アメリカ「トホホ……ジェムちゃん共産嫌いなのにお坊さんにはガソリンアチアチなんだから……あーあ、どうにかしてジェムちゃんの政策をやさしくて仏教徒の民意を反映したものにしてもらえないかな~、ん?」
深夜なのに南ベトナム政府官邸から明かりが漏れている。
ジェム「よいしょ……よいしょ……」
アメリカ(じ、ジェムちゃんが、自分の部屋でワイングラスを傾けながら大統領夫人相手に仏教徒弾圧の計画をしている…!)
ジェム「ふぅ……こんなものですかね……。もっとアメリカからの支援が良くなってもらえるように頑張らないと……」
アメリカ「ジェムちゃーん!」 バターンッ!
ジェム「ひゃあッ!?」
アメリカ「ジ、ジェムちゃーん! ふざけんなよーッ! CIAちゃんは毎日ベトコン撲滅のために工作予算しこしこの手配してたのにジェムちゃんはそんなことも知らずに……ッ!
ハフッ!ハフッ!お坊さんの焼きたてバーベキュー、アメリカ製のガソリンの匂い!」
ジェム「ど、ドサクサにまぎれて焼身自殺を全世界に流さないでください!」
アメリカ「ご、ごめんねジェムちゃん……!」
ジェム「べ、別に、仏教徒めらめらの練習するくらい普通です……。それが私のお仕事なんですから……。それに、私はアジア人で、あんまり認めてもらえないから国内をカトリック一色にしないと…。」
ワイ「そ、そんなことないよ! ジェムちゃんのその気持ちだけで民意は十分北ベトナムの解放気持ちいいんだよ! あっ、そ、そうだ! ジェムちゃんおてて出して!
ジェム「こ、こうですか?」
アメリカ「そう! それじゃあ今から新しい傀儡のクーデターするからね! ジェムちゃんのやわらか頭にドッピュするからね! ちゃんと受け止めてね!」
ジェム「えっ、えっ?」
ワイ「ウオーッ! ジェム! ぷにぷにおててにズオン将軍出すぞ!」ドピュドピュドピューッ!
ジェム「ひゃあッ!」ビシャーッ
アメリカ「くっ、ふぅ……! す、すっごいすんなりクーデターできたぁーッ!」
ズオン将軍「ほんとうです……で、でもなんで……?」
アメリカ「それはね……ジェムちゃんの気持ちが、南ベトナムの国民に伝わったからだよ! ジェムちゃんの自国民を弾圧する独裁がね!」
ズオン将軍「ジェムの独裁……」
アメリカ「そう! だから、人選なんて、二の次なんだよ! 北ベトナムイタイイタイは、上手い人にやってもらうより、CIAの言う事きく人にやってもらうのが一番気持ちいいんだよ!」
ズオン将軍「い、言うこときく人って……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、支援してもらってもいいですか?」
アメリカ「もちろん!」
その後、ズオン将軍は一晩中ジェルちゃんのあたまに射撃を続けて次の日の朝は起き上がれないほど疲弊していた。
でもまぁ、就任以来、北爆をするときズオンちゃんの手下のカーン将軍が耳元で「CIAの言うこと聞きます」とつぶやいてくれるようになったので次の傀儡は決り!結果オーライ! 終わり