チノ「あっ、ココアさん。ワイさんを見かけませんでした?」
ココア「ワイさん?誰のこと?」
チノ「えっ?」
ココア「ここには私とチノちゃんとリゼちゃんとティッピーだけだよ~」
チノ「そうですか。相変わらず役に立たないですね…」
ココア「え~そんなことないよー」
チノ「リゼさんはワイさんを観ませんでした?」
リゼ「いや、見てないぞ。それにワイって誰だ?」
チノ「ワイさんはワイさんですよ。ココアさんと一緒にラビットハウスで住み込みバイトしてたどうしようもない変態さんです…」
ココア「え”っ!?ここで一緒に住んでるのは私とチノちゃんだけだよ!チノちゃんどうしたの?」
チノ「ココアさんこそどうしたんですか?毎日ワイさんと楽しくお喋りしてたじゃないですか!」
リゼ「チノ、どうしたんだ?こんな平和な町にそんな変態がいたら町中の女がレ〇プされるだろ?」
チノ「だから私が定期的に…!」カアアアアアア
ココア「うーん…じゃあ私が探してあげるよ!」
チノ「えっ、いいんですかココアさん。」
ココア「うん!おねーちゃんにまっかせなさーい!!!」
リゼ「私も手伝うよ!チノ!」
チノ「ココアさん…リゼさん…ありがとうございます。」
ココア「それでワイさんってどんな人なのかな?」
チノ「男の人で…あれ…?」
ココア「男の人で?」
チノ「すみません…どうしようもない変態さんなのは覚えてるのですが、顔が思い出せません…」
ココア「えー!それじゃあ探せないよー!」
チノ「すみません…手伝ってくれるというのに…」
リゼ「でも女性ばかりの街だから男がいればそいつなんじゃないか?」
ココア「そうだね~それじゃあ早速探しに行こう!」
チノ「ありがとうございます」
チノ「出かける前にちょっと待ってください…手榴弾とロケラン持ってきます。」
ココア「えっ」
リゼ「えっ」
チノ「えっじゃないですよ。スタバを見つけたら爆破するんです。いつものことじゃないですか?」
チノ「いつもの場所にありません…ココアさんどこかに片付けましたか?」
ココア「えっ!?そんな物騒なもの知らないよ!」
チノ「とぼけないでください。いつもリゼさんから仕入れてる手榴弾とロケランです。ココアさんがコーヒーフラペチーノ買うたびに私が爆破してるじゃないですか!!」
リゼ「おいチノ!落ち着け!」
チノ「うるさいですね…」
リゼ「じゃあ私がスタバ見つけたら倒してあげるからな?な?」
チノ「仕方ないですね…自分で爆破するのが楽しかったのですが今回だけは我慢します。」
ココア「うぅ…ひっぐ…」
チノ「ココアさんもすみません。急に怒鳴ってしまって…」
ココア「ううん…いいよ!なんてたって私はおねーちゃんだからね!」
チノ「それじゃあワイさんを探しに行きましょう。」
…………
……
…
チノ「おかしいですね…ワイさんはともかくスタバがどこにもないなんて…」
リゼ「スタバ探しが目的になってるぞ。」
ココア「チノちゃーん!ここら辺で男の変態を見かけた人はいないってー!」
チノ「そうですか…スタバもないですし夜になるので帰りましょう。」
リゼ「そうだな!」
ココア「うん!ところでスタバのコーヒーフラペチーノって美味しいの?」
チノ「劇的な不味さです。泥水の味がします。」
???「フフッ」
………
……
…
ココア「たっだいまー!」
リゼ「ふぅ…疲れたな…私はそろそろ帰るな。」
チノ「何を言ってるんですかリゼさん。これから夜のラビットハウスです。リゼさんに抜けられると困ります。」
リゼ「夜のラビットハウス?なんだそれは?」
チノ「どうしたのですかリゼさん。喫茶店だけでは成り立たないから夜は風〇店になるのはいつものことじゃないですか。」
リゼ「ふ…!風〇店!!?」
ココア「リ、リゼちゃん!そんなことしてたの!?」
リゼ「そんな訳ないだろ!ココアもチノの冗談を真に受けるな!!」
チノ「ココアさんも何言ってるんですか。ココアさんには常連の拙者さんのお相手をいつもしてるじゃないですか?」
ココア「えっ?拙者さんって?」
チノ「お侍さんです。いつもココアさんが赤ちゃんプレイしてる変態さんです。」
ココア「えー私そんな事してないよー!」
チノ「もしかしたら拙者さんならワイさんがどこにいるのかわかるかもしれません。ココアさん聞いといてください。」
ココア「えっでも私…」
チノ「お姉さんなんですよね?お願いしますココアさん。」
ココア・リゼ「…」
………
……
…
ココア「お侍さん来ないね…」
チノ「おかしいですね…いつも開店すぐに来るのに今日はこんな時間まで姿を現さないなんて…」
ココア「チノちゃん今日は疲れてるんだよきっと」
チノ「もしかしたらそうかもしれません…」
ココア「明日また一緒に探そ♪」
チノ「そうですね…今晩の分は全部リゼさんが稼いでくれたので今日は閉店にします。お疲れ様でした。」
ココア「お疲れ様~」
リゼ「」
チノの部屋
チノ「ワイさんどこに行ってしまったんでしょう…どうしようもない変態さんなのに…」
チノ「ワイさんが戻ってきた時に備えてお〇〇ぽディ〇ドで練習しましょう。」
チノ「確かここに…あれ?」
チノ「こんなところに本なんて…!?」ペラペラ
チノ「これは…今までのワイさんとの日々が小説になってます。」ペラペラ
チノ「一体なぜ…」
???「どうやら気づかれてしまったみたいですね~」
チノ「あなたは!?」
チノ「誰ですか?」
青山「そう。私の名前は青山ブルーマウンテン。その小説の作者です。」
チノ「どうして人の部屋に勝手に入ってきたんですか?迷惑です。帰ってください。」
青山「…」(帰る音)
チノ「まったく…ん?裏の方に何か書いてありますね。」
「チノちゃんへ
こんにちはワイです。
この頃はいかがお過ごしでしょうか?
当たり前のようにお〇〇ぽシコシコしてくれたのも今じゃ懐かしい思い出です。
ガムシロップたっぷりのアイスコーヒーがまた飲みたいです。
半人前だったワイを育ててくれたのはチノちゃんのお陰です
人間的にはまだまだですけどワイ達は空想のキャラなのでこの世界からは消えます。
だって百合に男が入り込むのは邪道だからね!
でもチノちゃんの心の中でワイ達は生きてるからどうか忘れないでね
ワイ」
チノ「そんな…」
チノ「ワイさんも拙者さんも子宮摘出闇医者もスタバもポンポンペインもココアさん脱糞事件も帝京平成大学も全部空想だったなんて…」
チノ「…」
チノ「むしろ好都合ですね。このまま燃やしてしまいましょう」火炎放射器ドバー
チノ「これで結果オーライですね!」
それからの私はこの平穏な日々を享受することにした。
朝ココアさんを叩き起こして、
ラビットハウスでココアさんの馬鹿に付き合いながら
まったりと珈琲を炒って…
でもなにかを探してるように過ごしていました。
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ファッキューチンオ?