ワイ「あ、あぁ~ッ!」 2万字やり直しッ!
チノ「はい、今日の添削は終わり。お疲れさまでした」
ワイ「うぅ……あ、ありがとうございました……」
2ヶ月前、単位を粗方取り終わり最後の卒論を迎えのだが、
『こんな時期まで単位を取れてないワイくんは卒論落とすのでは』
という懸念の声があり、結果、教授ちゃんが定期的にワイの卒論の添削をシ〇シ〇してくれるようになった。
しかし教授ちゃんはなんだかワイのことがキライみたいで、いつもいつも不愛想に卒論パラパラっとめくって見るだけで、沢山のやり直しさせられるのだった。
ワイ「トホホ……教授ちゃん還暦超えてるのに卒論添削に関してはは厳しいんだから……あーあ、どうにかして教授ちゃんの添削を楽に通るような卒論を誰かに書いてもらえないかな~、ん?」
ネットサーフィンしていると卒論代行のページに目がいく。
茅野さんなんやろ
業者「よいしょ……よいしょ……」 カキカキ
ワイ(ぎ、業者ちゃんが、ワイの卒論をシ〇シ〇書いてくれる!?)
業者「ふぅ……こんなものですかね……。もっと沢山人が来てもらえるように頑張らないと……」
ワイ「業者ちゃーん!」 バターンッ!
業者「ひゃあッ!?」
ワイ「ぎ、業者ちゃーん! おねがいーッ! 業者ちゃんは金を払えばワイのために卒論書いてくれるなんてワイはそんなことも知らずに……ッ!
ハフッ!ハフッ! 業者ちゃんのパソコンのエンターキーとてもいい匂い!」
業者「ど、ドサクサにまぎれて匂いを嗅がないでください!」
ワイ「ご、ごめんね業者ちゃん……!」
業者「べ、別に、卒論しこしこ書くくらい普通です……。それが私のお仕事なんですから……。それに、私は下手で、あんまり良い卒論ができないから」
ワイ「そ、そんなことないよ! 業者ちゃんのその気持ちだけでワイは十分お金を出す気持ちになるんだよ! あっ、そ、そうだ! 業者ちゃんおてて出して!
業者「こ、こうですか?」
めんどくさくなったわ
せめて何も言わずに消えろや
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