ワイ「あ、あぁ~ッ!」ドピュドユドピューッ!←ストレスが出る音
教授「はい、今日の実験は終わり。お疲れ様でした」
ワイ「うう・・・あ、ありがとうございました・・・」
一年前、念願の大学に入学したのだが、『都会で若い学生を野放しにすると皆勉強しないのでは』という懸念の声があり、結果、教授ちゃんが定期的にワイに課題をダシダシしてくれるようになった。
しかし教授ちゃんはなんだかワイのことがキライみたいで、いつもいつも不愛想に実験課題ダシダシして、睡眠時間を奪われたワイは一限ブッチブッチなのだった。
ワイ「トホホ・・・教授ちゃん頭いいのに実験課題はいっぱいダシダシなんだから・・・あーあ、どうにかして教授ちゃんの課題ダシダシをやさしくて時間のかからないものにしてもらえないかな~、ん?」
深夜なのに教授ちゃんのラボから明かりが漏れている。
教授「よいしょ・・・よいしょ・・・」
ワイ(きょ、教授ちゃんが自分のラボでレポート相手に課題を考えている!?)
教授「ふぅ・・・こんなものですかね・・・もっと勉強してもらえるように頑張らないと・・・」
ワイ「教授ちゃーん!!」ガチャー
教授「ひゃぁっ!?」
ワイ「教授ちゃーん!ごめんよーッ!教授ちゃんは毎日ワイのために課題ダシダシの練習をしてたのにワイはそんなこともしらずに・・・ッ!ハフッ!ハフッ!実験室の有機溶媒いい匂い!」
教授「ど、どさくさに紛れて試薬を無駄遣いしないでください!!」
ワイ「ご、ごめんね教授ちゃん・・・!」
教授「べ、別に課題ダシダシ考えるくらい普通です・・・。それが私の職務ですから・・・。それに、私は糖尿のせいで手足がしびれていて、あんまり講義ができないから」
ワイ「そ、そんなことないよ!教授ちゃんのその気持ちだけでワイは十分なんだよ!あっ、そ、そうだ!教授ちゃんおてて出して!」
教授「こ、こうですか?」
ワイ「そう!それじゃあ今から徹夜するからね!教授ちゃんの糖尿おててにエナジードリンクをドッピュするからね!ちゃんと受け止めてね!」
教授「え、えっ!?」
ワイ「ウオーッ!教授ゥ!糖尿おててにモンスターエナジー出すぞ!!」ドピュドプドピューッ!!
教授「ひゃあ!」ビシャーッ
ワイ「ぐっ、ふぅ・・・!す、すっごい(カフェイン)濃いの飲んだぁーー!!」オメメギンギン
教授「ほんとうです・・・でもなんで・・・?」
ワイ「それはね・・・教授の気持ちがワイに伝わったからからだよ!教授ちゃんの生徒を思いやらない気持ちがね!!!」
教授「私の思いやり・・・」
ワイ「そう!だから、課題の量なんて、二の次なんだよ!課題ダシダシは、無駄に量の多いのを出してコピペコピペさせるより、量は少なくても質の高い課題を出して生徒に頭を使わせるのが一番いいんだよ!!」
教授「質って・・・あの・・・もうちょっとだけ課題を考えるのに付き合ってもらってもいいですか??」
ワイ「もちろん!」
その後、ワイは一晩中教授ちゃんと課題を考えて次の日の朝は起き上がれないほど眠っていた。でもまぁ、その日以来、課題ダシダシが終わったあと実験助手がこっそり考察のヒントを教えてくれるようになったので結果オーライ!終わり