(´・ω・`)「皆さん今晩は、新世界インタビューのお時間です」
(´・ω・`)「本日のゲストは、この方」
彡(^)(^)「どうもー」
(´・ω・`)「新世界の魔法秩序を築き上げた傑物」
(´・ω・`)「元警察官僚で現職の国会議員であるやきう民さんです」
(´・ω・`)「私たち人類は、ある日突然一度だけ魔法が使えるようになりました」
(´・ω・`)「何故そうなったかは、わかっていません」
(´・ω・`)「個人が、魔法という強大な力を得たにもかかわらず」
(´・ω・`)「世間は、さほど大きな混乱を見せませんでした」
(´・ω・`)「それは、魔法が生涯に一度しか使えないという制限が」
(´・ω・`)「衝動的な魔法の使用を思いとどまらせたのでしょう」
(´・ω・`)「ここで一つ疑問が生じます」
(´・ω・`)「なるほど確かに、正常な判断力があれば」
(´・ω・`)「人々は魔法の衝動的な使用を思い留まるでしょう」
(´・ω・`)「では、正常な判断力がない人々はどうでしょうか」
(´・ω・`)「例えば幼児、あるいは絶望の淵に立たされた人」
(´・ω・`)「そして収監されている犯罪者たち」
(´・ω・`)「魔法は強大な力です。そのうちの誰か一人が魔法を使ったとしても」
(´・ω・`)「社会に大きな混乱を巻き起こすことは十分に考えられます」
(´・ω・`)「しかし、事実そうはなりませんでした」
(´・ω・`)「世界中の誰一人、そんな魔法を使わなかったのです」
(´・ω・`)「本日は、今日の魔法秩序がいかにして築かれたのかに迫っていきます」
(´・ω・`)「では早速、インタビューに参りましょう」
(´・ω・`)「やきう議員、世界が新世界に変わった瞬間どう思われましたか?」
彡(゚)(^)「真っ先に考えたのは、その危険性についてやな」
彡(゚)(゚)「もし魔法が犯罪に使われたら立件どころか犯罪の発生自体認識できない」
彡(-)(-)「そんなことになったら、社会は大混乱や」
(´・ω・`)「さすが警察官僚ですね。自身のことより社会のことに思い至るとは」
(´・ω・`)「そして、やきうさんは即座に魔法を使ったのですね?」
彡(^)(^)「せや!」
彡(●)(●) 「マジカルマジカル!」
彡(゚)(^) 「あらゆる法令に反する魔法は一切使用できないようになれ~!!! ってな」
(´・ω・`)「いわゆる『セーフティー』と呼ばれる魔法ですね』
(´・ω・`)「魔法は、生涯に一度しか使えないことは認識していたのですか?」
彡(゚)(゚)「もちろん」
(´・ω・`)「自身の魔法を社会の為に使用することに一切迷うところは無かった?」
彡(-)(-)「ワイは、自己犠牲なんかしてないで」
彡(゚)(゚)「マッマや、友人たち、そして平和な社会こそがワイにとって何より大切なんや」
彡(゚)(゚)「ワイはあくまで利己的に行動しただけや」
(´・ω・`)「なるほど。しかし、貴方の魔法は発動に至らなかった」
彡(゚)(゚)「せや、これはワイの願いがあまりに強大なもので」
彡(゚)(゚)「ワイ一人の魔力では到底足りなかったからやと思う」
彡()()「ワイの願いはキャンセルされたわけや」
彡(゚)(゚)「キャンセルが、『生涯に一度』にカウントされなかったのが幸いやったな」
(´・ω・`)「そしてどうなされたのです?」
彡(-)(-)「少し考えてから、長年職務を共にしてきた部下のところへ走ったんや」
彡(゚)(^)「そして助力を頼んだんや」
(´・ω・`)「法令に反する魔法を使用禁止にする魔法を二人でやろうと?」
彡(゚)(゚)「いや、二人の魔力で足りるとは到底思えんかったから」
彡(゚)(゚)「部下には、魔法を使って全警察職員にワイの考えをテレパスさせたんや」
(´・ω・`)「具体的には何を伝えたのです?」
彡(゚)(^)「同時刻にワイと同じ魔法を使うように協力を頼んだんや」
(´・ω・`)「全警察職員ですか」
彡(^)(^)「せや、全国約6万人の警察職員。彼らなら快く協力してくれるという確信があった」
(´・ω・`)「その時、世界変容からちょうど30秒を迎えた瞬間」
(´・ω・`)「各地の警察署内にて多くの職員が突然立ち上がり天に手をかざし」
(´・ω・`)「マジカルマジカルと呪文を唱えだしました」
(´・ω・`)「SNS上には、一般市民によって撮影された動画が出回っています」
彡(゚)(゚)「テレパス対象外だった市民たちは、わけわからんかったやろな」
(´・ω・`)「しかしそれが、まさに世界を救われた瞬間だったということですね」
草
最後にレスしたやつが勝ちやな
怒らないから出てこい
昨日の夜中誰もレスしてくれないまま落ちたの面白かったで
昨晩は一瞬で落ちたから、大分文章削って読みやすくしたんや
>>17
草
でもそれなら一貫性持たせるために最初の魔法が発動しなかったのも嘘であってほしいわ
(´・ω・`)「今現在、私たちは法令に反する魔法を使用することができません」
(´・ω・`)「そして、それを当たり前のことと享受しています」
(´・ω・`)「しかし、それが多くの警察職員の自己犠牲の精神によって生み出された」
(´・ω・`)「『セーフティー』であるということを、決して忘れてはなりません」
(´・ω・`)「しかし、ここにきてこの『セーフティー』に批判が集まってきていますね」
もしくは世界中の人間全てが魔法を使えなくなる魔法
(´・ω・`)「とある政治ジャーナリストは、世界を救うのに」
(´・ω・`)「『セーフティー』以外の手法があったのではと疑問を呈しています」
(政治ジャーナリスト)
やきう氏は、魔法を制限するという『セーフティー』という魔法を使いましたが
最近、魔法学会で注目を集めているのが『ログ』という魔法です
この魔法は、全人類の魔法使用履歴をデータログ化するというもので
学会によりますと、『ログ』であれば僅か数百人の魔力で発動できたそうです
コスパ的にも、個人の権利を守るという点でも
『ログ』のほうが優れた魔法であると言えるでしょう
そもそも、これほど重要な施策を個人が扇動して行われたというのも問題ですね
(´・ω・`)「批判は、警察内部からも出てきています」
(´・ω・`)「あの時、やきう氏の提案に協力したと言われる警察職員のうち」
(´・ω・`)「300名がやきう氏の提案は協力の要請ではなく命令であったと」
(´・ω・`)「警視庁を訴えたのです」
(やきう事件被害者の会担当弁護士)
やきう氏は、警察官僚です
職員であれば、やきう氏からの要請など命令と同義でしょう
ならば、警視庁は職員が使用した生涯に一度の魔法に対して
何らかの対価を支払うべきです
(´・ω・`)「現在、やきう氏は自ら警察官僚を退職」
(´・ω・`)「保守系政党からの要請により先の衆院選に出馬、トップ当選を果たしています」
彡(-)(-)「ワイのやり方に問題があったことは承知しとるで」
彡(゚)(゚)「当時の一官僚でしかなかったワイには、それしか手段が無かったんや」
彡(゚)(゚)「でも今は政治家や、今後は政治家として問題解決に取り組んでいきたいと考えとる」
(´・ω・`)「そろそろお時間です。本日の新世界インタビューは」
(´・ω・`)「現代の魔法秩序を築き上げた傑物、やきう氏にお越しいただきました」
(´・ω・`)「やきう氏、本日はご出演ありがとうございました」
彡(^)(^)「サンガツやで」
(´・ω・`)「次回、新世界ドキュメンタリーは『魔法と保険を繋いだ会社』です」
(´・ω・`)「ぜひ、ご覧ください」
◆
(´・ω・`)「お疲れ様」
彡(^)(^)「おう」
(´・ω・`)「で、実際のところどうなの? 批判に対してムカついてるんじゃない?」
(´・ω・`)「ここだけの話だから教えてよ、お兄ちゃん」
彡(゚)(゚)「まあ、ワイと原ちゃんの仲やしな。オフレコで頼むで」
(´・ω・`)「『ログ』魔法のほうが良かったなんて言ってもさ」
(´・ω・`)「何より速さが重要だった時に、そんなに最適解が浮かぶわけないじゃんね」
彡(゚)(゚)「いや、ワイは正当な批判やと思っとるで」
彡(゚)(゚)「防犯というのは、行き過ぎると健康体に風邪薬をぶち込むようなものや」
彡(゚)(゚)「それじゃあ、体に良いとは言えない」
彡(゚)(゚)「その点、『セーフティー』は、まさに行き過ぎた防犯と言える」
彡(゚)(゚)「それにワイは、あの時『ログ』魔法についても思いついとったんや」
(´・ω・`)「え?」
彡(゚)(゚)「と言っても、一回目の魔法が発動しなかった後」
彡(゚)(゚)「部下のところに走る直前にやな」
彡(゚)(゚)「そのうえでワイは、『セーフティー』と『ログ』天秤にかけ」
彡(゚)(゚)「『セーフティー』を選んだんや」
(´・ω・`)「ど、どうして?」
彡(゚)(゚)「だって」
彡(゚)(^)「魔法使用の履歴が残ったらバレてしまうやないか」
彡(^)(^)「ワイがまだ、生涯一度しか使えない魔法を使っていないってことが」
おわり
見てないけどこっちのが合いそう
やっぱなんJ民は社会の底辺でないとしっくりこないから違和感あった
も嘘やという事のんか?
入れたい気持ちはわかるけど読ませるならさっさとインタビュー入ったほうがええと思う
起きたことは消せないやん
履歴が残れば、その悪事に後から対処できるていう感じなんやけど
そもそも犯罪を起こさないか、起きた後にどう対応するかの二択
彡(^)(^)「せや!異世界転移したろ!」
彡(゚)(゚)「机上の空論?」
彡(^)(^)「油マシマシこってりラーメンアチアチで!」
彡(゚)(゚)「ワイが世界で一番罪深い男や」
ここらへんも良かったら読んでください
罪深い男オモロかったけどイッチやったんかやるやん
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