で、でもなんで……?」
サン「それはね……乙事主ちゃんの気持ちが形になったからだよ!
乙事主ちゃんの人間どもへの恨みや死への恐れがね!」
乙事主「人間どもへの恨み……」
サン「そう! だから、長生きなんて二の次なんだよ!
人間どもによって汚された一族の誇りは、
たとえ醜い祟り神になって、全てを破壊しながら滅びていくしかないんだよ!」
乙事主「タ、タタリって……はわわ……
あ、あの……もうちょっとだけ、シシ神さん呼んできてもらってもいいですか?」
サン「もちろん!」
その後、乙事主はやってきたシシ神さまにの命を吸い取られてをタタリ神になる済んでのところで死を迎えた。
でもまぁ、その次の瞬間モロ が生首だけでエボシの腕を食いちぎって
シシ神の森は吹っ飛んだけどデエダラボッチに首返したらちょっとだけ草木が生えてきたので結果オーライ! 終わり
疲れた
反省はしていない
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