キャットハンズ・矢部明雄が引退　佐菜あゆみへの暴力で責任

後輩の選手に暴行したキャットハンズ矢部明雄外野手（２８）が７日、
キャットハンズに現役引退を申し入れ、受け入れられた。

球団によると、矢部は同日午後、球団施設を訪れ、オーナーに引退の意向を伝えた。
オーナーは複数回にわたって「お前の引退が最大の補強」と引き留めたが、現役を退く意思は固かった。

矢部は４日午後１１時ごろ、頑張県内の宿泊先で、
後輩の佐菜あゆみ投手(２０)が忘れ物の言い訳をしたことに腹を立て、拳や平手で胸を６９発殴った。
矢部は５日に受けた球団の事情聴取で事実関係を認めて謝罪。
６日には被害者の佐菜投手も球団の事情聴取に対して同様の説明をしたとみられる。

球団は矢部に対し、謹慎処分をさせた上で、今月中に処分を協議する予定だった。
厳罰も予想されたが、矢部が自ら引退を選択。
昨年の嵐暴力による傷害事件で被害者だった矢部は、加害者に回って球界を去ることになった。

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